新型コロナ・ワクチンの公的機関情報まとめ
ネットにあふれるコロナ・ワクチンの情報ですが、そのほとんどは出所の分からない画像や動画です。
これから紹介する情報は全て、国内外の公的機関や厚労省、国内外のニュースなどを引用し、みなさんもご自身で確認できるよう引用リンクを明記しています。
1.基礎編
日本にて第一回接種が本格化したのは2021年夏ごろです。これらの基本的な情報がメディアや政府から十分に通達があったかどうか、思い出してもらいながら読んでいただきたいです。
1-1.新型コロナワクチンは未承認なのか
アメリカにて2021年8月23日まで
ファイザー:未承認(緊急使用許可(EUA))
モデルナ :未承認(緊急使用許可(EUA))
ポイント
緊急使用許可と通常の承認の違いが説明されましたか。
2021年8月23日以降
ファイザー:16歳以上で正式承認。15歳以下は緊急使用のまま。
モデルナ :緊急使用のまま。
ソースリンク
NHK:アメリカFDA ファイザーのワクチンを正式に承認
FDA(ファイザー):ワクチン接種を受ける人と介護従事者のためのファクトシート (fda.gov)
FDA(モデルナ):ワクチン接種を受ける人と介護従事者のためのファクトシート (fda.gov)
日本にて
ファイザー:2021年2月14日に特例承認
モデルナ :2021年5月21日に特例承認(武田薬品工業株式会社)
ポイント
特例承認と通常の承認の違いが説明されましたか。
ソースリンク
厚労省:新型コロナウイルスワクチンの特例承認について(2021年2月14日)
新型コロナウイルスワクチンの特例承認について(2021年5月21日)
注)最新情報を追えていない可能性があります。
1-2.新型コロナワクチンは治験中なのか
治験≒臨床試験(第Ⅲ相試験)は終わっているらしい。
ソースリンク
厚労省:新型コロナワクチンの臨床試験(治験)が終わっていないというのは本当ですか
厚労省ページから抜粋
米国FDAのガイダンスでは(中略)緊急使用を許可するために、接種後観察期間の中央値が2ヶ月間あることを一つの要件としました。
(中略)日本国内でも、日本人を対象に臨床試験(第Ⅰ/Ⅱ相試験)を実施し、
(中略)一部の臨床試験の終了予定時期が、将来の日付になっている場合があります。(中略)より長期に有効性や安全性が認められるかどうかについて、引き続き情報収集が行われているためです。
ポイント
緊急使用のため、観察期間が2カ月であることが説明されましたか。
一部の臨床試験の終了予定時期が、将来の日付になっていることが説明されましたか。
長期に有効性や安全性が認められるかどうかについて、引き続き情報収集が行われている。逆説的に長期の有効性や安全性が必ずしも認められていないことが説明されましたか。
また、厚労省ページのアンサーでは第Ⅲ相試験が終わったように書いてありますが、本文では言及がないことは個人的に気になります。
補足1
厚労省の資料にて第Ⅰ相試験の試験期間を約0.5~1年。第Ⅱ相試験前期を約1年。第Ⅱ相試験後期を約1年。第Ⅲ相試験を約2~3年(計約4.5~6年)という基準を順守すべきとして設けています。
ソースリンク
厚労省:治験について(2ページ目)
急ピッチでワクチンを開発したという事情もあるでしょうが、2カ月の観察期間で安全だと言い切るのは本当に正しいのでしょうか。
補足2
製造販売後臨床試験(第Ⅳ相試験)は未。(英語では第Ⅲ相試験・第Ⅳ相試験ともに Clinical Trials)
ファイザーの Clinical Trials の完了は2024年2月8日
モデルナの Clinical Trials の完了は2022年10月27日
ソースリンク(リンクのStudy Design Estimatedを参照)
ClinicalTrials.gov:ファイザー
モデルナ
(ClinicalTrials.govはアメリカ国立衛生研究所の国立医学図書館によって作られた世界最大の臨床試験登録サイト)
1-3.遺伝子ワクチンとは
あなたの細胞を「スパイクタンパクの生産工場」にします。
ソースリンク
NHK:mRNAワクチンとは?
