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ペットボトルコーヒーを飲むと動悸などの体調変化が現れるのですが、インスタントコーヒーや喫茶店のコーヒーでは体調変化がありません。何か差があるのでしょうか?

(Quoraより、回答を転記)

はじめまして。

大変でしたね。。珈琲屋ですが、同感です^^;

ペットボトルや安めのリキッド珈琲は、

私も頭痛や体がこわばったようになります。

質問者様と同じ状況かどうかはわかりませんが、

2点考えられます。

一点目、抽出方法(製法)による影響

考えられるのは、ペットボトルのお茶やコーヒーなど

大量抽出で使用される浸漬式の抽出です。

一般的にはボイルドコーヒーと呼ばれるタイプで、

珈琲に含まれる油分が素直に出てきます。

物質的にジテルペンという、ちょっと大きめの

植物油が体に取り込まれることにより、

脂質異常症(ちょっと前で言う高脂血症)にあたる症状が

報告されています。

喫茶店では紙やネルを使ったフィルターが通されますし、

インスタントコーヒーでは、製法によると思います。

二点目、低品位豆の場合のカビ毒による影響

珈琲豆の品質、産地(輸送距離と方法)や精製方法、

保管状態によりますが、珈琲にもカビが生えます。

カビ自体は焙煎で焼けてしまいますが、

特定のカビが出した排泄物には、神経毒の作用があり

総じてマイコトキシンと呼ばれています。

日本では、オクラトキシンAが検出例アリです。

これらのカビ毒はほとんどの場合、

焙煎による熱では分解しきりません。

ちなみに珈琲屋観点だと、いい値段の豆でも

カビはたくさん生えています。

まともな珈琲屋さんは機械や手でこのカビ豆などを

弾いて商品に入らないようにしますが、

工業用の珈琲の利用では、十分でないケースも

あるかもしれません。

私の場合は、このカビ毒が致命的にダメですし、

すぐに入ってるとわかるので、徹底的に除去してます。

珈琲そのものはきっちりすればとてもおいしいものですが、

ご質問者様のように、不慮の事故として、良くない珈琲に

出会われることもあるかと思います。

良い珈琲に出会えますように^^

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