10月13日 着物リメイクのパンツ
ようやく秋らしいさわやかなお天気。
アイロンの熱がそうそう苦痛ではなくなってきたので、思い立ってパンツを縫うことにしました。少し前にいただいた無地の着物生地が、厚みもあってちょうどよさそうです。
ミシン糸のカタログを開いて色を調べ、近くの手芸屋さんに在庫確認の電話をします。せっかくきれいな紫色の布なのですから、糸もそれに合わせることにしましょう。
「2個ありますよ」との返事があったので、すぐに買いに行ってきました。順調なスタートです。
型紙を載せたあと、絹に鋏を入れると、さくさくと、いい音です。このところ木綿や麻ばかり手にしていたので、絹は久しぶり。
サクサクサク・・・
丈を5センチばかり長めにして、モンペ仕立てにします。暖かいし、何かに裾がひかかって転ぶという危険も回避できるから。
手縫い大好き派ですが、今回はぜんぶミシン。縫い代の始末は折伏せ縫い。ミシン糸の色にこだわった理由は、折伏せでは表にステッチが出るから。
夕方、ウエストを縫ってゴムを入れたら完成ですが、ここから先は次の日の仕事にしました。一気に進めると間違えるのです。
今日のパンツだって、脇線を片方表裏を間違えて縫直しました。
表裏、左右、上下、よく間違えます。やり直しは楽しくありません。
汚くなるし、時間はかかるし、なによりも面倒だから。
間違える回数は、年々ひどくなっていきます。
職人さんのように技術が体にしみこんでいるというわけではないので、注意力の劣化が表面化してきたということなのでしょう。
接着芯のザラザラがわかりにくくなったり、よく道具を落としたり、「これもかぁ・・・」と、わが身で老化を体感しながら裁縫する毎日だけど、とりあえず、新しいパンツの出来上がり! うん、いい感じ。