アロマンティックアセクシャル
先日の投稿に「ライフスタイルも少し変わった」、と書いたので、結婚とかそういうのを想像した人もいたみたいで、いくつか連絡をもらったのだけれど、違いまして。。
「そうなんだ〜」位でいいなと思ったので、目に留まった人が読んでくれたら、嬉しいな。
長いけど………!!
自身が限りなく性的マイノリティーであったことがわかって、いろんなことが腑に落ちて、とても楽になって、外からはわからないなもだけど、私のライフスタイルはとても変わりました。
完全にイコールというわけではないですが、私は限りなく【アロマンティックアセクシャル】のようです。
人類愛、家族愛、友愛、動物への愛はたんまりとありますが、基本、それが私の愛のすべて。
相手の「性別」ではなく、「相手そのもの」を気にしてるので、男だから女だからが無いに等しく、基本、恋愛感情がありません。あるのは愛です。大好きな人、動物、モノ、コトへの「とても大切だよ、愛してるよ」という感情です。それ以上(だから付き合いたい、だから結婚したい、だからセックスがしたいなど)がありません。
「だから」が基本ありません。
子供の頃から恋愛ストーリーに興味がなく(というかわからなかった)、だけど周りは当たり前に初恋やらを済ませ恋バナを嬉々として話すようになるもんだから、なんとなくわからないなりに合わせてきました。「初恋はいつ?誰?」って言われてもよくわからないから適当に答えていたものの、いつからかそれも面倒になり「小5の時のYくん」と固定しました。(ごめん、Yくん)
ついこの前まで、後天的に身に着けた【みんなと同じ自分】【みんなのように思うのが当たり前の自分】の状態で、1ミリも自分がマイノリティだとは疑わず、ただただ「自分が何かがおかしいんだろう」「私が駄目なんだ」「自分の中で辻褄が合わないのは私が悪い」と、押し寄せてくるのは正体不明の自己嫌悪ばかりでしたが、そんなのもたなくてよかったようです。
本当に、みんなちがって、みんないい、なのだと。(みすゞ)
だからといって、お付き合いした人達に対して、「間違いでした!無理してました!」というのは一切なく、私の「とっても大切!愛してる!」という愛と、相手の私への感情のタイミングが合った奇跡です。当たり前に多数の人が持つ【恋愛感情】がいかんせんわからないので比べようがないですが(比べる必要も無いと思ってますが)、ずっとずっと大切なことに変わりはありません。
ここまでで、なによりも大変だったのは、私の友愛や愛は、時として大きく誤解されやすいということ。私自身自分の性質を理解していなかったので、なぜややこしくなるのかがわからず、誤解は大きく膨れ上がったり、わからないなりにどうにかしようとしてさらにややこしくしたりして、学生の頃から「そんなつもりじゃなかったのになんでだろう」「なんでこんなことになるのだろう」というぐるぐるモヤモヤの自己嫌悪がずっと渦巻いていました。
クリアな今に辿り着けたのは、今年の4月に転職した先の勤務オフィスの8割を20代前半の新卒さんや2年目さんが占めており、仕事の話以外はビックリするくらい恋バナであることがひどくストレスで限界に達したことと、NHKの「恋せぬふたり」というドラマがきっかけでした。(興味があったら見てみてね。全く同じではないけれど、かなり私が感じてることを話してくれているドラマでした。)
恋バナを話している人達がストレスなのではなく、その話ばかりが押し寄せてくることがストレスでした。
あ、友達の恋バナはノンストレスです😊
つらつらと書きましたが、何かにぴったりとカテゴライズできるとも思っていないですし、結婚という形をとる未来もあるかもわかりません。
私が私であることに変わりはなく、ただ、アロマンティックアセクシャルっぽくて、ペスカタリアンなだけなので🍅
(ややこしー笑