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インスタ集客〜稼ぐための分析力〜

 投稿に精一杯で分析が疎かになっていないだろうか。私は投稿に夢中で全くインサイトというものを見てこなかった。しかし、投稿したままで、フォロワー数が増えない、フォロワーが増えてもそれが質の高いフォロワーでなければ意味がない。
 今回は、インスタグラム集客のための分析力における4つの重要なポイントについて詳しくまとめる。現代のSNSマーケティングにおいて、単に投稿をするだけではなく、データに基づいた分析を行い、効率的に集客につなげることが求められる。ここでは、そのための具体的な手法と分析のコツについて述べていく。

インスタグラム分析の4つのポイント

▼この記事を最後まで読んだ人はこうなる▼
 ・SNS運用で必要な問題分析スキルが身につく。
 ・インサイトで把握するべき項目を理解できる。
 ・エンゲージメントを高めるスキルが身につく。


1.エンゲージメントの重要性


エンゲージメントの需要性

 多くの人は、フォロワー数が多ければそれだけで成功していると考えがちだが、実際にはそうではない。フォロワー数は単なる数字に過ぎず、実際にビジネスに貢献するのはエンゲージメントである。エンゲージメントとは、投稿に対する「いいね」や「コメント」、シェア、保存などのユーザーのリアクションを指す。このリアクションが多ければ多いほど、アカウントは実際にユーザーに対して影響力を持っていると言える。
 
▼具体的にエンゲージメントとは▼
• 投稿に対するエンゲージメント:いいね、コメント、シェア、保存など。
• ストーリーのエンゲージメント:インプレッション(表示回数)、返信数など。

 たとえば、フォロワーが10,000人いるアカウントが、毎回100〜200程度のリアクションしか得られない場合、それはフォロワーが実際にはコンテンツに興味を持っていない可能性がある。逆に、フォロワーが1,000人しかいなくても、毎回200〜300のリアクションがある場合、そのアカウントは非常にエンゲージメントが高く、ビジネスに結びつく可能性が高いと評価できる。
 フォロワー数に対して、理想的なエンゲージメント率は10%程度と言われている。つまり、1,000人のフォロワーがいれば、毎回100人程度がリアクションを示すのが理想である。このように、フォロワー数よりもエンゲージメントを重視することが、効果的な集客を行うための基本である。


2.ターゲットの分析

 エンゲージメントを高めるためには、単に数字を見るだけではなく、その数字をもとに戦略的な改善を行う必要がある。ここでは、エンゲージメントの数値からどのように改善策を考えるかについて述べる。

◾️男女比の分析 

 ビジネスにとって、ターゲットとなる層が明確であれば、フォロワーの男女比を確認することが重要である。例えば、女性向けの商品を販売している場合、フォロワーの大多数が男性であると、投稿が効果的でない可能性がある。男女比を見て、自分のターゲットに合ったコンテンツを提供できているかどうかを確認する。

◾️アンフォロー数の確認

 フォロワー数が増え続けていても、同時にアンフォローが増えている場合は何らかの問題がある。投稿の内容や頻度がフォロワーの期待に応えられていないか、ターゲット層に合っていない可能性がある。アンフォロー数を定期的にチェックし、その要因を探ることで、投稿内容や運用方法の改善点を見つけることができる。

◾️年齢層の確認

 ターゲットとする年齢層が実際に集まっているかも、重要な分析ポイントである。例えば、20代女性向けの商品を扱っているのに、フォロワーの多くが40代男性であれば、投稿内容やアカウントの運用方法に問題がある可能性が高い。年齢層のデータを基に、よりターゲットに響くコンテンツを作成することが求められる。
 
 このように、エンゲージメントのデータを詳細に分析し、ターゲットに合った投稿や戦略を立てることで、より効果的な集客が可能となる。


3.投稿の質の分析

 PDCAサイクル(Plan → Do → Check → Act)を取り入れることにより、投稿の改善を継続的に行い、成果を最大化することができる。特に、インスタグラムのようなビジュアル重視のSNSでは、試行錯誤を繰り返しながら最適な投稿を見つけていくことが重要だ。

◾️ストーリー投稿の改善

 ストーリーは24時間で消える一時的な投稿であり、フォロワーとのインタラクションを促す絶好の機会である。
 例えば、最初は静止画を投稿していたが、動画に切り替えた途端にリアクションが増えるというケースもある。動画は、動きや音声を通じてフォロワーにより強い印象を与えることができるため、リアクションが向上しやすい。また、投稿者自身がコンテンツに登場することで、フォロワーとの距離感が縮まり、エンゲージメントが向上することが多い。単に風景や物だけを投稿するのではなく、自分の写真や動画を組み合わせることで、人間味を感じさせ、より親しみやすい印象を与えることができる。これにより、フォロワーは感情的に共感しやすくなり、エンゲージメントも自然と高まる。
 PDCAサイクルを用いることで、継続的な改善が可能になり、集客力が向上する。たとえば、動画を多用する、自己表現を含めるなど、小さな改善を積み重ねていくことで、大きな成果につながる。

4.投稿時間の分析

 エンゲージメントを最大化するためには、フォロワーがアクティブな時間帯に投稿することが重要だ。インスタグラムのインサイト機能を使えば、フォロワーがもっともアクティブな時間帯を把握することができる。そのデータを基に、効果的なタイミングで投稿を行うことで、より多くのリアクションを得ることができる。

◾️朝の通勤時間帯

 多くの人は、朝起きてから通勤の合間にスマホを使ってSNSをチェックする。したがって、この時間帯に投稿することで、多くのフォロワーに見てもらいやすくなる。

◾️昼休みの時間帯

 お昼休みは、多くの人がリラックスしてSNSを見ている時間帯である。特に仕事中に溜まったストレスを発散するため、エンタメ性のある投稿や、ポジティブなメッセージを含んだ投稿が効果的である。

◾️夜のリラックスタイム

 仕事が終わってリラックスしている夜の時間帯も、エンゲージメントが高まる時間帯である。この時間帯は、フォロワーがゆっくりとSNSをチェックし、投稿に対してコメントやシェアを行いやすい。

 時間帯を戦略的に活用することで、投稿の見られる確率が高まり、エンゲージメントも向上する。インサイトデータを利用し、どの時間帯がフォロワーにとって最も効果的かを分析し、その結果を投稿のタイミングに反映させることが重要である。

まとめ

 インスタグラムを使った集客において、フォロワー数に依存するのではなく、エンゲージメントに焦点を当て、データに基づいた改善を行うことが成功の鍵である。
▼インスタグラムの分析力▼
 1. エンゲージメントの重視

  フォロワー数よりもエンゲージメントに焦点を当てる。
 2. ターゲットの分析
  性別、年齢層、アンフォロー数などを分析し、投稿の内容やターゲットを調整する。
 3. 投稿の質の分析
  投稿やストーリーを試行錯誤し、リアクションを見ながら改善していく。
 4. 投稿時間の分析
  フォロワーが最もアクティブな時間帯に投稿することで、エンゲージメントを向上させる。

 これらの分析力を高めるためのポイントを活用すれば、単なるフォロワー数の増加だけではなく、ビジネスに直結するエンゲージメントの向上が期待できる。SNS運用は、データ分析と改善の繰り返しが成功のカギであり、適切な戦略を取ることで、競争の激しいインスタグラム集客においても一歩先んじることができる。ビジネスにおいては、常に結果を振り返り、次の一手を考えながら運用していく姿勢が求められる。

▼私はこれらの動画を見て学んでいます▼


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