最高のアニメ本が発売されます!
こんにちは!
嬉しいニュースです
スタジオジブリの撮影にスポットを当てた
非常に興味深い本が11月29日から発売されます
メインの奥井敦撮影監督
インタビュー枠の宮崎駿、富野由悠季、大友克洋
そして編集が野崎透氏!
野崎氏はこれまでも
「METHODS 押井守 演出ノート」
「MEMORY OF MEMORIES」
「ロマンアルバムエクストラ 風立ちぬ」
などの名著を数多く担当されてます
奥井敦&野崎透の俺得本
これは期待大です!
野崎透のアニメーション観
以下、野崎氏のこれまでの編集方針や文献から
今回発売される「スタジオジブリの撮影術」が
どのような位置付けなのか見ていきます
1990年代
この分を参考に次の記事を書きました
(野崎氏の文を実践的に解説していますが、更に内容を深めるには知識が不十分でしたので、いずれ改訂しますm(_ _)m)
30年近く前の文献ですが、この頃は「演出ノート」のインタビューも含めアニメーションの技術論を積極的に語ったりするなど、映像に対する期待感が見られます。
「MEMORIES」ではもう一歩踏み込んだ解説も。
全体として2次元のアニメーションにおける立体表現に注目される傾向があります。
90年代半ばから、
デジタル技術がアニメ映画に用いられ始めます。
GITSやMEMORIESが1995年に公開された後
1997年に宮崎駿監督作品で初めてデジタルを試みた
「もののけ姫」が公開されます。(短編ではOn your markが先)
この頃に野崎氏はジブリとの繋がりを持ち始めたと考えられます。
2000年代
野崎氏の中で変化があったのか、技術面を語ることに意味づけをしています。90年代のアグレッシブな感じがなく、あくまで作品理解の手掛かりとしています。本書には奥井敦撮影監督へのインタビューが載っています
また、美術手帖(2014/01)でも奥井敦撮影監督へのインタビューと高畑勲作品への言及を行っています。
相変わらずアニメの立体表現への意識が高いですが、ロマンアルバムエクストラで作品全体の解説を構成した際、「撮影技法の解説を他のジブリ作品でもやってみたい」と思われたのではないかと考えられます。
更に奥井敦撮影監督をメインに扱えば「AKIRA」「逆シャア」と言ったビッグコンテンツまで広がる訳で、これはやるしかない!といった感じでしょうか(妄想)
少なくとも、野崎透氏が編集するとなればマニアックな本であることは間違いないです。立体意識をメインとした他様々な技法の解説だけでなく、撮影台の取り扱いや進化についても言及していることを期待してます!!
楽しみーー😊