【富山を探す旅】白エビ以外に何がある?-富山県氷見市&高岡市編-
小さな村を旅することが好きなnobuです。
私は、古くからその地域の産業の歴史によって生まれた歴史的建造物、その地域特有の食文化や古くから継承されてきた伝統芸能やお祭りなど、人の営みや生活によってつくり出された地域特有の資源に触れ、学ぶことが好きです。
お仕事でも、プライベートでも、そんな地域を訪れることが多いので、このnoteでも、ご紹介できればと思います。
さて、初回の投稿は
『富山県氷見市と高岡市』です!
“富山県”と聞くと、どんなイメージでしょうか??
私は、 #白エビ 、#海がきれいそう!、#黒部ダム、みたいなイメージを持っていました。
氷見市はぶりが有名と知っていましたが、
高岡市は全くどんな町かイメージがつかず、、、。
今回はそんな富山のイメージを持つ私が、
氷見市と高岡市を訪れた旅の記録です。
早速、ご覧ください!
❚ 富山までのルート
私の自宅から一番近い新幹線駅である大宮駅から1日目の目的地、富山県氷見市までは在来線と新幹線を乗り継いで約3時間ほどです。
■所要時間:3時間3分 ■料金:12,900円
▼詳しくはこちらをご覧ください!
氷見を電車で訪れる際の注意事項として、
JR氷見線は交通系ICカードが使えないことです!!
私は交通系ICカードで高岡駅まで行き、高岡駅近くの老舗洋食店でランチを済ませ、高岡駅に戻り、切符を購入して氷見線で氷見へ向かいました。
切符購入のついでに、高岡駅周辺でランチをして氷見に向かうのもいいと思います!
皆さんもJR氷見線乗車の際は注意してくださいね。
❚ 老舗洋食店で"肉厚ハンバーグ"ランチ
高岡駅で氷見線の切符を購入しないといけない関係で、一度高岡駅で改札を出るなら、高岡駅周辺でランチしたいなと、新幹線で考えていました。
Googlemapで高岡駅周辺でランチができる場所を探していると、良さそうな洋食屋さんを発見!
評価も4.1でコメントを見てみると、「ハンバーグは何度食べても美味しい」とのコメントが。
お店のHPを見てみると創業は1948年の老舗洋食店で1度は閉店したものの数年前に再オープンしたお店らしい。
ランチタイム真っ只中なので、入れるか不安でしたが、「一回行ってみるか」と思い、行ってみました。
席は私の来店で満席に。お客さんはファミリーからおばちゃんグループ、若い男性1名などと、幅広い世代に人気があるお店であることが雰囲気でわかりました。
「さて、何を頼むか」とメニューを見るといろんなメニューがありましたが、やっぱりハンバーグかなと思い、Aランチを頼みました。
Googleの評価コメント通り、ハンバーグはとっても美味しかったです。ハンバーグは3㎝ほどの肉厚で食べ応えがあり、満腹!満足でした。
私が食べている間も、何人か来店されていましたが、満席だったので少しお待ちになっていました。
人気店みたいなので、来店の際は予約がおすすめかと思います!
また、個室も用意されているようなので、様々なシーンで利用できる洋食店のようです。
高岡駅周辺を訪れた際には、ぜひ肉厚ハンバーグを食べに行ってみてください!
❚ 道の駅 "ひみ番屋街"
さて、高岡駅からJR氷見線に乗車して氷見駅にやってきました。高岡駅からは電車で約30分ほど。
この日はとてもいい天気で、海岸線を歩いていてとても気持ちのいい日でした。
氷見駅から海岸線を20分ほど歩くと、
「道の駅 ひみ番屋街」があります。
こちらは、お寿司屋さんやお魚屋さん、お土産物屋さんなどがあって、旅行で来たらここはぜひ訪れていただきたいです。お土産のおすすめは、やはり海産物となりますが、おすすめのお店が「江政商店」。
ここは氷見の「亀寿司」の大将におすすめしてもらったお店。
※亀寿司は後ほど登場します!
大将曰く、「みりん干しって、焼いたら固くなるものが多いでしょ?江政のみりん干しは焼いても固くならない」だから美味しいとのこと。
私は3月にも氷見を訪れた際に道の駅に行ったのですが、今回は時間が無くて行けませんでした。
今度氷見に行った際には、「江政商店」さんの商品をお土産に選びたいと思います!