NHKから抜粋
ファイザーなどのワクチンやモデルナのワクチンは、いずれも「mRNA」という物質を使った「mRNAワクチン」です。
mRNAワクチンは、ウイルスの表面にある「スパイクたんぱく質」と呼ばれるたんぱく質の遺伝情報を含んだ「mRNA」をヒトの体内に投与します。
この「mRNA」はヒトの細胞の中で設計図のように働いて次々とスパイクたんぱく質が作られます。
補足
従来のワクチンは「弱毒化したウイルスを注入する生ワクチン」「毒性をなくしたウイルスを注入する不活化ワクチン」です。
ソースリンク
NHK:ワクチンの種類
ポイント
従来のワクチンが、弱らせたウイルスや、毒性をなくしたウイルスを体内に入れるものだと説明されましたか。
遺伝情報を含んだmRNAを体内に入れ、ヒトの細胞の中で設計図のように働いて次々とスパイクたんぱく質を作っていることが説明されましたか。
1-4.ワクチン接種後の死亡・副反応報告
厚労省の厚生科学審議会(副反応検討部会)に報告される副反応疑いは医療機関から報告されるものと、製造販売業者から報告されるものに分かれています。
ソースリンク
第78回厚生科学審議会(副反応検討部会 2022年4月13日)
医療機関からの副反応報告疑い(資料1-1-1の2ページ)
死亡報告:1,259件
重篤報告:6,933件
副反応疑い報告:32,694件
製造販売業者からの副反応報告疑い(資料1-2-1の2ページ)
死亡報告:1,550件
副反応疑い報告(重篤):21,131件
注)両報告は重複を含みます。
ポイント
日本のワクチン接種は欧米に比べて遅れていたため、日本での接種時点で海外では多くの死亡報告・重篤報告が上がっていました。その説明はされましたか。
アメリカではVAERS(有害事象報告書)に報告がまとめられています。(2022年4月22日)
Deaths(死亡):27,532件
HOSPITALIZATIONS(入院):152,946件
URGENT CARE(緊急措置):128,134件
DOCTOR OFFICE VISITS(病院訪問):189,907件
ANAPHYLAXIS(アナフィラキシー):9,643件
BELL'S PALSY(ベル麻痺):15,327件
Miscarriages(流産):4,570件
Heart Attacks(心臓発作):14,096件
Myocarditis / Pericarditis(心筋炎/心膜炎):39,639件
Permanently Disabled(回復不能の障害):51,163件
Thrombocytopenia / Low Platelet(血小板減少症 / 低血小板):6,494件
Life Threatening(命の危機):30,748件
Severe Allergic Reaction(重度のアレルギー):41,595件
Shingles(帯状疱疹):13,599件
VAERSとは、米国疾病予防管理センター(CDC)と米国食品医薬品局(FDA)によって共同管理されているワクチン有害事象報告システムのこと。
2.考察編
2-1.報告漏れの可能性を資料を元に考察
厚生科学審議会の死亡報告が1,550件だとして、それで全ての死亡や重篤反応の履歴を網羅することは出来ません。
厚労省の「医薬品等行政評価・監視委員会委員」という会議の2:08ごろから、第三者委員の佐藤嗣道氏が「実際のワクチン被害者数は10倍くらい高い可能性がある」という趣旨の発言をされ、「厚労省はそれを容認するのですね?」と詰め寄っています。(その後厚労省はしどろもどろの答弁です)
アメリカにおいてもVAERSに報告される有害事象と、実際の被害者数のギャップは批判されています。
2010年の米国保健社会福祉省への報告書では、VAERSに報告される有害事象は「全体の1パーセント未満」とされています。
ソースリンク
Electronic Support for Public Health - Vaccine Adverse Event Reporting System (ESP:VAERS)
抜粋:(中略)less than one percent reported to the Food and Drug Administration (FDA).
