UIビジュアル基礎 | 音声SNSアプリをデザインし見た目の基礎を特訓🔥
こんにちは!
BONOの動画コンテンツである「UIビジュアル基礎」でいくつかのパートで見た目の基礎を学び、最後のお題として音声SNSアプリのUIデザインを制作しました。
音声SNS UIの主要7画面を順番につくりサービスを完成させるものです。
今回は制作する過程で学んだことを振り返っていきたいと思います!
制作の目的
UIデザインは”感覚”ではなく、デバイスに応じたガイドラインやユーザーの使い慣れた習慣を理解し、"理論的"にデザインを制作する必要があるということ。そのため、UIデザインのビジュアルのお作法の基礎を一通り学ぶことを今回の制作の目的としています。
完成形はこちら
Figmaデータはこちらからアクセスできます。
ターゲット
今回の目的は「基本UIの型を身につける」ことなのでターゲット選定や要件定義にはあまり時間をかけておりません。ただ制作においてターゲット像がないとサービスの方向性も決めにくいかと思い、、おおまかな像を定めて進めました。
上記ターゲットは完全に自分自身です。
平日の仕事のときはある程度見るメディアが決まっていて情報収集をしていますが、仕事以外に自分の趣味や勉学について深堀りできるような、休日に気ままに聴くような音声SNSを制作することにしました。
簡易的なデザインシステムを作成
テキスト・配色・アイコン・ボタンやボトムナビ、テキストフィールドをFigmaでコンポーネント化し簡易的なデザインシステムを作成しました。テキストフィールドはデフォルトやエラー、必須など複数の属性ラベルを持つ場合はVariants機能を利用し、必要に応じて使い分けられるように設定しました。
「新規登録」UIをデザイン
ではここからデザインに入っていきます。最初に取り組んだのはログイン画面の作成。参考にしたのはVoicyやStand.fmなどです。
BeforeはVoicyの画面をトレースして作成していましたが、結果的にこのデザインだとカラーがたくさん使われているので、「メールアドレスで登録」の主要カラーの意味が失われています。またユーザーにとって「メールアドレスで登録」することは面倒なのでここに主要カラーを塗りつぶして目立たせる必要性はないと判断しました。
また配置については、ユーザーにとってはSNSのログインの方が簡単なので、先にSNSログインを持ってきて、その後にメールアドレスの登録ボタンを配置しました。
また新規登録画面とログインは役割が違うので、ログインする場合は新規登録と別のコンテンツであることが分かるよう余白を多めに取りました。
VoicyやStand.fmの体験を参考に、メールアドレスの登録が完了した後は興味のあるトピックを選んだ後に関連のあるおすすめユーザーが表示される体験にしました。
新規登録画面で学んだポイントは以下です。
「フィード」UIをデザイン
続けてフィード画面。Voicy, Stand.fm, Radiotalk, Amazon MusicのPodcastなどを参考に最初はパターン出しをして制作を進めました。
ここではMaterial design ガイドライン「階層」を参考に配色や影の付け方を何度も考え直しました。パターン出しの際は正直そこまで考えておらず作成してしまっており、カードUI全てに影を付けています…。
フィード画面でで学んだことは下記です。
また今回、音声一覧のUIでカードUIとリストUIをどちらも検討していたのですが、カードUIで作成することにしました。
理由は、今回のサービスではターゲットを自分の趣味や興味のあることを深堀りしたい人としており、ユーザーが聞きたいテーマをタグとして選択したものを一覧で見れるようにしています。そのため、カードUIのほうがユーザーが個々の投稿に目を向けやすくタイトルを読みやすいため、カードUIを採用しました。
ただ制作し終わってみて、当初参考にしていたVoicyがカードUIからリストUIにデザインを変更していたり、SNSでは投稿全体をザーッと流し読みしやすい体験が重要なことからリストUIを取り入れる場合が多いことを学びました。現場に入った際はこういったことを事前にディスカッションしながら、なぜこのUIを採用するべきかを理由づけて提案できるようになりたいです。
「詳細」UIをデザイン
続けてフィード画面にて再生ボタンを押した際に遷移する詳細画面。
詳細画面は作成するのに一番苦労しました。
理由は情報の優先度を定められておらず、何を上から順に配置していくべきか整理できていないままパターン出しに入ってしまったからだと思います。
改めて他のサービスを研究しつつ、このサービス内での情報の優先度を整理しました。
デザインが決まってからは配色とアクションの細い微調整を行っていきました。
詳細画面で学んだことは下記です。
「通知」UIをデザイン
続けて通知UIを作成。
stand.fm / Facebook / Twitter / Radiotalk / メルカリの通知UIを参考にまずはトレースをしながら、通知UIに必要なことは何かを模索しながら作成を進めました。
トレースをする中で通知UIに必要な要素として以下を上げました。
上記を整理した上で改めて通知画面を作成しました。
Beforeでは上下の余白を取っていないため、瞬時に情報の中身を判断することが難しいですね…
またお知らせの情報量は3行を最大幅とし、2桁で収まる場合でも余白が変わらないよう可変可能なマスターコンポーネントを作成しました。
制作を通して
今回はデザイン一つ一つになぜこのUIを採用するのか、サービスとしてどのUIが最適なのかという観点から制作することを意識しました。
他のサービスをただトレースするだけではなくサービスのコンセプトに合わせて試行錯誤しながら進められたのは大変貴重な学びでした!