❚ 氷見の地酒"曙"
道の駅 ひみ番屋街から歩いてすぐの場所に、氷見の日本酒の蔵があります。「髙澤酒造」さんです。
代表的な銘柄は「曙」というお酒です。
今回は社長さんからお話を伺うことができて、髙澤酒造のお酒の特徴をお聞きしました。
「私たちは海のお酒なんです。柔らかくて、味わいがあり、キレのあるお酒。魚を食べるときに、魚の脂をスパッと切るのがお酒の役割です。お酒にも旬があって、イワシが獲れるとき、アジが獲れるときには、それぞれの魚に合わせてお酒造りを意識しています」。
富山県南砺市には「三笑楽酒造」さんという酒蔵があります。
https://www.sansyouraku.jp/index.html
こちらは山間部にある酒造さんで山のお酒。ジビエや山菜などの山の幸にある苦みや灰汁を日本酒がつつみ、余韻を残すといった日本酒の特徴があるそうです。
その土地や食文化の関係によって、地酒づくりも変わってくることを学ばせてもらいました。
❚ 1日2組限定の宿"HOUSEHOLD"
この日の宿は氷見市にある1日2組限定の海辺の小さな宿「HOUSEHOLD」さんです。
元々呉服店だった場所をホステルとしてリノベーションされたお宿。宿の中には呉服店の時に使われていたであろう業務用エレベーターなどがまだ残ったままでした。
店主の想いとして、「宿でお料理を楽しむのもいいけど、氷見には素敵な飲食店がたくさんあるので、宿から出かけていただいて、氷見のいろんな場所を楽しんでほしい」という想いがあるそうです。
予約の段階から氷見の飲食店などのたくさんの情報を送っていただいていました。そういった情報は旅をする上でとってもありがたかったです。
❚ 常連になりたい"亀寿司"
さて、待ちに待った氷見での夕食の時間です。
今回は「全国旅行支援 富山で休もう。とやま観光キャンペーン」のHOUSEHOLDさんの特別プランとして、「まちの飲食店常連なりきりプラン」というプランの予約をしていました。
どういったプランかというと、宿泊と氷見の飲食店で楽しむ夕食(食事)がセットになっているプランです。
HOUSEHOLDさんと連携している飲食店をいくつか提示をしてくれて、私はお寿司屋さんの「亀寿司」へ行くことにしました。
チェックインの際に、「亀寿司」さんの小話がまとめられた紙を受け取りました。ここには、亀寿司の大将のお人柄やおすすめのネタなどが書かれていました。夕方漁港でコーヒーを飲みながら、フムフムと読んで予習して亀寿司さんに向かいました。
亀寿司へ到着!
今日は予約でいっぱいのようで、看板も光っていなくて、「これプランに入ってなかったら、入れないところだ」って思いました。
来店してカウンターに座ると大将から
「飲み物は?」と聞かれて、「生ビールで!」と頼みました。そのあと、「お寿司でいいかな?」と聞かれて、「はい」と答えました。
このお店はずっと見まわしても、メニューがないお店。「白身の魚あるかな?」って感じで自分の好みのネタを大将に伝えると出てくるスタイルのお店です。
苦手なものは伝えなきゃと思い、初めに苦手なものを大将に伝えると、すごいスピードで寿司ネタが出てきます。
どれも美味しかった!
大将から「お二人さんは、今日、HOUSEHOLDにお泊りだよ」って伝えられて、私のお隣の女性も今日はHOUSEHOLDにお泊りとのこと。
人と人を繋げてくれる大将もいい。
お隣の女性は富山市在住とのこと。
最近、自分の住んでいるところってあまり詳しく知らないなって気づいたようで、お休みになると富山を巡っているらしい。
このお店でおすすめのお土産物やおすすめスポットなどの情報をいただきました。
また行きたいお店です。
❚ 屋上でハイボール
亀寿司で食事を済まして、まだ19時頃。
普通だとまだ帰宅していない時間帯。
とても贅沢な時間だなと思いながら、道の駅 氷見の近くにある温泉「氷見温泉郷 総湯」へ。露天風呂も広くて、ゆっくりできました。
宿に戻り、宿の屋上で一人宴会。ハイボール片手に氷見の夜の景色と空を見ながら贅沢な時間でした。
今回は一人旅ですが、数人であれば、夜の景色を見ながら語り合うとかいいな。
❚ HOSEHOLDの朝食
2日目の朝。
HOUSEHOLDの朝食をいただきに、1階へ。
せいろで蒸した氷見のお野菜や、魚のあらの味噌汁、こだわりのごはんが並びました。
朝食には、昨日亀寿司さんで出会った富山の女性もいらっしゃいました。
その方が富山を巡られていておいしかったお店や、気になっているお店などをお聞きできました。
高岡駅にある予約必須の焼き鳥屋さんや、最近国宝になったお寺など。
この方とは連絡先も交換して、また富山に行くときは一緒に富山を巡りましょう!と約束もしてきました。
どこでどんな出会いがあるか分かりませんが、素敵な出会いでした。
❚ 氷見漁港を朝散歩
HOUSEHOLDのチェックアウトを済ませて、
朝の氷見漁港を散歩。
遠目で漁港の作業風景を見学しました。
漁港内には朝から開いている食堂「魚市場食堂」がありました。
朝ごはんは食べてしまったので、行きませんでしたが、ここでの朝食もいいでしょうね!
