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「ピローマン The Pillowman」を観てきました
作:マーティン・マクドナー
翻訳・演出:小川絵梨子
出演:成河、木村 了、斉藤直樹、松田慎也、大滝 寛、那須佐代子 ほか
劇場:新国立劇場 小劇場
観劇日:2024年10月26日(土曜) 18:00~
イギリスの劇作家、マーティン・マクドナーの作品。
翻訳・演出は、この作品を過去にも手掛けている小川絵梨子さん。
あらすじを説明するのは面倒なので避けますが、素晴らしい脚本。
緻密で深くて、痛くて、されど、おかしさもあって。
初めてポール・オースターを読んで、新しい世界を体験したときと同じような感動がありました。
僕は日頃から翻訳劇を面白く見せるのは、すごく難しいと思っているのですが、翻訳劇であることを意識させず、無国籍の物語として、心に響きました。
小川さんの演出、本当にすごい! 圧巻です。
主演の成河さんは、その卓越した演技力を惜しみなく披露し、共演陣もいかんなく個性を発揮していました。
個人的には、斉藤直樹さんが好き過ぎました。声、演技だけでなく、身体の動かし方がきれいだなぁと思ったのですが、ダンサーでもあるんですね。
思わず、立ち上がって拍手してしまいましたが、スタンディングオーベーションが少なかったなぁ。なぜ?
ここ数年観た演劇の中ではトップクラス。翻訳劇では、間違いなく一番の作品。僕は思わず立ち上がって拍手してしまいましたが、スタンディングオーベーションが少なかったのは、なぜ?