朝からのバイト
クタクタの帰り道、勤務終わりに絶対聞こうと
決めていた、友達の唄。
前方に深緑色の幼稚園帽を被った男の子、自転車の荷台で揺られながら、目に映るものに手を伸ばし、母の背中に報告している。
目が合うと、その手は私に向けられて、角を曲がって見えなくなるまで、互いに手を振り続けた。
夕方6時
それでも明るい、5月の終わり。
空は遠く、高く、青い
軽い足取り、帰宅の時間、
遠く近く
懐かしい、また明日の時間、
良い風が吹いていた。
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クタクタの帰り道、勤務終わりに絶対聞こうと
決めていた、友達の唄。
前方に深緑色の幼稚園帽を被った男の子、自転車の荷台で揺られながら、目に映るものに手を伸ばし、母の背中に報告している。
目が合うと、その手は私に向けられて、角を曲がって見えなくなるまで、互いに手を振り続けた。
夕方6時
それでも明るい、5月の終わり。
空は遠く、高く、青い
軽い足取り、帰宅の時間、
遠く近く
懐かしい、また明日の時間、
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