次回来たらここでの朝食も候補です!
❚ 美しい海岸線をサイクリング
さて、漁港を後にして徒歩で氷見駅へ。
氷見駅でレンタサイクル(電動自転車)をお借りして氷見駅~雨晴~勝興寺をめぐるルートでサイクリングを楽しみました。
今回は、氷見駅で借りて、JR雨晴駅で返却をしました。
※雨晴駅で乗り捨て可能
この日は絶好のサイクリング日和で海岸線を風を切って走るのは最高でした。
勝興寺は最近国宝になったらしく、これから観光客が多く訪れる場所になると思います。
❚ 国宝 瑞龍寺で結婚式ができる
亀寿司で大将に教えていただいた、国宝の"瑞龍寺"。
高岡駅からも近くて、私は徒歩で行ってきました。
鮮やかな緑色の芝生で境内も美しいお寺です。
お堂の横のお部屋では模擬結婚式が行われていました。最近瑞龍寺で結婚式を行っているようで、少し見せていただきました。
国宝で結婚式はとても思い出に残りそうですね。
調べるとホテルニューオータニ高岡さんで企画されているようです。
https://www.newotani-takaoka.co.jp/wedding/japanese-style.php
❚ 富山の美味しい食を囲んでパーティー
夜は高岡市の隣町の射水市 新湊漁港の敷地内にある「みなとキッチン」さんで開催された交流会参加しました。
この交流会は普通の旅では体験できないと思いますが、参考程度にご覧ください。
私も2022年10月から参加している「地域ものがたるアンバサダー」と「とやまつながるラボ」の合同交流会でした。
テーブルには鱒寿司や白エビのから揚げなど富山の美味しいもの、また地酒が並びました。
久々にこんな大人数と交流したな~って思うほど、初めて会った方々との交流を楽しみました。
交流を通じて、富山の人は温かいし、外からの人でも気持ちよく迎え入れてくれるし、俺らが富山を面白くしていくんだ!っていう想いを感じました。
このような「人」も富山の魅力だと思います。
パーティーの後、「近くのBarに行く人はついてきてください~」の声がかかり、ほぼ全員で2次会へ。
ベニスの雰囲気も漂う内川沿いのBar「BRIDGE BAR」へ。
写真を撮るのを忘れましたが、ウイスキーやカクテルの種類も多くて、素敵な店内のBarです。
雰囲気のとってもいいですし、射水市の夜を過ごすならおすすめのお店です!
❚昆布愛をまとった町 高岡
そろそろ帰ろうと高岡駅構内を歩いていると、こんな看板が。確かに、町中やスーパーなどでも昆布をたくさん見ました。
富山は北前船の寄港地のひとつだったことから、北前船の主要な交易品の昆布が根付いたそうです。今では昆布の消費量は全国トップクラスだそうです。
とろろ昆布など、昆布商品もお土産物店で販売されているので、チェックしてみてください。
❚ 最後に
富山県氷見市と高岡市の旅。充実した旅でした。
氷見市は私の地元にどこか似ていて、海岸線を散歩していると「空気感が落ち着くわ」と感じました。
普通の旅だと訪れることがなかったであろう亀寿司さんのようなお店との出会い、偶然に出会った富山の女性との出会い、高岡市では、初めて会った人同士の出会いなど、富山で素敵な出会いの連続でした。
出会いの中で
「このお店もおすすめ、このスポット行った?」
といった情報も頂いて、まだまだ訪れたい場所がたくさんあるので、これから何度も富山を訪れたいと思います。
美味しい食、
美しい景色、
が堪能できる富山県氷見市、高岡市の旅。
電車移動の一人旅でも十分楽しめる場所でした。
皆さんもぜひ訪れて見てください!!
長文になりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!!