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別の話と分かってて「保険使えますか」と聞いてくる人を悪者にする悪性

保険使えますか?って質問に対してお気持ちを定期的に表明し続ける文化がセラピスト界隈にあります。
解決する気がないポジトークはとりあえず侮蔑するとして、本気で愚痴ってる人、割と同じですよね。
もし真摯な気持ちで批判、正論ぶっていたとするのであれば、それはそれで正しいです。
ただ、それは別の話です。

セラピストの言い分

・保健証はクーポン券ではない
・肩こりで保険使えない
・不正許さん
・よくなるかどうかが大事であって保険使えるかどうかは別の話
・療養費の単価では食っていけない※

最後のものを除けば、これ自体は正しい言い分ではありますし、これは思ってていいことです。
ただし、人の話を聞いていないことは確定します。
※単価がどうとかは全く別の話であり、保険使える使えないには関与しません。

設問と並べればわかりますよね。

Q,保険使えますか?
A.保健相はクーポン券ではない
Q.保険使えますか?
A.肩こりで保険使えない
Q.保険使えますか?
A不正許さん
Q.保険使えますか?
A.よくなるかどうかが大事であって保険使えるかどうかは別の話
Q.保険使えますか?
A.療養費の単価では食っていけない

コント台本

会話になっていないわけです。
では、患者さんの視点としてはどうでしょうか?

患者さん目線での話

いろいろなタイプ、思惑の人がいると思うのですが、保険使えるかという質問をする人に限局して考えてみます。
シンプルに使えるか使えないかを聞いているパターンがまずは考えられます。
セラピスト目線だと、質問された時点で割引目的、慰安目的って良くない先入観を持ってしまいがちですが、利用する側の認識として療養費に対する正確な理解もなければ、その義務もないので、聞くことに対しては悪性はないのですが、バイアスかかって考えてしまいがちですよね。
ただ、整骨院が保険が使えるところっていう認識のほうが世間一般的には唯一の浸透事項で、その細かい条件はわからない人もまだまだたくさんいると思います。
ただ厄介なのが、患者さんから見て統一感がないんですよね。
自費専門をうたっていたり、交通事故専門(これは減ったか)をうたっていたり、保険使えますって看板があったりなかったり、急遽整体院に変わった大きい組織の幹部の院があったりともうわかんないですよね。
それは確認のために聞くでしょうって感じです。
意外と遭遇頻度は少ないですが、ちゃんと対応してるのかを確認するためにあえて聞いてくる人もいます。
来院同期に、保険使えますか?って聞いたときにちゃんとした対応だったからそのままお願いすることにした(自費の方)っていうパターンも、ちゃんとやっている人なら経験あるんじゃないですかね?
え、ない?それはもしや(鈍い打撃音)

気を取り直しまして。
あえて療養費と言わず保険といいますが、保険を扱っている場所に行く=保険使えるとノールックで考えるのは何も不思議はありません。
ただ病院と違ってなんかいろいろ言われたり、取り扱っていないところもあるから念のため聞いている(後でもめるのも嫌なので)人もいるでしょう。

さらに言ってしまえば、安くしてほしいと思って聞いてくる人って、別に悪くなくないですか?
似たような商品なら、私たちも安いほう選びますし、同じものでクーポン持ってたら使う人も少なくないでしょう。
実際がどうとかではなく、利用者から見たときの私たちのこだわりなんぞその程度っていう可能性があるわけです。
利用する人がそう見ること自体を悪とすることは違うと思います。
もし悪があるとしたら、最初から悪用するつもりで嘘をついたり、外傷性がある症状に見せようとする、またはそういうことにする人、持ち掛ける人ではないでしょうか。
そしてそんな人は正味多くないのではないでしょうか。
ただ、現実的にこれらのどれであっても、保険使えるかって聞いただけでなんか攻撃される理不尽に遭遇することがままあります。

見えてくるもの

こうすると見えてくるものがあります。
大まかにまとめると、

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