セラピストの免許更新にするなら、やるのはあれ一択
おそらく過去記事で何回か免許更新について言及していた自分が通ります。
どこに書いてたか忘れてしまったので、物好きな方は購読お願いします(無料部分もそこそこおいてあります)。
さて、そんな中先日吉澤先生が免許更新についてtweetしていたので、
界隈に珍しく、11万件のビューがあり、鍵垢が半数っぽいですが引リツもあわせて2桁ありました。
それ以前から言及していたマウント(嘘)をとりつつ、実際に免許更新をする場合には選択肢が存在しないという説を唱えたいと思います。
吉澤先生の意図はおそらく界隈のボトムアップをして行こうという感じだと思いますし、それは理想的だと思います。
ただ以前から言及していた人間としては、現状これしか選択肢が取れないのではという話です。
所属により視点自体が変わる可能性の高い話なので、記事化はしてますが議論はしません。
大前提:免許のハードルは取る前に終わっている
基本的に免許というのは、無制限な人が行うと危険なことを一部の人に許諾を与えてやっていいとするもので、免許を持つに値しない人はそもそも免許が取れません。
優秀な人は界隈の今の質に不満があるかもしれませんが、それはそういう免許のレベルだという事です。
もちろんとったら無敵ではなく、そこからその免許を活用していく努力だったり勉強であったりは付随しますが、そのスタート地点に立てない人がいるから免許なわけです。
罰則もついてますし、それがフリー資格との違いだと思います。
更新制にする必要性はどこだ
次に、更新制にする必要性、大義でもいいですがそれを定義づけしていきます。
基本的に取得者の行状に全く問題がなければ、更新制にする必要性自体がありませんよね。
放置しておくと重大な事故を起こしかねえないものや、取得後現場に立たないことによって資質を喪失するようなものに関しては更新が必要になるでしょう。
代表的なものは運転免許ですよね。
逆に教員免許のように、更新制が廃止される免許もあります。
ではセラピストの場合はどうでしょうか。
例えば知識や技術を上げる目的で更新制を設ける場合は、更新制を設置しないとセラピストの質の低下により健康被害が出ている、などの大義が必要になります。
では質の低下による事故が起きているかどうかと言えば、
と、劇的な増加はみられません。
何ならエステのような国家試験を経ていない業種が減少してますね。
また、技術や知識については、セラピストの活動範囲が多様化しているため、共通の物差しとして持ってくるものがなく、実施する人の恣意的なものが多分に含まれる危険性が高いです。
仮にテスト的なものを実施したとして、それができなかったら免許取り消しなどの処置は現実的ではないですし、追加研修などの問題をクリアする必要があります。
特に実技的なものを判定できる現場での超一流の人(それが誰かを定義するのがまた面倒)の選出やら時間確保やらの問題が出てきますし、それがその資格の普遍的なものかについても議論が必要になりそうです。
教養レベルは年々上がっていると感じます。
教科書のボリュームも自分が学生の時分と比べたら相当アップしていますし、ベテランの方々が今学科受けたら大変なことになるんではないでしょうか。
自分も多分ダメだと思います。
ただ技術や知識面で患者さんに迷惑をかけるって言うのは、年々なくなっていってる可能性が高いです。
なぜなら施術所の数が増えているからです。
選択の余地が多いため、現状やべーとこにたくさんの人が行きまくることは考えにくく、ここを更新制にするのはかなり無理があると考えます。
正直是一択っしょ
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