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悪型ゾロアークバレット
みなさんお久しぶりです。チームライジングフィストのむっかです。
今回は最近使っているゾロアークバレットの構築記事を投稿したいと思います。
デッキ構築のお手伝いが出来れば幸いです。
■ゾロアークバレットとは?
特性「げんえいへんげ」でトラッシュにある1進化ポケモンに成り代わり戦うデッキになります。
相手の展開次第で有利なポケモンを後出しじゃんけんのように出すことが出来ることが強みの1つになっています。
新弾が出るたびに1進化ポケモンは増えていくためレギュ落ちするまで一生強化されることが特徴です。
しかし、「メタモンV」の「Vへんげ」のようにかかっている効果やポケモンのどうぐ、エネルギーを受け継ぐことが出来ないためリソース管理が必要になってきます。
■採用候補
ゾロアークからのエネルギーを受け継ぐことが出来ないため、基本エネルギー1枚もしくはツインエネルギー、ダブルターボエネルギー1枚でワザが打てるポケモンが採用候補に挙がります。
また、ワザは打てずとも特性が有用であるポケモンも採用する価値があります。
スターバースまでの環境で採用されそうなポケモンをリストアップしてみました。
無色1エネないし2エネでワザを打てるポケモンが多いためツインエネルギーとダブルターボエネルギーを4枚ずつ採用しても構わないのですが、「こくばバドレックスV」の「シャドーミスト」、「ジュラルドンVmax」の特性「まてんろう」に対して対抗できなくなってしまうため基本エネルギーを絡めたデッキのほうが柔軟に対戦を進めることが出来そうです。
■デッキ構築
詰むデッキを減らすため基本エネルギーを採用するとしてどのエネルギーにするか迷いどころです。
そう思っていたところ「フーパファイヤー」のデッキを見ていて思いつきました。
「これガラルファイヤーとクララ採用したら強くね?」
ゾロアークバレットの高打点は相手依存になることが多いです。
・ぎゃっきょうぎり→相手のV,GXの数×50+30ダメージ
・きょうさんねんえき→相手の特性の数×50ダメージ
これは相手側がケアしてしまえば減らせるダメージでありダメージレースに大きく影響してしまいます。
しかし、そこに「じゃあくチャージ」の「ガラルファイヤー」が加わることで相手の場に影響を受けることなく高打点を出すことが出来ます。
クララはポケモンを回収することが出来るため序盤では「げんえいへんげ」を使ったゾロアークラインをサルベージすることが出来るため腐りにくいのも良い点です。
また、中打点で止まってしまったとしてもジムプロモの「マニューラ」の「おいうちクロー」により相手のポケモンを確実に2パン出来ます。
以上のことから悪エネルギーを採用したゾロアークバレットを作りました。
「なかまをよぶ」のチラーミィが収録されたことで「クロバットV」や「ネオラントV」などのサポートVポケモンを採用せずとも安定な初動を作り上げることが出来るようになりました。
また、「シロナの覇気」により必要なカードを保持しつつ縦引きができるようになったことも安定感を増す要因です。
■デッキの使い方
チラーミィの「なかまをよぶ」が後1先2で打てるようであれば積極的に使い盤面にチラーミィとゾロアを複数体並べましょう。
V主体のデッキであればサイドを2枚取られてから攻撃しに行っても十分に間に合います。
非Vデッキが相手であれば先にサイドを取りに行くかガラルマタドガスで相手の特性をロックして時間を稼ぎましょう。
下記に簡単なデッキ相性とそれらに特に使用するポケモンをリストアップしました。
<有利>
・ミュウVmax→グソクムシャ、タルップル、ガラルファイヤー
サイコジャンプがあるためミュウVmaxをワンパンすることが要求されます。
ワンパンルートとしては以下が挙げられます。
べっとりねんえき
フュージョン4枚×70+こだわりベルト+30=310
もえあがるいかり
(取られたサイド3枚×50+20)×2(弱点)=340
