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インスタ集客〜ファンフォロワー増やす発信方法〜

 前回の投稿で情報の本質は問題解決ということをまとめた。しかし、そもそもユーザーが問題解決に向けて行動を起こしてくれなければ、ユーザーが問題解決をすることはない。ユーザーが問題解決に向けて行動を起こすためには、「明るい未来の提示」「Step by Stepでの発信」「明確な指示」が必要だ。今回は、この3つについてまとめていく。


1. 明るい未来の提示

 ユーザーに行動を起こさせるためには、まず彼らにポジティブな未来像を見せる必要がある。これは、ただ情報を提供するだけでは不十分であり、ユーザーがその情報を元に具体的な行動を取ることで、最終的な解決に至るというストーリーを描くことである。たとえば、ダイエットを考えている人に対して「この方法を試せば10kg痩せることができ、より自信に満ちた生活が送れる」と未来を具体的に描写することが重要だ。

◾️ワクワクするコンテンツ(ポジティブな提示)の重要性

行動を起こすための提示法には二つある
 ポジティブな提示: 「〇〇すれば〜になるよ」というように、成功した時の明るい未来を強調する。
 ネガティブな提示: 「〇〇しないと〜になるよ」というように、行動しなければどうなるかを警告する。

 これにより、ユーザーは問題を解決しようとするモチベーションを高めることができる。例えば、「これをやれば体重が減り、好きな服が着られるようになる」といったポジティブな未来像を提示することで、行動を促すことができる。同時に、「この方法を試さないと、これまで通り体重が減らず、ますますストレスが溜まる可能性がある」とネガティブな要素を加えることで、リスク回避の意識も引き出せる。

では、なぜ明るい未来を提示する必要があるのか。それは、ユーザーに次のような効果をもたらすからだ。
 • 時間を忘れさせるほどの没入感を提供できる。
 • 他者に広めたくなるほど魅力的でシェアされやすい。
 •自発的な行動を促すきっかけを生み出す。

 明るい未来を提示する際には、ユーザーがワクワクするような内容にすることが肝心だ。楽しいものは時間を費やしやすいし、広がりやすい。さらに、ユーザーが楽しんでいる時には、自発的に行動を促しやすくなる。これにより、発信内容がより多くの人に広まりやすくなる。

◾️Story Telling

 明るい未来の話をするときは、ネガティブ、ボジティブ、解決策の状態で話すとよい。

明るい未来を伝える話の流れのイメージ

また、K(感情)S(思考)K(会話)K(行動)を混ぜるとより、ユーザーの感情を揺さぶることができる。

KSKK

 たとえば、「中学生の頃、私は勉強が苦手で学年300人中280位だった。」
というよりも、
 「中学生の頃、私は勉強が苦手で学年300人中280位だった。親には、”誰の子に似たのかしら”と、仲が良かった友達にも”さすがにもっと勉強しなよ”と言われ、かなり悲しかったし、傷ついた。」
 この話の方が情景をイメージしやすい。KSKK全て入れなくてもOK。感情と会話を入れることがポイントである。

 このネガティブの話をした後に、ポジティブな話を入れる。
「でも、今は国立大学に合格できて、親にも周りの友達も”すごいなお前!リアルドラゴン桜やん!”と言われ、中学生の頃の思い出なんてどうでも良くなるほど楽しい毎日を送っている。」

 その後、ネガティブな話を聞いた後にポジティブの話を聞くと、「え!どうしてそうなったの?」と気になるはずだ。そこで解決策の話を持ってくるのだ。
解決策の話はこの後の「Step by Stepでの発信」「明確な指示」を参考にしてほしい。

2. Step by Step での発信

 ユーザーが具体的に何をすれば問題が解決するかを、段階的に説明することが重要である。多くのユーザーは、どこから手をつければ良いのかわからないため、行動を起こすことができない。そこで、具体的な手順を提示し、ユーザーがその通りに実行できるような仕組みを作る。

