男が感情移入できる美少女キャラがなんか増えた
最近(ここ10年ぐらい?)ほとんどアニメはまともに見られてないのだけれど「ぼっち・ざ・ろっく!」は見た。それで前に友達がむしろぼっちちゃんは自己投影の対象、と言ってるのを聞いて思ったのだが、エロスの対象としてではなく感情移入の対象としての女性キャラが増えたような気がする。要するに「バーチャル美少女受肉」の一形態だと思っている。『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』のもこっちというキャラクターが初なのかな。傾向はもっと昔から出ていた気も。オッサンにとっては「女性に感情移入するなんて恥ずかしい!」みたいな後ろめたさが未だにちょっとはあるのだが、10歳も20歳も年下の人間だと、多分逆に「男性の支配欲を劇中で出すなんて、なんてはしたない!」と考えるのだと思う。フェミニズムの教化がきつ過ぎたせいで、逆に男性向けコンテンツが後宮みたいなことになってきているということなのだろう。きららの女達などチンチクリンではないか、セーラー戦士や美神令子並のスタイルにせよ!…へっ、冗談だよ。
オッサンの俺がなんで異性に感情移入するのが恥ずかしいかってそりゃ男は女になれないし、なりたいと思っても仕方がないと思うからで、男女で脳の構造なんて絶対違うのにどうやって感情移入しろというのだろう…と進化心理学やらの話を小耳に挟むずっと前の中高生の頃から感じていた。変態なので少女漫画は結構好きだったけど、あくまでエロスの対象として「現実に近い女性キャラ」として少女漫画のキャラを楽しんでいた(アイツらの恋愛感情やその他の気持ちなんて男の俺には絶対理解できないと思う)。女性キャラのエロス、無くなったな…男性向け漫画アニメだと女性キャラは最初から「配下」、女性向け漫画アニメだと自分の気持ちの政治的代弁者。それもこれも社会に発展の余地が無くなって各々の”憧れ”を描きにくくなったからだ~、と愚痴りたくなる。いや別にシャロちゃんにガン萌えしておけばいいか。
もちろん、俺も「ぼっち・さ・ろっく!」は名作だと思っているのでアニメで早く続きが見たい。