13章を終えた後の砂の海 考察
13章 弱者では、BR-002の脅威に晒されていた錆火に衛星都市や異邦が
支援物資を送っている描写が何度かありました。
13章ではBR-002壊滅後にイレギュラーキューブの採掘地が復興し、西区が強い発言権を得たのもひとえに砂の海の支援があったからこそだと思っています。
そこで今回は、あまり物語上では語られていなかった異邦、砂の海について
まとめてみたいと思います。
考察は現在の多言語版の情報のみで進めていきますが、13章未クリアの方はネタバレになる可能性があるのでご注意ください。
まずは零鏡キューブの白砂の海についてまとめを見てみましょう。
白砂の海
ディスシティを囲む巨大な砂漠。
ほとんどの砂が白色をしていることから名付けられた。
自然環境は劣悪で、周期的に灰の潮が発生する。
「航路」とオアシスの附近にのみ、 人間の活動痕跡が確認されている。
環境
隕星落下後、マリアシティ周辺は白い砂漠と化し、 巨大な砂嵐が頻繁に発生するようになった。
その原因はわかっていない。
ディスシティ建設後、 政府は砂の海の公的航路の いくつかに災変抑制装置を配置した。
白砂の海以外の地域では、 人々は有限の小型のイレギュラーキューブ設備に 頼って生きていくしかない。
交通
砂の海における公的航路は、 市議会と涅槃運輸が共同で設立した。
特殊な技術を用いて巨大な航船を航路に浮かべている。
航路には災変抑制装置が配置されている。
この航路を利用できるのは 原則ディスシティ政府から許可を得た航船だけである。
涅運輸によると、一般人が航路に近づくと 「想定外の事故」が起こるらしい。
人口
白砂の海の人口密度は極めて低く、 ほとんどの人は公的航路周辺の貿易所と情報スポットにいる。
砂の海のオアシスを利用して 自主的に小規模な集落を作った者もいる。 その他、オアシスと航路の間には 多くの砂漠強盗が徘徊している。
公海
白砂の海はディスシティに所属しているが、 環境が劣悪なため、
実際には無政府状態になっている。
集落に住むオアシスの 住人や徘徊する砂漠強盗は、
ディスシティの航路以外の地域を「公海」と呼んでおり、
自分たちがディスシティに所属する者だとは思っていない。
環境で書かれている「マリアシティ」というのは
罪の刻印・元年・隕星のフレーバーテキストに書かれている土地の名前。
元年・隕星
Ⅰ:ナイトフォール元年12月12日、隕星は予想より74時間早く大気圏を突き破って西大陸の辺境砂漠に落ち、マリアシティーを破壊した。
ブラックリングBR-000が形成され、街の者は全て死に絶えた。
Ⅱ:あれから、BR-000を中心に世界規模で災害が起き、人類の文明を滅ぼした。政府連合は『ナイトフォール宣言』発表後に解散した。
Ⅲ:「人類は暗闇の中で耐え忍び、夜明けの再臨を待っている」
マリアシティは隕星爆発前に存在した都市で、隕星爆発によりブラックリング BR-000が発生し、それによって壊滅したので現在は存在していません。
では次に現在確認できる砂の海に所在している都市や村をみていきましょう。
白砂の海を越えた先、 オアシスに位置する巨大都市フィシャシティ それはキャンベルー族が掌握する都市。
今のフィシャシティを率いる者は キャンベル家五代目の当主で、 今までで最も冷酷なリーダーである。
彼はたった8年間で、白砂の海の98%の航路と、 ディスシティとの重要な貿易ルートを手中に収めた。
これはディスシティへ攻め込む機会をまだ諦めていない証拠にもなる。
零鏡キューブ フィシャシティの説明
ディスシティに次ぐ規模を誇る都市であり、
有力な財閥である「キャンベル一族」が拠点としている。
政治や貿易を始め、都市の命脈のほぼ全てをキャンベル一族が支配している。
長年に渡るキャンベル一族主導のもとで、
フィシャシティの貿易や運輸業は異邦の中でも群を抜いて発展し、
経済規模はディスシティ以外の全ての都市を上回っている。
ペッパーの経歴調査から見る衛星都市ヒース村
ディスの辺境にある農業衛星都市ヒース村で生まれた。
そこはイレギュラーキューブが乏しく、生活水準も低い。
対象は学校教育を受けていない。
祖父母に育てられ、両親はニューシティに 出稼ぎに行ったまま帰っていない。
ヒース村の労働力として残された数少ない若者の一人。
人生の意味を探し、故郷の発展に貢献するため 「冒険家」としてディスを旅することにした。
具体的な職業や貢献は不明である。
零鏡キューブ ヒース村の説明
ディスシティに属する農業衛星都市。
村民は基本的に農業に従事し、ディスシティに農産物を提供して
イレギュラーキューブなどの資源を得ている。
ここ数年村民の流出が激しく、村の労働力人口が非常に減少しており、
高齢化が問題となっている。
ヒース村は砂の海の僻地にあるため、しばしば砂漠強盗の襲撃を受けている。
プリシラの能力評定を見ると サトル村のイレギュラーキューブ資源は乏しい と書かれている。
プリシラはそんな環境の中でも体質が特殊であり、 汚染に対してある程度の抵抗力を身につけていたので 狂瞳病の侵蝕の程度は低い。
零鏡キューブ サトル村の説明
ディスシティに最も近い小さな集落。
自然環境は悪化しており、村民の生活も苦しくなっている。
彼らに残された道は、村に残って細々と生き延びるか、
村を離れてニューシティに活路を見出すしかない。
以上が現状情報が出ている砂の海に所在する土地の名前。
衛星農業都市であるヒース村が零鏡キューブの情報で砂の海の中に含められているので、 恐らく衛星都市は砂の海にあると推測出来ます。
錆火事件の時も危険なのを知りながらも、 錆火に物資などを提供してくれたのもあり、錆火と衛星都市は良好な関係であった事がラフナの話からも伺えます。
ドナルドの取り調べでも彼が西区の再建を行なう際に衛星都市の名前が挙がっていました。
錆火事件からどの位時間が掛かってはいるかは分かりませんが、 少なくともニューシティよりは 先に手を組んだのでは無いかと推測しています。
もしかしたらユウレンが錆火のリーダーだった頃から武器や物資などの調達は行われていた可能性もありますね。
けれど、ガヴェインディッシュ女史の様に ニューシティでも西区との交渉に 判断が早い方はいます。
また西区の惨状を受けてクイーン集団は、 砂の海の中で臨時の居住地を幾つか提供していました。
これはエイレーネーの指示だと思われます。
粛清命令が計画されていた衛星都市も 危機を脱し、 正しい道を歩むようになった。
商業輸送は徐々に拡大されている。
エピローグにもこのように書かれているので、少なくともクイーン集団、衛星都市辺りはすぐに西区との商談を決めたのではないかと考察しています。
フィシャもサンドレイダースが起きているNF112年時点でディスシティとの重要な貿易ルートを手中に収めた。と書かれているのでこのルートの中に錆火がいれば、行動は早そう。
この商談に恩恵を受けるのが衛星都市であるヒース村やサトル村。
西区と関係にあるMBCCとの関係性が拡大すれば、 砂漠強盗の襲撃への対策や 環境が悪化している集落への 支援なども行える様になると思う。
今後、サトル村出身のプリシラの取り調べの開放や衛星都市出身のコンビクトが増えてくる気がします。
考察に荒はありますが、以上が砂の海に関するか個人的な考察になります。
ご清聴ありがとうございました。
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