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インスタ集客〜フォロワー増やすためにアカウントの方向性を見直す〜

 SNSを始めて、私ももう少しで3ヶ月目を迎えそうだ。しかし、時々不安に思うことがある。このまま続けて収益につながるのだろうか。自分が投稿している方向性はこれで良いのか、と。私みたいに、自分のアカウントの方針に疑問を抱いている人は少なくないのではないか。今回は、今からでも遅くない、アカウントの見直し方についてまとめていく。
 SNSを活用する上で重要なポイントの一つは、まず「なぜSNSを使うのか」を明確にすることである。この問いに対する答えが、アカウントの方向性やコンテンツ戦略、さらにはファンを生み出す運用方法の基盤となる。多くの人々が、特別なスキルや権威、影響力があれば簡単にフォロワーを増やせると思ってSNSを使い始める。しかし、「何者でもない」私たちがSNSの戦国時代を勝ち抜くためには、しっかりとした目的と戦略を持つ必要がある。
 そのまず第一歩として、SNSを使う目的を明確にしなければならない。「インスタグラム運用の方向性が決まらない」「発信するジャンルが定まらない」「エンゲージメントがなかなか上がらない」などの問題は、すべてこの根本的な問いに対する答えが欠けているために発生する。ここで紹介する「ECOM」というフレームワークを活用すれば、自分の目的を明確にし、それに基づいた戦略を立てることができる。

ECOMフレームワーク

 ECOMとは、以下の通りである。今回は、出口戦略コンテンツ戦略について具体的に説明する。


1.出口戦略 (Exit Strategy)

 SNSを活用する際、最終的なゴールを決めることが重要である。たとえば、駅でどの電車に乗ればいいか尋ねらた場合、相手の目的地(ゴール)がないとどの電車(コンテンツ)に乗ればいいのか教えることができない。ゴールは必つべ機である。
 インスタグラムを利用して店舗集客をしたい場合、集客のゴールが明確であれば、それに適したコンテンツを発信できる。逆に、ゴールが不明確なままでは、どのようなコンテンツを発信すればよいのかが分からず、結果的に効果的な集客ができない。
 では、ゴールを明確にするために、以下の質問を自分自身に投げかけてみてほしい。
・あなたはSNSで何がしたいですか?
・あなたがSNSを使う目的は?
・SNSで理想の形を手に入れたら何をしますか?
 
 これらの質問を考えたら、自分が本当に目指すべきゴールが浮かび上がってくる。この時、「3つのWHY」を使って自分に問いかけることで、さらにゴールを明確にすることができる。
 具体例として、SNSコンサルタントとして独立したいという目的を持つ人をあげる。その人が3つのWHYを以下のように自身に問いかけるとゴールが明確になってくる。

<3つのWHY>どうして、どうして、どうして?と自分に問おう!
 どうしてSNSで独立したいのか?
→教えるのが好きだから。現職では時間が無駄に感じるから

どうして教えるのが好きなのか?どうして現場で時間が無駄に感じるのか?
→店長という職柄だから。仕事に熱中できていないから。

店長という職柄についているの?どうして仕事に熱中できていないの?
→論理的に説明するスキルがあるから。好きなことをやっていないから。

 このように掘り下げていくことで、自分がSNSで何をしたいのかが明確になる。このSNSで独立したい人でいえば、以下の通りである。
・あなたはSNSで何がしたいですか?→店舗に集客したい。
・あなたがSNSを使う目的は?→影響力を持ちたい。
・SNSで理想の形を手に入れたら何をしますか?→退職して起業したい!
 店舗に集客したい!影響力を持ちたい!退職して起業したい!というゴールが決まったのである。じゃあどうやって?、ここで、ソーシャルアバターの設定が必要となってくるのだ。

 ▼ソーシャルアバターの設定▼ 

 SNSを活用して成功するためには、「ソーシャルアバター」の設定が不可欠である。ソーシャルアバターとは、SNS上での自分のキャラクターのことである。このキャラクターは、現実世界の自分とは異なる場合がある。たとえば、現実では控えめな性格であっても、SNS上ではよりポジティブで積極的なキャラクターを演じることで、フォロワーを引きつけることができる。

