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韓国に乾杯禁止法案を提案する?

僕は日本の大学を卒業し、今は韓国で個人事業をやっている韓国人の男です。韓国でコスメブランドの会社を運営しております。僕は大学のため、4~5年間を日本で留学生活をしました。当時気づいた「韓国の乾杯文化」のことです。日本に行く前には全然おかしいと思ってなかったが、日本に行って少し変だなと思ったことが、「韓国人は乾杯し過ぎ」ということです。

韓国の男性はお酒を飲む時、相手のグラスに酒が入っているのか、どのくらい入っているのか、お酒を注ぐタイミングなどに物凄く気にしており、自分も気づかないうち、一緒に飲んでいる相手のテンポに合わせているわけですね。乾杯もそうなのですが、相手がスープとかおつまみをちょうど口に入れようとする瞬間には乾杯を提案してはいけない。相手が目上の人だと、よっぽど気になるわけです。目の前に美味しいものがあって食べたくても、ちゃんと空気を読みながら、相手のテンポに合わせながら酒や飲食を食べるのです。自分も相手もみんなお互いを気にしているから、いつもお酒を飲むタイミングが一緒です。もし、10人くらいが同じタイミングとサイクルで杯を持ち上げると想像してみて下さい。まぁ~そこまではいかないと思うけど、でも、想像すると面白いですね。今、この瞬間に酒一口飲みたいなぁ~と思ってこっそり一人飲んでしまうと、「何で一人で乾杯もせずに勝手に飲んでいるわけ?」と言われるかも。

韓国人がお酒を飲む時、乾杯を何回ぐらいするのでしょうか。ネットで検索してみましたが、その解答が見つからなかったので自分の経験から考えてみます。僕は男なので男性30~40代を基準にして考えてみます。会社員の飲み会だど、一人当たり焼酎1本以上は飲んでいるわけですね。韓国の焼酎1本が360ml、1杯が50mlなので、1本当たり=7.5杯。焼酎1杯に必ず乾杯1回以上はしているので、焼酎1本で乾杯7~10回獲得。

最初に焼酎を飲んだら、ほとんどはビールを飲むために2次会に行きます。最初は焼酎、2次会はビール、3次会はカラオケ。これが一般的な韓国の飲み会風景です。勿論、会社によって違うかも知れません。これは僕の経験からの話なので、個人差があることを申し上げておきます。

2次会からはこの乾杯の回数が急激に増えていきます。お腹もいっぱいになっているので、少し飲むテンポを緩めるために乾杯という段階をたくさん入れます。ジョッキでビールを飲むと、なんとなく乾杯の回数が多くなるのはなぜでしょうか。焼酎は一杯の量が少なく、何か焼酎は「一杯当たり乾杯一回」のような感じで、ジョッキで飲むとそういった決まりがなくなり、できる限り乾杯をたくさんやりまくります。3次会までは行かない人も多いので、話は一応この辺でストップ。自分の経験からみると、韓国人は平均的に15~20回は乾杯をするのではないかと推測してみます。

僕は、「乾杯の回数が多いのは良いことではない」というわけではありません。「人生は乾杯の回数ほど幸せになる」という本の題目もあります。

でも、お酒を飲みながらテンションが上昇しつつ、この「乾杯」の意味や目的、または趣旨などが変質していくからです。最初は「頑張ろう!」から始めた乾杯の意味が、だんだん酔っていくと「はやく飲め!」のような感じになってしまうのです。「生きて家に帰ろうと思うな~今日は飲みまくってここで死ぬんだぞ!」結局、乾杯の回数が多くなることにより、余計な問題まで生じてしまう。飲酒運転、セクハラ、喧嘩、お金など。

乾杯は最初に一杯だけで十分、お酒も自分で注いで飲み、相手のグラスなんかに気にせず、お酒のほんの味を楽しみながら、気楽にお酒を飲みたいです。

韓国には国民請願制度というのがあります。大統領府の青瓦台(チョンワデ)ホームページに登録された請願のうち、30日間20万以上をみんなに推薦されると、その請願に対して青瓦台や政府の関係者が回答してくれるという制度です。僕もその掲示板に「乾杯禁止法案」を提案してみましょうか。国民の肝の健康のために~? まぁ~健康な乾杯文化をつくりましょう!という話でした。^^


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