◾️段階的に説明するための準備の仕方
 ① ブレインストーミング
 解決までの手順をすべて洗い出す。この段階では順番がバラバラでもOK。
 ②アウトライン作成
 洗い出した手順を整理し、問題解決までの道筋を明確にする。
 ③ハードルの特定
 各ステップでユーザーが直面するであろう障害やハードルを考える。
 ④ハードルに対処したアウトライン作成
 ユーザーが行動しやすいように、障害を解決するための追加のアドバイスを含める。

具体的なステップの示し方としては、まず、ユーザーが達成すべき目標に向けて、解決策を段階的に提示することが重要だ。たとえば、英語のフレーズを増やす人には、以下のようなステップを示すことが考えられる。

▼英語のフレーズを増やす3ステップ▼
①日常会話で使われるフレーズを単語帳やアプリを使って覚える。
 ※この時、覚えているかどうかを確かめるために、家族や友人に問題を出してもらうとよい。
②短い英語の動画やポッドキャストを毎日5分聴く。
 ※聞きながら小さくシャドーウィングすることで、発音の仕方も身につけることができる。
③学んだフレーズを英語の日記を書くときに使う。また、家族や友人との会話でも使う。

 このように、達成までのプロセスを細かく分け、ユーザーにとって取り組みやすい形にすることが重要である。さらに、ユーザーが直面する可能性のあるハードルにも事前に対応策を用意しておくことが大切だ。たとえば、リスニングが苦手なユーザーに対しては、「最初は聞き取れない部分が多くても、繰り返し聴くことで少しずつ上達する」といったアドバイスを加えることで、彼らの不安を軽減できる。

3. 明確な指示

 明確な指示を与えることは、ユーザーを問題解決に導くために欠かせない。あいまいな指示や不確かなアドバイスでは、ユーザーは行動を起こしにくい。発信者は、自信を持って強い主張をすることで、ユーザーに行動の確信を与え、実際に動いてもらうことができる。

◾️強い主張を行う

 「こうすればうまくいく」と断言すること。これは、コアなファンを惹きつけるためにも重要である。それで自分と共感してくれるファンを残すのだ。例えば、「こうしたらあなたはモテると思いますよ。」と言われても、行動は移さない。発信者の投稿が良くても、確信が持てないと行動は移さないのである。明確な主張は、合わない人を弾き、共感する人を惹きつける。コアなファンを集めるための磁石のようなものである。
あってる間違っている関係なく、発信者の意見として言い切ることが大切。

◾️ 解決策までの具体的な行動のステップを示す

「この方法を実行すれば結果が出る」と明示することで、ユーザーが迷わず行動できる。 さらに、解決までの過程を詳細に説明することで、ユーザーがどのステップで何をすべきかがより明確になり、彼らの行動が具体的かつ効果的になる。

◾️行動の解像度を上げる 

「まずはアウトラインを作成し、次に詳細を詰め、最後に実行に移る」といったように、ユーザーが実際にどのように動けばよいのかを詳細に示す。「いつ、どこで、何を、どのように」という要素を細かく説明することが重要である。たとえば、「おしぼりたくさん作っておいて」だけだと、「たくさん」という意味が定量化されておらず、人によっては、10本、100本と認識のずれが生じてしまう。「おしぼりをいつもより50本多く、18時までに作っておいてね。」と具体的な指示を出すことで、ユーザーはすぐに行動に移せる。


まとめ

 ユーザーに行動を起こさせ、実際に問題解決へと導くためには、以下の3つの要素が重要である。

1.明るい未来の提示: ユーザーが達成したい未来を具体的に描き、ポジティブなイメージを提供する。
2.Step by Step での発信: 問題解決までのプロセスを段階的に示し、ユーザーが迷わず進めるように道筋を明確にする。
3.明確な指示: 曖昧さを排除し、具体的なステップを明確に示すことで、ユーザーが自信を持って行動できるようにする。

 これらのポイントを意識しながら情報発信を行うことで、ユーザーは発信内容をただ受け取るだけでなく、実際に行動に移し、その結果として問題を解決できるようになる。情報発信者として、ユーザーの問題を解決するための具体的な手助けを提供することが、信頼性の向上やファンの獲得に直結する。


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