 ソーシャルアバターを設定する際には、3つのStepを考慮する必要がある。

STEP1.  自分がどうしたいのか。
 例えば、SNSコンサルタントとして独立したいというゴールを持つ場合、その目的に合ったキャラクターを設定する。
STEP2. どんなフォロワーが必要か。
 ターゲットとなるフォロワーを明確にし、その人たちが求める情報や価値を提供するキャラクターを作る。
STEP3. その人たちが寄ってくるキャラクターやコンテンツ。
 ターゲットに響くキャラクターやコンテンツを設定し、継続的に発信していく。

 例えば、SNSコンサルタントとして独立したい人がターゲットとしているのは、「SNSで何かを達成したいと考えている人たち」である。その人たちに向けて、SNSの戦略や知識を発信し、「教えるのが上手なキャラクター」としてブランディングすることで、フォロワーを引き寄せることができる。これでソーシャルアバターの出来あがりである。

2.コンテンツ戦略 (Contents Strategy)

 次に、ゴールに基づいたコンテンツ戦略を立てる必要がある。重要なのは、誰に向けて発信するのかを明確にし、その人たちが求める情報や価値を提供することである。ここで、心理的ペルソナを設定することが役立つ。

 心理的ペルソナとは、ターゲットとなるユーザーや顧客の心理的特徴を詳細に描写した架空の人物像である。これはマーケティングやコンテンツ作成において用いられ、単なる年齢や性別といったデモグラフィック情報だけではなく、ターゲットの感情、価値観、欲求、行動パターン、悩み、目標などを深く理解するために用いられる手法である。心理的ペルソナを構築する際には、以下のような要素を考慮することが重要である。

目標: ペルソナが達成したいと考えていること、彼らの願望や欲求である。
悩みや問題: 現在彼らが抱えている課題やストレス、そして解決を望んでいる問題である。
価値観: ペルソナが最も重視している信念や価値、これが意思決定に大きな影響を与える。
行動パターン: 彼らがどのような行動を取るか、日常的な習慣やライフスタイルに焦点を当てる。
感情的なトリガー: どのような言葉や状況に対して感動し、または不安を感じるかを明確にする。
情報収集の方法: 彼らがどのメディアを利用して情報を得ているか、信頼する情報源は何かを把握する。

 このように、心理的ペルソナを設定することにより、ターゲットが何に共感し、どのようなコンテンツやメッセージが心に響くのかを予測することが可能となる。これにより、より的確かつ効果的なコミュニケーションが可能となり、ユーザーのニーズに応じたコンテンツ作りが実現するのである。
 
 コンテンツは、個人的なメッセージをすることが大事。誰に言っているのかわからないような発信には誰にも響かない。一人に向けて書くことによって、メッセージを多くの人に伝えることができる。人間は記憶を改ざんする生き物なので、辛い体験やネガティブな物語はより強い共感へ修正される。

 ▼コンテンツの例▼

 ある日、私は日々のストレスでイライラしている自分に気がついたのである。そこで、朝10分早く起きて深呼吸をする習慣を始めたところ、驚くほど心が落ち着き、一日がスムーズに過ごせるようになった。最初は「たった10分で何か変わるのだろうか」と半信半疑であったが、実際にやってみると、朝の時間に余裕ができ、心にも余裕が生まれた。もし、あなたも朝が慌ただしいと感じているのなら、この方法を試してみてほしい。

 ▼ペルソナの心理の解説▼

 この例では、ターゲットとなるフォロワー(ペルソナ)が日常的に抱える「ストレス」や「時間の不足」といった悩みを反映している。また、フォロワーは
、ストレスでイライラしているこの人の話を過剰の捉え、強い共感へ修正する。「朝10分」という具体的かつ実行しやすい解決策を提示することで、フォロワーは「自分にもできそうだ」と共感を覚えるのである。さらに、投稿者自身の体験談を共有することで、フォロワーは「自分も同じように変われるかもしれない」と感じ、行動に移しやすくなる仕組みなのである。

まとめ

 SNSのアカウントの方向性を決めるのは、まず「なぜSNSを使うのか」という問いに対する明確な答えが必要である。それに基づいて、出口戦略、コンテンツ戦略、オフライン戦略、マネタイズ戦略を組み立てていく。さらに、ソーシャルアバターの設定によって、フォロワーに響くキャラクターを作り上げることができれば、成功への道は開かれていく。

▼私はこの動画をみて学んでいます▼

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