2007年の備忘録 出国 ~ 香港初日
始まりは2004年、大学時代に住んでいた学生寮の社長室(共同勉強部屋)での会話
後輩F「むくさん、就職してどうするんですか?」
む「3年ほど勤めて一回やめるかなー」
後輩F「僕、今度大学辞めて医学部入り直すじゃないっすか。むくさん辞める頃、4年生だと思うんで夏に会社辞めて、僕の夏休みと合わせて一緒に旅行いきませんか?」
む「ええなーそうしようか」
~~ 3年後 ~~
F「むくさん、そういえば本当に会社辞めるんですか?」
む「おう、決まったわ。旅行行く?」
F「行きましょう」
む「おっけー、バックパック旅行とか初めてじゃから色々とノウハウ教えてくれ~」
F「おっけーっす。あ。Kに弟の高校生タツヤってのを連れて行ってほしいって頼まれたんですが」
む「そうなん、おっけー」
~~~ 3か月後 ~~~
2007年7月23日 最終出社
色々と準備を整える
2007年7月28日 日本出国日
ドトールのミラノサンドとコーヒーで朝食を食べ
成田空港では出国前にカツカレーを食べた
チェックインをしようとするとイベント発生
CA「すみません、オーバーブッキングになってしまったのでビジネスクラスに乗っていただけますか?」
む「喜んで!」
完全リクライニングのシート、ウェルカムカクテル
機内食のカツ丼、おやつのハーゲンダッツ
この旅、一番の贅沢な時間を早くも過ごすことになりました。
現地時間 17:35分 香港空港到着
入国審査を終えた辺りで後輩Fと高校生タツヤと合流。
空港から事前に調べておいた安宿に向かうことに。
空港を出た瞬間、真夏の香港を実感させる暑さと湿気
アジア特有の香辛料の臭いはまだしなかったけれど、
蒸せるような空気からは東南アジアに来たということを実感。
市街でバスを降り、安宿のLUCKY HOUSEに到着
日本語を話せる宿主に聞いたところ、ドミトリールームのベッドが三つ空いているということで宿泊を決定。
中国ビザを取るために宿主に情報を聞いたところ、通常5日間ほどでとれるが宿主にマージンと警察への賄賂を払うなら2日間で取得してきてくれるという。
物価も高い香港に5日間もいたくなかったのでお願いすることにした。
LUCKY HOUSEの宿泊費は一泊130香港ドル
当時のレートで一泊約2000円ほど。
南京虫が出るかもしれないベッドとエアコンの無い部屋でこの値段なので相当に物価が高いと感じた。
宿のインターネット(パソコン)使用料(当時話Wi-Fiなどまだ存在しない)は30分で5$と言われたが、先人が残した旅行情報ノートによると宿主の外出中や睡眠中に利用すれば普通にタダで使えるとのこと。
宿主は早寝らしいので夕食がてら街に出ることにした。
夜市をぶらぶらしていると、グラビアアイドル時代の雛形あきこの写真を使った看板があったり、ルイヴィトンのモノグラムデザインのバスケットボールが売っていたりした。
街の独特の臭さと湿度は夜中にも関わらずかなりのもの。
適当なお店でチンタオビールと蒸し魚のようなものを食べ、宿に戻る。
狙い通り、宿主は寝ていたのでインターネットを利用
宿のパソコンから両親にメールを打った
「5日前に仕事を辞めて、今香港にいます。多分秋ごろには日本に帰ると思います。ちゃお」(原文ママ)
その後、眠くなるまで青島ビールを飲みながらタバコを吸って寝た。
宿の親父がえびすさんを汚くした感じだったこと
初めてのアジア初日でワクワクしていたことだけは今でも覚えている
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