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セブ島で見たロゴデザイン

このご時世でも、社員のために海外研修を設けてくれる素敵なデザイン事務所で働くデザイナーです。

コロナ禍のあった2020年から長らく中止となっていた、弊社の海外研修(といっても、ほぼ遊び気分の社員旅行)が今年復活しました。弊社では仕事の都合で海外に行くケースはほとんどありませんが、「社員の見聞を広めることは、なにかしら良いことに繋がるはず」の信念で、毎年の恒例行事になっています。

今年の行き先は、フィリピンのセブ島。

ぼくは「せっかくならデザイナーらしいこともしたい」と思い、旅行中できる限りロゴデザイン・ハンティングをしてきました。

この投稿では、フィリピンで見つけた日本ではあまり見かけない趣向のロゴデザインを簡単にまとめています。
ロゴデザインの数は、大した量はありません。記事を読んで、少しでもデザイナー的目線の異国情緒を感じていただければ幸いです。



旅行の流れ


■ 1日目

この日は、ほぼ移動だけ。
日本からの直行便で、セブ島にあるマクタン空港へ。ホテルでチェックインをして、ホテルからすぐの場所にあるレストランで食事をしたら、この日は終了。ロゴハンティングする余裕はなし😭

■ 2日目、ボホール島

自然を満喫できるボホール島ツアーに参加してきました。自然いっぱいのカントリーな島だったので、この日もほぼほぼロゴハンティングはできず😇

■ 3日目、セブ島の市街を散策

最終日にようやく街を散策する機会がありました。
なので、ロゴの写真はほぼこの日に撮影したものです。

フィリピンのロゴとは言いつつ、業種もエリアもかなり狭い範囲での話とであることは、ご了承ください。

ロゴデザイン



浅めの考察、というか感想


■ 言語めちゃくちゃ

ロゴデザインに使用される言語は英語(アルファベット)が多く見えましたが、スペイン語やフィリピン語の英語表記も混じっていそうです。「CAFE」の表記が、「KAFE」になっていたり、英語の綴りと若干異なるロゴデザインも多く見受けました。

さらにローマ字(日本語)、中国語、ハングル(韓国語)が英語表記されているロゴデザインもしばしば見られました。

言語の扱いは、日本と比べて非常に多様です。

チラシやのぼりのキャッチコピーに至っては、カタカナ、ハングル(韓国語)がそのまま採用されているものも多く、「現地の人は読めているのかな?」と疑問にも思いました。


■ 言語が通じなくても伝わるデザイン?

全体を通して、シンボル・タイプに赤青黄の三原色が使われているケースが多く感じました。全体的に主張が強いです。対照的に、モノクロカラーのロゴデザインは、ほぼ見かけることがありませんでした。

形態としては、直線・円弧で構成されるようなロゴデザインは比較的少なく、自由曲線で描かれるシンボル・タイプが目立ちました。ほぼほぼイラストの域に達しているシンボルも多くあったように感じます。
(店舗サービス多めで撮影したせいかもしれませんが)

マーケットの中を通っていると、ロゴデザインがひしめき合ってギラギラした印象です。マクドナルドのロゴですら落ち着いている寄りに感じるほどです。

主張より強くして、他のサービスに負けないこと
マークを見て(文字を読めずとも)どんなサービスかわかること
に重きが置かれている印象を受けました。


■ 日本のロゴデザインって独特?

ロゴデザインに眼を向けることを連日していたので、帰国して日本のロゴデザインが新鮮に見えました。

成田に降り立って、目に入ってきた日本のロゴデザイン

やっぱり、「日本のロゴだなぁ」と感じるなにかがある。

家紋の文化であったり、要素が少なく洗練されているものにグッときてしまうDNAレベルの何かがあるのかもしれません。

逆にこれらのロゴデザインは、フィリピンでは埋もれてしまうのかも。


さいごに


DSCL Inc.では、note magazineを運用しております。
弊社DSCLの他の社員の「セブで感じたデザイン」をテーマにしたnote記事も続々アップされる予定です。興味を持っていただけましたら、こちらもご覧ください。

また、社内勉強会でもセブについて振り返っています。
こちらもよければ、ご覧ください。


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