退院後の経過〜2週目

2024年12月某日
白血球を増やす注射の結果、見事に白血球数が増え、治療再開。
DVRdのフルコースを行ったが、今度は週末に熱を出すこともなく、早くも自分の体が適応してきたのか?
デキサメタゾンを服用すると、たいてい午前3時〜4時に目が覚める。そしてそのまま眠れないまま朝を迎えるというパターンになっている。でもこの薬を飲むと体がとても元気なので、寝不足でもそれを跳ね除けるエネルギーがある。

翌週、病院の口腔外科の予約が入っていた。今後、骨を強くするための注射(点滴)ゾメタを行うにあたり、歯の状態が大事とのことでそのチェックだった。歯に関しては、5年前に意を決して歯科矯正を行った。50歳になる直前にコンプレックスだった歯並びを良くしたかったのだ。見た目だけでなく、矯正をしたことにより歯をきちんとメンテナンスし続けることに意識が向いて、今でも3ヶ月に1度の定期検査を欠かしていない。なので、不意に抜き打ちのようにこういったチェックがあっても慌てないで済むのはよかった。あのとき矯正をしたのは5年後の自分のためだったのか、とさえ思ってしまう今日この頃。口腔外科の先生からはとてもよくメンテナンスできていると褒められて、満足気な自分がいた。
そして、その週に早速ゾメタを行った。これは点滴注射で、1回30分ほどかかった。30分もかけて自分の体に入っていくこの液体が、骨がもろくなるのを防ぎ、骨折を予防してくれる。多発性骨髄腫患者には必要な注射だ。
ゾメタについては、これも当日と翌日は特に問題なかったのだが、2日後、体がだるくなり、熱が37度台となった。土曜日だったので、久しぶりの友達に会って、初めて今の病気の報告をした。4時間ほど夢中になって話して家に帰ると、何やらどっと疲労感がやってきた。なんとなく足の骨もぎこちないというか、あまり力が入らない。翌日日曜日も熱は続いた。
ゾメタは今後も月に1度行うそうなので、次回も同じような症状が表れるか、なるべく外出の予定は入れないようにして様子を伺う必要がありそうだ。