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「脱宗教」の教科書6 ~あなたが存在するのには理由がある~

 宗教の主な機能・役割が3つあるというお話を以前にしましたが「世界の成り立ち」「過去の説明」「未来のビジョン」を説明するということでした。
 これらは人間が普通に生きていても知ることができないもので、私たちはごく最近の自分の身の回りの出来事しか認識できないので、その理由を説明してもらえることは大きな価値を持つわけです。

 僕たち私たちは、せいぜいおじいちゃん・おばあちゃんくらいまでの限られた親族と、おなじ学校のクラスメイトと近所の人たちくらいしか濃密に語ることはないので、「自分がどういう世界に属していて、どのような成り立ちで生きているのか」はわかりようがありません。

 なので、そこから先の情報は、学校とか、家族の昔話とか、そういうものでしか把握できないわけです。

 前回のお話で言えば、それらはすべて「空想」ですから、現実とはかけ離れた「物語」としてやってきます。今の若い人の中に「日本がアメリカと戦争していたことを知らない」という人がいる話が話題になったりしますが、彼らにとっては「現実の歴史ですら物語に過ぎない」ように聞こえてしまうわけですね。

 さて、そんな風に、僕たち私たちは「自分がなぜ存在しているのか」をほとんど知りません。家族親族のことくらいは多少物語を聞いていますが、それ以外は実はすっとんでいて、空白です。

 だからその空白の部分に対して「実は神様がいて、これこれこうなんだよ!」と言われたら、すっと物語が耳から入ってきてしまうということも、十分あるわけです。家族の成り立ちは知っているけれど、世界の成り立ちはまったく知らないからです。


 さて、ここで「そうした情報はすべて空想の産物であり、無意味だ」と言うのも簡単なのですが、それはブッダのように諸行無常を説く人間ならまだしも、私はそれをオススメしません。

 厳密に言えば、たしかに世界は空想で物語で出来ているのですが、それをうまく活用することで、人はしっかりとした土台・信念を持っていきてゆけると考えているからです。

 そこで今回は「世界の成り立ち」はちょっと脇へ置いておいて、「あなたの成り立ち」と「あなたが存在する理由」についてお話したいと思います。

 かなり目からウロコな話をしますから、お楽しみに。


 さて、ここですこしお断りです。ここから先の話には、私の個人情報がバンバン出てきます。ぶっちゃけ身バレする話を書きますから、今回に限っては有料noteの設定をしておきますね。

 (パンツが)解脱者を名乗るムコガワが実はどんな人物で、どんな活動をよそでしているのかが、バレバレになってしまうという回なのです。

 
 さて、ムコガワは、ふだんは会社勤めをしているのですが、別の仕事というか、別の顔をたくさん持っています。
 そのうちの一つに、

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