「厚労省やFDAは10分の1~100分の1未満の報告しか集められていないかもしれない」と思うか、「いやいや厚労省もFDAも決して間違えない、絶対に全ての死亡と重篤反応の報告を網羅しているに違いない」と思うか。ご自身で判断下さい。
補足
日本において、死亡例の報告は医師の判断に委ねられています。
第55回厚生科学審議会(中略)議事録
抜粋
○山縣委員 この死亡例に関しての報告については、医師の判断で報告するかどうかということが決められているという理解でよろしいでしょうか。
○事務局 御指摘のとおり、報告するかどうかというのは医師の先生の御判断でございまして、報告するような疑いがあるかどうかというふうに判断いただいていると思います。
補足
医師の判断で、ワクチン接種後、翌日の死亡であっても国への報告を見送るケースが存在します。
接種翌日に死亡した男性について、因果関係はないとみていったん国への報告を見送った後、遺族の意向を受けて4月に急きょ、報告したケースがあります。
ソースリンク
読売新聞:接種後に死亡、報告悩む医療機関…遺族は「国に伝えて」
このような個人の事例を一つ一つ追いかけることは難しいですが、Twitter上での被害者の声、生の声をまとめているサイトがあります。1次情報ではありませんが、興味がある方は参考下さい。
報告は氷山の一角!コロナワクチン接種後の搬送、副反応、死亡のツイートが多すぎて戦慄!①
報告は氷山の一角!コロナワクチン接種後の副反応、死亡のツイートが多すぎて戦慄!vol.265
2-2.人口動態統計の確認
人口動態統計を確認すれば、去年と今年の死亡者の違いが確認できます。
まず、東日本大震災が起こった2011年のデータから、死亡数の前年同月比較を見てみましょう。
厚労省:人口動態統計 月報(概数)2011年12月
大震災の起こった3月に前年同月比の死亡数が8,822人増加、2010年に比べると一年を通して死亡数が56,397人増加しています。
次にコロナが起こる前の2019年と、コロナが起こった2020年の比較をします。コロナが騒がれ始めたもののワクチンの接種が無かった年です。
厚労省:人口動態統計 月報(概数)2020年12月
日本で最初にコロナ陽性者が出たのが2020年1月15日です。それから約一年間、連日TVでコロナの脅威を報道しました。
2019年に比べると一年を通して死亡数が8,450人減少しています。
恐ろしい新型コロナウイルスが流行したとはにわかに信じられません。
次にコロナが起こったの2020年と、ワクチンの接種を開始した2021年の比較をします。ワクチン接種が本格化したのは夏ごろでした。
厚労省:人口動態統計 月報(概数)2021年11月(12月の概数発表は未のため11月データを使用)
5月に前年同月比の死亡数が10,072人増加、2020年に比べると11カ月を通して死亡数が66,229人増加しています。大震災以上に死亡者が増加しています。
最後に2022年3月の速報値を確認しましょう。
厚労省:人口動態統計 月報(速報値)2022年3月
2月に前年同月比の死亡数が19,490人増加、3月に前年同月比の死亡数が15,992人増加、ています。
考察
これはあくまで私個人の考察・推論で、証拠はありません。
私は「厚労省やFDAは10分の1~100分の1未満の報告しか集められていない」と考えています。
厚労省発表の死亡報告数は2022年4月で1,550件ですが、2021年1月~2022年3月までの人口動態統計を比較すると106,375人が例年よりも多く死亡しています。
106,375人を1,550件で割ると約67倍なので、日本で実際にワクチンを接種して死亡した総数が10万人前後あっても不思議ではないと考えています。
事実まとめ
厚労省にはワクチン接種後の死亡が1,550件報告されており、2万~3万強の副反応疑い報告があります。(2022年4月13日)
米VAERSにはワクチン接種後の死亡が27,532件報告されており、60万~70万の副反応疑い報告があります。(2022年4月22日)
日本の第三者委員や、アメリカの保健社会福祉省への報告書では「10分の1~100分の1未満の報告しか集められていない可能性」を指摘しています。
日本では2020年~2022年3月までの人口動態統計を比較すると106,375人が例年よりも多く死亡している。これをワクチンが原因だと考えるのは推定ですが、15カ月で10万人多く死亡していることは事実です。
2-3.政府は何度ワクチンを打つつもりなのか
2021/8/27の時点で政府は6億8400万回分のワクチン確保を製薬会社と協議しています。
ソースリンク
Yahooニュース:ワクチン価格、1回2400円 政府、確保に1.6兆円
日本の全人口が接種したとしても5回以上打つ計算になります。最初から、2回の接種で済むと考えていたとは思えません。
当時の報道はどうでしたか、2回打てばもう大丈夫という報道が多かったのではないでしょうか。
2回接種までは接種率約8割でしたが、接種率は段々と落ちていくでしょう。打ち続ける人は10回くらい打つことになりそうです。
2-4.新型コロナウイルスの統計
