哀愁しんでれら
邦画も嗜むようになってこその映画好きですよドヤ
アト6で次の週にレビューするって言ってましたし、自分でも観てみようかなって思って観てきました。
そんなに期待しないで観に行ったら良かったとかレビューがきてましたね。
そのレビューがすごく自分も言いたい!
前半までは本当にシンデレラストーリーなんですよね。
祖父は倒れる。家は燃える。彼氏には浮気をされる。更に妹を大学に行かせたい。
どうすればええねん!
そこに線路で行き倒れた大悟を助けます。彼は開業医のお金持ち。
祖父はいい病院に入れる。家で自転車屋をしていた父の転職先が見つかる。妹は早稲田も目指せるほど頭が良くなる。そして大悟と結婚してこれがシンデレラストーリー!
そうなんですよ。映画のホームページを見ていたら分かりますよね。
これってホラーなんですよ。
幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。で人生は終わらないんです。
それを表すように時計の針が0時前で映される演出好きですよ。
子供の将来はその母の努力によって定まる
ナポレオンの名言だそうです。10歳で母親に捨てられた小春はその言葉をいつも心に置いていました。
そして連れ子だったヒカリによって、そして少し影のある夫の大悟によって、主人公の小春は狂っていきます。
昔の小春だったらあんなエンディングにはならなかったでしょうね。
ヒカリは一言で言うと虚言癖がある子でした。好きな男の子にちょっかいをかけちゃう。みたいな。まあ、そんな可愛いやつじゃないですけどね。小春のプレゼントを無駄にしたりしてますし、狂気の一端ですよ。
先週のも『花束みたいな恋をした』って一筋縄ではいかない恋愛みてたなあ。そういうの多いなあ。
そして最後の決め手はアレでしょうね。○○の死。
それは物語を完全なるホラーへと引きづり落としていきました。
そこでもとの生活に戻っていれば……
そんな夢みたいなことは起きませんよね。
だってすこし前までが夢のような展開でしたもん。
急降下恋愛ホラーとして非常に面白かったです。