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手離しても掌に残っているもの

いつの間にやらダンス歴というのが長くなっている事に気がついた。

バレエとジャズとタップを元宝塚の先生に習ったのが19歳の頃。

芝居を始めていた私は、とにかく体が硬いことに悩んでいたので、思い切ってダンススタジオの門を叩くと、自宅に24匹の猫を保護している猫大好きな先生で、最近保護した子猫兄弟がウロウロしている最高にアットホームなダンススタジオだった。笑

ダンス初心者である私を手厚くケアしてくださったが、
出会ってきた「師」の中で群を抜いて厳しかった。
当時「これが宝塚か…!」と思った。単純。笑

バレエもジャズもどんどんできることが増えて楽しかったが、
一番ハマったのはタップだった。
自分で音も出して、リズム奏でて、踊りも踊って。
とにかくかっこよかった。

その後、紆余曲折ありダンスから離れてしまったが、
どうやら私の今世にダンスは必須科目だったようで、
巡り巡ってまた目の前に現れた。

コンテンポラリーダンス
コンタクトインプロ、、、

「なにそれ?新しいビジネス用語?スイーツ?」という状態だったが、とりあえずやってみた。笑

コンテンポラリーダンスを4年ほど習い、また、距離が空いてしまったが、やっぱりダンスとの縁は残ってたようで、ベリーダンス(オリエンタルダンス)にたどり着いた。

ベリーダンスというと「セクシー💋」というステレオタイプなイメージでまとめられがちだが、やってみて最初に感じたのは、

めちゃくちゃ筋肉!!!!!ということだ。笑

あのしなやかな舞の下には細部にいたるまでコミュニケーションがとれる筋肉達がいる。そして、日本でいう「セクシー」という単語が全くあてはまらない。むしろ武道に近い。武士道。華道。書道。剣道。ベリーダンス道。。。!

フラメンコの「サクロモンテの丘」という映画があるが、何世代にも渡って受け継がれ共に踊り歌っている様子が映っている。
場所はステージだったり、酒場だったり、家の前だったり、部屋だったりと様々。見よう見まねで子供も踊っている。ベリーダンスもレストランや、自宅、開けた場所、ステージ、様々な場所で老若男女が踊っている。

そう、こういうのが大好きなのだ。

ここまでくると、自分が好きなものは結構はっきり見えて来る。
大きいステージももちろん大好き。
だけれども、もっと、土や汗や風の匂いがする踊りが、表現が、特に好きだということ。野外で、草の上で、自分たちで音を出し、声を出し、表現がしたいのだと。

即興芝居と、オリエンタルダンスを学び、
週4で新宿御苑で芝生ランチしている自分にたどり着いて、
はたと気がついたのは自分の輪郭。

おぼろげながら、たぐりよせ、手をパーにしても何故か残る縁にはこういうサプライズがある。

ベリーダンスでは指に小さなシンバルをつけて演奏しながら踊ることもある。ぜひ、「え?演奏とダンスが同時進行?」とびっくりしてほしいし、即興芝をみたり体験して「え?台本がないの?」とびっくりしてほしい。
(私がそうだっただけだけど。笑)

オリエンタルダンスの先生
nisreen先生
https://rakssharqui.blogspot.com
Tarik Sultan先生へのコンタクト
https://www.facebook.com/Tarik-Sultan-107216513154/

即興芝居の先生
渡猛氏
https://watari-bouya.com