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2022年 インド 帰国編

入国編でも書きましたが、インドはコロナサバイバーが多く、集団免疫を得た感じで、ほぼアフターコロナです。マスクをしている人はほとんどいないのですが、後遺症なのか咳をする人は沢山いるので、油断は大敵。人混みに出る時はマスクをするようにしていました。オートリキシャに乗ったりと、外に出る時はコロナじゃなくても埃や排気ガス防御のため、インドではマスクが必要だと思います。食堂でも誰もマスクはしていなく、共用の食器も水洗い+粉洗剤だけなので、自分で持って行った食器を使いました。これもコロナじゃなくても気をつけたほうが良いと思います。私は意外と潔癖なのでした。

帰国72時間前のPCR検査

今回の渡印で一番心配だったのは、帰国前のPCR検査。検査自体も心配ですが、厚生省のフィームに記入してくれるところがあるのか、というのが心配でした。が、インドはかなりコロナ先進国(良い意味で)で、難なくクリアでした。

リシケーシュでもPCR検査が受けられる場所は至るところにあり、私の場合はアシュラムのオフィスに連絡をしたら、ラボの人が部屋まで採取をしに来てくれました。それも予定時間15分前に。

アシュラムに滞在している沢山の方が受けたらしいので、段取りはとてもスムーズでした。さすが先進国。

採取は鼻と喉をぬぐう方法。検査自体は30秒ぐらいで済みます。費用は1200ルピー。日本の1/10です。

採取をしてくれた人にWhatsAppで連絡先を教えれば6時間後には結果を送ってくれます。印刷してきた厚生省のフォームを渡せばその後届けてくれました。

そのフォームをスキャンして、mySOSにアップロードすれば帰国の準備は万端。

心配していた帰国の準備は思っていた以上にスムーズでした~

と思っていたら、帰国の際の空港での抗原検査が思いのほか大変でした。

(6月7日追記:水際対策の改正がありましたが、インドはなぜか黄色に分類されていて、ワクチン非接種の人は抗原検査を受けなくてはいけない&7日間の自己隔離をしなくてはいけない仕打ちになっています。でも、人数はかなり減るので、↓のプロシジャーもだいぶ早く終わることを願っています。)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100349273.pdf

帰国:羽田での入国のための抗原検査

MySOSアプリで入力すれば、ファーストトラックで入国出来ると聞きましたが、全くファーストではないです。

アプリに陰性証明をアップするので、それを入国審査の人が確認すれば良さそうなものですが、入国審査とは別の場所で、mySOSに出てくるQRコードを見せる→その後唾液採取→mySOSのインストールと位置確認の設定がオンになっているかの確認(スタッフの人が一人ずつついて説明してくれます。こりゃ大変だわ。さっき見せたんだからインストールと陰性証明書のアップロードが出来ているのは分かっているはずなのに。。。)→ QRコードをスキャンする(再び、さっき見せたのは何だったんだろう。。。)→検査結果を待つ(45分ぐらい)→検疫→イミグレ→荷物→税関→脱出(入国)。。。この箇所箇所で1−2飛行機分の人達が並びます。

水際対策は大切だし、時間にしたらそれほど長くないのですが(7AM着→9AM脱出の約2時間)、インドの入国がスムースだった分、いろいろな疑問がわいてくるプロシジャーでした。やはり日本はこの様な政府や公共団体が関わるITはかなり遅れているのではないでしょうか。

まあ、「まだコロナ禍なのに海外に行って来たんだからこれぐらいの仕打ちは受けなさい」、と言う感じでしょうか。

早くPCR検査や抗原検査を受ける必要がなくなると良いですね。

インド下見旅行の感想

インドはほぼアフターコロナ。油断は大敵(いつもね)ですが、最低限のこと注意すれば快適に過ごせます。

とはいっても、PCR検査というあまり信用できない検査に帰国出来る/出来ないを委ねるのはかなりのギャンブル。陽性になったとしても「世話をするから大丈夫/もっと長く滞在できるからいいじゃん!」と温かく受け入れてくれる場所に滞在して、帰国を急ぐ必要がないのであれば問題ないと思います。