これまでワクチンの留意事項と死亡報告数の考察を行ってきましたが、ここから新型コロナウイルスの危険性を厚労省の統計から考察していきます。
厚労省:新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)2021年3月3日
を元に考察します。
日本で最初にコロナ陽性者が出たのが2020年1月15日です。それから13カ月半経過した、2021年3月3日までにコロナに関連した死亡者数は7,366人です。
10代以下の死者は0人。
20代の死者は3人、30代は16人ですが、陽性者数は20代が94,472人、30代が64,755人です。小数点が小さすぎて死亡率は30台まで0.0%表記。40代でようやく0.1%となっています。
70代と80代の死者数が占める割合は88%。60代も加えると96%となります。
コロナは茶番と叫んでいる人たちが「コロナは寿命」と叫ぶ理由が何となくでも伝わりますでしょうか。
次に入院した人と、重傷者の比較を確認します。70代で98人です。
全く重症化していません。30代まで重傷者は0人で0%。一番大きい70代ですら98人の2.1%です。また、重傷者を入院した人の数で割っていますが、陽性者で割れば、%はもっと下がるでしょう。70代の重傷者を70代の陽性者数で割れば0.3%になります。
死亡数に対して重症者数があまりに小さいですが(例えば70代の死亡数4,772人に対して重症者数98人)、後ほど考察いたします。
2021年3月3日から2022年4月21日で、これまた13カ月半が経過しました。
2022年4月21日の時点で死者数は29,151人です。
ワクチンを打っているのに、死者が減るどころか増えています。
オミクロン株はこれまでの新型コロナより弱毒化しているのですが死者が増えています。
次に厚労省:性別にみた死因順位(第10位まで)2020年12月から新型コロナの死亡率を考察します。
2020年12月までのコロナ死亡数は3,466人でランキング外です。2020年は不慮の事故が38,133人で7位、男性限定ですが自殺が13,588人で9位です。
突然事故に巻き込まれる確率より、新型コロナで死亡する確率は低いです。
2-5.新型コロナウイルスの考察
新型コロナウイルスの厚労省統計だけでも、死亡数・重傷者数ともに少ない事が理解できたかと思います。
ここからは死亡数に対して重症者数があまりに小さい(例えば70代の死亡数4,772人に対して重症者数98人)件の考察をしていきます。
いくつか新聞記事の見出しを紹介します。
東洋経済:コロナ死亡患者の4割が「元々寝たきり」の波紋
読売新聞:第6波の「コロナ死者」、3割の死因がコロナ以外
この他にも死因がコロナ以外にも関わらず、PCR陽性ならコロナ死として発表されている記事を5つほど把握していましたが、全て消えていました。
日本初の10代コロナ死亡者の本当の死因は交通事故です。
なぜ死因がコロナ以外なのにも関わらず、PCR陽性ならコロナ死とカウントしているのでしょう。
NHK:埼玉県 新型コロナ死者13人増 から抜粋します。
厚生労働省から各都道府県に対し、新型コロナウイルスへの感染がわかり、その後死亡した人について、死因を問わず、新型コロナウイルスで死亡した感染者としてすべて公表するよう連絡があった。
県は、「新型コロナウイルスの致死率を明らかにするために、がんなど別の病気が死因となっていた人は計上していなかった」と話しています。
読売新聞:重症ゼロなのに、なぜか「死者6人」の県…原因は「厚労省ルール」か タイトルの通りです。
厚労省:新型コロナウイルス感染症患者の急変及び死亡時の連絡について で堂々と通達しています。
問2 都道府県等の公表する死亡者数は、どうすべきか。
新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなっ た方については、厳密な死因を問わず、「死亡者数」として全数を公表するようお願いいたします。
考察
これはあくまで私個人の考察・推論で、証拠はありません。
陽性者であれば死因を問わずコロナ死にカウントされているのは事実です。事故死であっても陽性者ならコロナ死にカウントされていると考えています。
新型コロナウイルスの統計では、70代と80代の死者数が占める割合は88%。60代も加えると96%でした。
このほとんどが、別の疾患や寿命で亡くなっていると考えています。新型コロナウイルス単体の脅威でなく、元々持っていた病気との合併でしょう。
また、2021年3月3日の資料で70代の死亡数4,772人に対して重症者数98人でした。死亡数4,772の内、本当にコロナ単体の脅威で亡くなった方は重症者数と同じく100人程度ではないかと考えています。
事実まとめ
コロナ死者数は2020年12月末に3,466人。2021年3月3日に7,366人。2022年4月21日に29,151人である。2年3カ月の累計死者数は、年間の不慮の事故死数より少ないです。
厚労省の通達により、陽性者であれば死因を問わずコロナ死にカウントされています。
2021年3月3日の資料で70代の死亡数4,772人に対して重症者数98人です。