アニガサキ #11「みんなの夢、私の夢」#12「花ひらく想い」 感想 後編
こんにちは、むっちゃんです。
悩みを乗り越えて歩夢の大好きが咲きました。
上原歩夢、やっぱり好きなんだ……!
私の知らない侑ちゃん
メンバーのみんなに囲まれる侑ちゃんは、歩夢が今まで見たことない姿だったんでしょうかね……?
気を紛らわすための買い出しにせつ菜がついてきた時のこの表情、未だに真意を図りかねます。 はじめて見た時は、歩夢とせつ菜の仲は修復不可能なんじゃないかと怖かったです。(メタ的にありえないですけどね)
スクフェスの準備の話をするせつ菜はとにかくキラキラ輝いていて、私でも少し眩しいと感じてしまうくらいです。 ましてや今の歩夢にとっては直視できるものではなかったのかもしれません。 そして、あの日の話へ。 歩夢は、侑がピアノを弾いてることをここで初めて知ることになります。
新しい好きを見つけるって素敵ですよね!
優木せつ菜〜〜〜🤦♂️🤦♂️🤦♂️ 新しい好きに戸惑い拒絶しかけてる歩夢にとって地雷すぎるんだ……
この作画ほんとすごい。
侑の部屋に置かれた見慣れないキーボードを目の当たりにして、歩夢は「せつ菜ちゃんの方が大事なの?」と激昂しますが、侑は「違うよ」と即答。
ここで即答するのが対応としては完璧なんですけど、単に侑にとって的外れな問いだったのかなとも思えてきて辛かったです。
ガチ。ガチのガチのガチ。
この辺りの描写すごくゾクゾクしちゃいました。
私、侑ちゃんだけのスクールアイドルでいたい。だから、私だけの侑ちゃんでいて。
ここで、一話で歩夢が「私の夢を一緒に見てくれる?」と言ってたのを思い出しました。 一話で歩夢が自分からスクールアイドルになる決意をするところが私は好きなもんで。 なので、侑が次第にみんなの夢って言うようになって、そこにズレが生じる展開にはなってほしくないと思ってました。
でもこの後の話を見ていくと分かるんですけど、歩夢だって、侑だけでなくみんなに見てもらいたいって思ってるんですよね。 侑と歩夢のズレどころか、歩夢自身もスタート地点からズレていってるとわかった時、私が好きな歩夢はやっぱりここにいたんだなと嬉しくなったと同時に、このアニメの話のうまさに脱帽しました。
夢と惑い
次の日、せつ菜と共に打ち合わせに臨むも、心ここに在らずの侑。 その胸中や如何に……
このチャンスに、他のスクールアイドルのファンにも、歩夢ちゃんの良さをアピールできるものにしたいんです!
今は少し夢への道を見失ってしまってる歩夢ですが、今日子ちゃんに大好きの炎を灯したのは間違いなく歩夢なんですよね。 せつ菜が歩夢に対してそうしたように。
今日子ちゃん達の言葉で歩夢は、スクールアイドルを通じて世界が広がっていく楽しさを改めて感じます。 純粋にスクールアイドルを楽しむ歩夢の存在が窺えるシーンです。
歩夢を見つけ、いてもたってもいられなくなり駆け寄る侑。 昨日伝えられなかったこと、夢ができたことを歩夢に伝えようとします。 歩夢が侑に対してそうだったように、侑もまた、自分の夢を歩夢に見てもらいたかったんでしょうね。 しかし、悩める歩夢はそんな侑の願いを無情にも踏みにじってしまいます。
侑ちゃんが一緒じゃなきゃ、私一歩も前に進めないよ……
ありえない! あの歩夢が侑の夢を拒絶するなんて…… ありえないけど、そこへ至る過程がニクいほど丁寧に描写されてましたね。 このシーンは本当にショッキングでした。 侑のことを考えると辛すぎますし、歩夢にとっても下手したら一生モノの傷になりかねないので……。 そうならなくて本当によかった。
大好き、再出発
本当は私も離れていってる気がするの。
歩夢の様子を見かねたせつ菜に、最初は侑一人に見てほしくてスクールアイドルを始めたと語る歩夢。 でも、侑が「私の夢」だけでなくみんなの夢を追いかけるように、歩夢もまた、侑だけではなくみんなに見てほしいと思うようになったんですよね。 歩夢は、そんな新しく芽生えた大好きを前に「侑ちゃんから離れていってる」と感じ、次第に恐れるようになりました。
でも、結局やめられないんですよね。 始まったのなら、貫くのみです!
この台詞の"これしか言えない"感が好きです。
たぶん、歩夢の「新しい大好きを恐れる」という悩みって、せつ菜の引き出しに存在し得ないものなんですよ。 でも、大好きが尊いもので、いくら蓋をしても燻り続けるものだということはせつ菜が身をもって知ってる。 だから、せつ菜が歩夢にかけられる言葉ってこれ以外にないし、これが最適解なんですよね。
この言葉には、せつ菜の大好きへの想いが詰まっています。 だからこそ歩夢の心に再び炎を灯すことができました。
止めちゃいけない……我慢しちゃいけない……!
一話でも言ってましたね。 この言葉こそ歩夢の中で形作られた大好きの形なんだと思います。
変わらぬ想い
自分の中の大好きをようやく受け入れることができた歩夢を待っていたかのようなフラワーロードのステージ。
侑が手渡した花はローダンセ。 ローダンセの花言葉は「変わらぬ想い」
それだけは変わらないってこと。
この先どれだけ夢を追いかけても、歩夢への想いだけは変わらないってことを伝えたかったようです。 歩夢に渡した"変わらぬ想い"を指して"それ"って言うの、オサレだなぁ……。
ついさっきあんなことがあったばかりなのに、歩夢のステージを手伝いながら変わらぬ想いを伝えようと決めた侑ちゃんがイケメンすぎるし、感情が強いわ!!!
もしかしたら、歩夢がせつ菜に救われた裏で、侑もまた今日子ちゃん達に救われたのかもしれません。 大好きを伝染したり受け取ったりの応酬ですね☺️
けっこういい音する歩夢タックル笑
そうなんだ。 私は、みんなのために歌うよ。
今度こそ侑の夢を受け止め、自らもまた夢に向かって進むと宣言した歩夢。
それぞれの道への別れと、変わらず傍に居続ける想い。
今までありがとう。
これからも、よろしくね。
次回予告
全員「次回 スクールアイドルフェスティバル」
ついにスクールアイドルフェスティバルです。
みんなの理想が詰まった集大成の話です。