見出し画像

12/14(土)~12/19(木)活動日誌


12/14(土)南三陸町・渡辺啓さん研修

南三陸町内の山林にて、渡辺啓さんの研修。この日は1日のみの単発研修で、渡辺さんが施業している山林内を見学して回った。作業道についての講習というよりは、山の生態系が織りなす複雑怪奇な現象についてや、施業時の心得や裏話など、興味の尽きない話をたくさん聞くことができた。

林縁の植物を手当たり次第に切ってしまうと、より強い力で林内に侵入してくるという話がとても印象に残った。人間目線で「自然にとって良いこと」だと思ってやっていることが、自然界の秩序や仕組み、生態系のネットワークから見ると全く違う意味を持つことも多々あるのだろうと思う。

作業道研修の先生方がよく仰っている「自然を観察する」という言葉の中には、注意深く見ることで対象物の変化に気付くということ以外にも、自然をありのまま客観的に見ることで、自然界の秩序を発見する・理解するという意味合いも含まれているのだろうと感じた。

軽い登山のよう…
ボサで水を止めている
道挟んでお隣には皆伐現場

12/15(日)仮住まい掃除・鍵返却など

前の仮住まいの掃除・ゴミ回収・鍵の返却など。

12/16(月)備品交換見積り・行政話し合い

新居の設備関係の交換見積と、行政の方々との話し合い。

12/17(火)原田勤さん伐倒造材研修①

一関市内の山林内にて、原田勤さんの伐倒造材研修。今回は3日間連続での研修。各々での選木作業を終えてから、1名ずつ順番に伐倒。原田先生は話す速度も作業も解説のスピードも爆速!メモが追い付かず断念。
ツルの重要性を改めてインプット。チェーンソーで木を伐るだけなら誰でもできる。風向き・重心・枝ぶりなどをとにかくよく見て、シュミレーションをすること。大切なのは木の見極めであるということを痛感する。

順番に伐倒 
玉切り時、丸太にどうテンションがかかるか

12/18(水)原田勤さん伐倒造材研修➁

原田勤さん伐倒造材研修2日目。1名ずつ交代での伐倒作業の合間に、かかり木などの危険事例への対処方法なども学ぶ。原田先生のロープワークのバリエーションの豊富さに感心。未だに全然ロープワークができない自分を不安に感じてしまう。

やっかいなかかり木への対処方法
ロープワーク技術がすごい

12/19(木)原田勤さん伐倒造材研修③

お昼すぎ頃まで伐倒研修、その後は林内作業車での集材作業へ。林内作業車に関しては、講習のみで現場で使ったことがないので、復習のようなイメージで作業を見学。知人が林内作業車を山から転落させたことがあるので、若干の恐怖感は拭えず。

林内作業車を暴れ馬のように操る原田先生、すさまじい迫力。自伐協アテンドの女性とハラハラしながら見守る。3日間の研修、怪我も事故もなく無事に終了。原田先生の人柄のお陰もあり、とても和やかで暖かい空気の流れる研修時間だった。ご指導ありがとうございました。今後も実践あるのみ。

やまびこ林内作業車
トビを上手く使って木をコントロール

追記  この木なんの木?

見覚えのある樹皮だけど、名前はわからず。

ハリギリ?どこかで見たような記憶が…

いいなと思ったら応援しよう!