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大切なのは「何度も何度も使うこと」。

2021年4月から、オープン当初よりやりたいと思っていた、洗剤の量り売りを始めることができました!

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ちなみに、現在取り扱っているのは、
・ディッシュウォッシュ リキッド :グレープフルーツ
・ランドリーリキッド :ユーカリ
の2種類。順次種類を増やしていきます。

「待ってました〜!!」というお声と同時に「どうして洗剤を量り売りする必要があるの?」という声もたくさん頂戴したので、この記事を書くことにしました。

最近、レジ袋が有料化されたりして、海洋プラスチックの問題、大気中のCO2の問題などなど、さまざまな環境問題について耳にする機会が増えました。

プラか、それとも他の素材かという議論?

このような話題になると、「プラスチック(の使用)は環境によくないから瓶やアルミに」とか「レジ袋をエコバッグにしたくらいでは意味がない」とか「コーヒーチェーンのテイクアウトカップも生分解性の素材にすべきだ」などさまざまな議論が巻き起こりますが、はたして私たち一人ひとりに、もっとできることはないのだろうか?と考えてみたくなります。

霧島市の現状

私たちの住む霧島市。実際にどのくらいのゴミを出しているかご存知ですか?

・可燃ゴミ     33,819t
・不燃/粗大ゴミ    2,426t
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・合 計      36,245t  (平成31年度実績)

これを霧島市の人口で割ると、1人あたり年間300kgほどのゴミを出していることになります。
ちなみに可燃ゴミの約4割が生ゴミ。

 > 生ゴミの堆肥化の取り組みはこちら ↓

次に、その処理にかかっている費用。

・ごみ焼却施設の燃料費      51,458,000円
・ごみ焼却施設の光熱水費    106,468,000円
・ごみ焼却施設の定期修繕料   526,854,850円
・ごみ焼却施設の運転管理委託料  241,231,271円
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合計(平成31年度実績) 9億2601万2076円 

リサイクル率は平成30年度実績で わずか 17.6%です。

海洋プラスチック

環境省の調べによると、世界では毎年少なくとも800万トンものプラスチックごみが海に流出しており、そのうち毎年2〜6万トンのプラスチックごみが日本から流出していると推計されています。(2010年時点)

今のペースで、海洋へのプラスチックの流出が続けば、2050年には魚よりプラスチックごみの量が多い海になることが予測されています。

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世界経済フォーラムレポート『The New Plastics Economy Rethinking the future of plastics』

暮らしの中で、私たちがすぐにできること

プラスチックはとても便利な素材です。
軽いし、丈夫だし、カラフルだし、安価だし。

だからこそ ここで是非一度、プラスチックの原料である原油ができ、私たちが手にするプラスチック製品になるまでに、一体どのくらいの歳月を必要とするのか。
また、海に流れ出たプラスチックが、分解されるのにどのくらいの歳月を必要とするのか調べてみてください。

アルミや、ガラスなども同じです。「便利である」「安価である」のは事実ですが、それが作られるまで、そして分解されてまた自然に戻るまでにどのくらいの時間がかかるのかを考えると、見え方が少し違ってくるかもしれません。

1回で捨てずに何度も使う
私たちの暮らしでまず簡単にできること。それは、資源を1回で捨てずに、使えなくなってゴミとして捨てるまで何度も何度も「繰り返し使う」ことだと思います。

今使っているシャンプーのボトルや、今日もらったレジ袋。
これまで1回で捨てていたものを、2回3回、あるいは10回20回と繰り返し使い、その分新しいものを購入する(もらう)回数が減れば、それだけのゴミを削減することになります。

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オシャレな容器じゃなくてOK!

例えば、これまで使っていた他のシャンプーや洗濯洗剤の容器(きれいに洗って持ってきてください)でも、ペットボトル飲料を飲んだ後の容器でも。

オシャレな容器じゃなくて全然構いません。

洗剤の量り売り、今後も種類を増やしていきますので、ぜひぜひご利用ください。

参考

令和2年度 霧島市一般廃棄物処理実施計画

いただいたサポートは、無垢食堂での循環型社会への取組のために使わせていただきます^^