アルムナイ
人的資本経営?これからは「アルムナイ・ネットワークHRアセット経営」の時代!
昔から「企業は人なり」と言われ続けていながら、いまさら人的資本経営とは。。。。
これからは、企業の社員の流動化が加速度的に拡大するに従って、企業が資源投入して育成したその人的資本が加速度的に流出することも理解した上での人的資本経営を誰も考えていない。
確実に流出する人的資本は、それを活用できる仕組み・ネットワーク作りが不可欠であり、これから企業経営が取り組むべき課題は、人的資本=HR資産の”利用・活用”なのである。
若い人達は、企業が言わなくても自律的に様々なキャリアを経験してHR資産を積み上げていくのだから、極論だが機会だけ与えておいてあとは放っておけばいい。
経営が考えるべきことは、そうした多様で柔軟性があり自律的なHRアセットを如何に集めて利用して企業の成長に結びつけていくかである。
その為には、企業を退職した人々=”アルムナイ”のネットワークを
構築し、そのネットワークが持つHR資産を活用できる仕組みを作り上げることだ。
定年退職者を含めて企業を退職していった人々の人的資本=HR資産を、企業は全く生かすことができていないではない。
私の出身企業では、中途退職した人は裏切り者扱いで、他社で経験して戻ってきても中途採用などあり得なかった。
私は当時から、そういう人こそ取り込むべきだと考えていた。
今、越境学習が必要と盛んに言われていることはそれに近い。
会社の外で培った資産を柔軟に使える経営が今求められていると思う。