今回は行きも帰りもPCR検査を受けなければいけませんでしたが、そんな苦労も吹っ飛ぶぐらい、やっぱりインド(リシケーシュ&1日3クラスもヴェーダーンタのクラスを受けられるアシュラム生活)は最高でした〜

帰ってくるまでどれだけ安全で快適かは分かりませんでしたが、こうやって生還できたので、インド行きたい病に悩まされている人はいろいろと注意してトライしてみては?と思います。

出発編にも書きましたが、各国の水際対策は常に変更されるので、随時きちんとご確認ください。(このnoteは2022年5月7日に書かれたものです)

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おまけ

● ココナッツは預ける荷物に入れられないそうです。乾燥すると燃えやすいから、だそうです。南インドではプラサーダムとして頂くので気をつけないと。

● ギーは手荷物で持ち帰れません。空港は寒いのでギーは個体になりますが、それでもだめだそうです。

● ガンガーのお水はチェックイン荷物に入れれば問題なく持って帰って来れます。おすすめは固めのケース。こぼれにくいですが、念のためジップロックなどで水漏れ対策をしておくと良いと思います。

● 機内食はJain mealsにすれば五葷抜きのヴィーガンが頂けます。

● インドではKrispy Kreameのドーナッツもヴェジタリアンです!

● デリーのターミナル3内にはPatanjaliのお店や、Khadi naturalの商品(石鹸やシャンプーなどのトイレタリー系)を買うことが出来るお店があります。

● 5月のデリー/リシケーシュは暑いです。6月にはHottestになるそうです。私も熱中症になりましたが、熱中症になったら無理をせずクーラーのある部屋で、またはガンガーで頭を冷やすのが効果的でした。扇風機程度の涼しさでは回復しません(熱中症経験2回目)。頭が痛くなるので偏頭痛かな、と思ってしまうんですよね。ちなみに偏頭痛との違いは、人や体質にもよるのでしょうが、熱中症は寝ても良くならない点。

追加情報(Medhaさん&岡野さん、ありがとうございます!):熱中症の頭痛にはバファリンなどの鎮痛剤は効かないそうです。(私は頭が割れそうな頭痛でも飲みませんが)。とにかく体を冷やすのと水分と塩分の摂取が必須だそうです。ポカリスエットなどのスポーツ飲料や経口補水液が効果的です。インドではエレクトラル(ORS=Oral Rehydration Saltsのブランド名)と言えば通じるので、脱水症状になる前に補給しましょう。私は吐いた後、ポカリスエットを飲むと吐き気が増す場合があるので、今回はクーラーとお水&梅干で克服しました。梅干は旅の友です。ポカリも私のスーツケースには常に入っています。

熱中症は嘔吐をし始めると脱水症状で命にも関わるので、自分自身でなくても、周りに熱中症かな、と思う人がいたらきちんと看病(とにかく冷やす&水分・塩分補給)をしてあげてください。

● 熱中症対策にはアムラが効きます。

● デリー空港のターミナル1/2→ターミナル3への移動は結構長く(バスで20分ぐらい)、暑いです。時間に余裕があるのであれば、やはりリシケーシュから車での移動が楽だったな、と思った瞬間です。荷物もバスに乗せなくちゃいけないし。でも、インド人はそういうところは優しいので、必ずだれか助けてくれます。それに比べて、日本人は冷たいですよね。誰も助けてくれないし、エレベーターも目の前で閉められたり。インドに帰りたい、と思ってしまいます。

次回はどういうルートにしようかな、と既に帰路でワクワクしていました!
これからインドに行かれる方、どうぞお気をつけて!

हर हर महादेव


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