「女を叩け!」――どの世代をだろう?

フェミニズムは詭弁と規制で少子化と消費の抑制を引き起こし、世の中を悪くした――こうした主張にそうそう間違いがあるようにも思えない。
しかし女叩きをするとき、我々反フェミニスト諸派は結構”友軍射撃”的なことをしてはいないだろうか。
たとえば氷河期世代の男性が全ての女性を叩いたとしたら、とてもフェミニズムの恩恵にあずかれたとは思えない自分のオカンまで叩いてしまっていることになる。
つまり言いたいのは、俺も頭の中で女叩きしっぱなしだし気持ちは分かるのだが、セグメンテーションはした方がいいのではないかということだ。少なくとも明らかにバブル世代以前の女性とバブル世代以後の女性には断絶がある。また、同じぐらい美人でも、夜職に行っていつまでも身を固めない女性と主婦パートタイマーの女性では全然素行が違うだろう。
フェミニズムが西側先進国社会を破壊した可能性は高くとも、太古の昔から全ての女性がガサツで頂き女子だったわけではないだろう。
やはり1980年代、経済的フロンティアの消滅を誤魔化す為に引き起こされたレーガノミクスとその後の日本のバブル経済が過剰なフェミニズム、過剰な自由恋愛、性の商品化のなんらかのトリガーとなっているのではないか?
何にせよあなたの母親があなたの父親に泣かされているのなら、たとえあなたが反フェミニストでも労わった方がよい。

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