ロシアで22日〜BRICS会議。議題は「ドル決済からの脱却」
この度、BRICS会議が行われる。
基軸通貨がドルなので日本も6割以上はドル決済で貿易してるので円安であれば日本としては輸出で儲かる。
円安が続いているので米国としてはつまらない状況が続いている。
輸入では円安だと逆に日本にとっては割高となる。
ただ、日本の最大貿易国でありデフレの中国から中国製品をわざわざドル決済でドル建てで買うというのは確かに効率が悪かったりもする。
ドル決済が無くなったら、基軸通貨からドルが外れたらどうなるのだろうか?
例えば国債買入れ停止した際に日本の国債が暴落してしまったとする。
国債の暴落に対して金融当局は介入するだろう。
緩和的な介入で利下げしたり資本注入したり国債買入れをは再開した場合、
今度は通貨安に歯止めが効かなくなる可能性がある。
また株高円安の状況で海外も緩和的な利下げをして金余りの現状では日本株もバブルになったり、通貨安が進んでハイパーインフレになる可能性もある。
そんなとき、つまり金融危機が起きた際、日本はドル不足になっても流動性が確保できるように日米間、日中間でもスワップ協定が結ばれている。
中国が金融危機となれば日本が支援するし米が金融危機となれば日本が支援する協定だ。
日本の外貨準備高は世界2位、対外純資産は470兆を軽く超えて世界1位であり、スワップラインを使わなくてもドル不足になりづらく金融危機には無敵レベルで強い。
ただ、、それはドル基軸だからである。
ドル基軸では無くならずとも、ドル建て貿易を各国がやめていったら…日本は金融危機に対応できなくなってしまう。
BRICSの会議でその懸念を市場が織り込み来たら…
日本株もドルの価値も落ちてしまうだろう。
短期的なドル安による75ー85円くらいの超超円高からの対外資産減による円の価値下落懸念から長期的には超円安に向かう可能性も高く、日本株はハイリスク資産となり資金流出は免れない。
買うだけ買いまくった異次元緩和のETFも売却せざるおえないがそんな事をすれば売りが売りを呼ぶ。
最終的にはGPIF年金機構に手を付けるだろう。。
そんな可能性もあるBRICS会議に注目が集まる