サイド落ち等でこれらのポケモンで戦えない場合は他の1進化で代用する必要がありますがミュウをワンパンできない以上オドリドリやゲノセクトVを攻撃することが求められます。
特にオドリドリは特性「ねっけつレッスン」により受けるダメージがマイナス20されるため早期にきぜつさせることが勝利へのカギになります。
・白馬アルセウス→ミノマダム(闘)(鋼)
はくばバドレックスVmaxにはミノマダム(鋼)
アルセウスVSTARにはミノマダム(闘)
その他特性「うらこうさく」が並んでいる場合はアップリューが有効なアタッカーとなりこの上ない有利対面です。
特性「クイックシューター」でチラチーノにダメカンが乗せられ続けサイドを1ターンで複数枚取りさせられるターンが増えると厳しくなってくるため早期決戦が望ましいです。
・ムゲンダイナVmax→グソクムシャ、アップリュー、ミノマダム(闘)
Vポケモンが多く並ぶデッキタイプなのでグソクムシャが刺さります。サイド落ちに苦しまない限りは完全な有利対面と言えます。
ガラルマタドガスを絡めてくるムゲンダイナVmaxに対してはツインエネルギーを安易にトラッシュしないように立ち回ることが求められます。
<微有利>
・れんげきテンタクル→ガラルマタドガス、アップリュー
ガラルマタドガスをゾロアークが尽きない限り出し続けることができるため相手の特性をほぼ止め続けることができます。
しかし、ガラルマタドガスは1枚しか採用していないためあなぬけのひもやボスの指令に弱いためサイドを先行できるタイミングがあれば積極的にバトルポケモンをスイッチして戦います。
マーイーカが悪弱点のためゾロアのうしろげりで倒せることができます。後1でサイドを先行できる案として覚えておきましょう。
・フーパファイヤー→ガラルマタドガス、アップリュー
後1アサルトゲートでサイドを先行されるとキツい対面ですがガラルマタドガスで特性を止めることができれば案外有利なデッキタイプです。
逃げるエネルギーが0のポケモンを倒し続けることで回収ネットやあなぬけのひもなどのリソースを吐いてくれるので終盤息切れして勝てることが多いです。
<不利>
・ジュラルドンVmax→ガラルマタドガス、マニューラ
特性「まてんろう」によりツインエネルギーが使えなくなります。基本エネルギーの数が大事になってくるため普段以上にふつうのつりざおやクララを大切に持っておきましょう。
しかし、崩れたスタジアムやセイボリーによってベンチのポケモンをトラッシュせざるを得ない展開になることが多いため勝つことが難しいです。
・れんげきウーラオスVmax→アップリュー、マニューラ、マナフィ
非Vデッキの天敵であり弱点をつけないためれんげきウーラオスV,Vmaxともにワンパンできません。
マナフィがサイド落ちしてしまうと本格的に勝てない対面です。
仮にサイド落ちしていなかったとしてもヨガループで追加ターンを得られるとサイドを複数枚取りされるとキツいです。
・インテインテ→アップリュー、マニューラ
雷弱点のため現状のデッキではワンパンできず、与えたダメージはモミで回復されるため勝つことは非常に難しいです。
特性持ちのポケモンが多いデッキタイプなのでアップリューが輝きますが、「頂への雪道」によりインテレオンVmaxの特性が無くなるため打点が下がってしまい2パンラインに届かない場合も多いです。
<無理>
・ガラルマタドガスが入っているデッキ
「げんえいへんげ」が封じられるためゾロアーク自体が戦うことを強いられるため
■最後に
他のデッキにはまねできないユニークな戦い方ができるゾロアークバレットですがまだまだ考察の余地がある素晴らしいデッキタイプです。
今回は悪エネルギー主体のものをご紹介しましたが新弾が出ればまた違う構築へと変化を遂げるかもしれません。
みなさんも拡張しがいのあるこのデッキを使ってみてはいかがでしょうか?
noteの内容に対して質問等ありましたらTwitterのむっか(@Umipokeca448)までDMお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。