セラピスト界隈の「無資格施術」の認識についてまとめてみた
最近TLから減った印象ですが、セラピスト界隈において「無資格者」「無資格施術」は良くないことだ、という論調が定量的に見かけるものですが、日本語の扱いが適当な界隈のことですから、無資格施術の「無資格」についての定義がバラバラなのではないかと思い、アンケートをとってみました。
実際無資格うんぬんについての扱いは人によって違う意味で話している印象が強いです。
ちょっとづつ言ってることは違いますが、TLで無資格施術について言及している場合、国家資格がない人、という定義が多いように思います。
しかし、声を上げている人が多数派かというとそこは違いますよね。
アンケートをとってみました。
小ネタですが、他の業種のアンケート機能では、大概閲覧用の回答欄を設けていることがあり、ここをぽちれば投票の内容が見えるようになっています。
自虐的な選択肢いれたり、文句言ってくる人が入れそうな選択肢を入れたり、ダダ滑りするギャグを入れるなら、こちらを入れると、見たいけど意思表明はしたくないって人には有用に思います。
結果はこちらでした。
弱小アカウント(フォロワー400以下)に160票もいただき感謝です。
この結果が意外という感想もいただきました。
実際、無資格施術について発信している人は、2番目のことを指している方が多い印象で、それが意見表明をしなくていいアンケートになったとたんこれです。
特筆すべきは、2番より3番の方が多い事で、多くの人はそもそもよくわかんないっていう印象がある事もうかがえます。
結果から読み取れること
結果から読み取れることがいくつかあります。
・発信している人の意見が多数派とは限らない
・皆分かっているだろうという話題が浸透しているとは限らない
・統一見解を持つには至っていない
というところでしょうか。
では、投票が多かった順に考察していきます。
最多得票:無資格施術とは施術所内の国家資格未所持の施術である(60票)
本来の意味合いであれば、これが一番正しい解釈となります。
なぜなら、特定行為をするために資格、免許が必要であり、それがないのに特定行為をしていることを無資格施術というからです。
別名、言い方を変えただけ。
・柔道整復師が鍼灸を行う
・鍼灸師がマッサージを行う
・マッサージ師がけがの処置を行う
なども無資格施術になるわけです。
その他にも医療行為、医療類似行為の中で資格が必要なものはすべて対象になりますよね。
・診断、投薬
・レントゲンやエコーの撮影、広告など
・注射
・創傷の処置
・助産
などなど。
大体これらは資格がさらに必要になります。
もしくはすべてやりたい場合は医師免許をとれって話です。
学生時代の労働なども無資格になるので、逮捕例もありますよね。
柔道整復師だけの例だと不公平だ!って平等を愛するテツ先生が言いそうなので、他の資格の逮捕例も張っておきます。
こんな感じで、どの資格でも無資格施術は逮捕されることがあるので気を付けましょう。
次点:閲覧のみ(47人)
これを考察する人は少ないかもしれませんが、160人もアンケートをぽちっとしてくれた中で、実に30%弱の人が、回答していないという事実は重いです。
実際の選挙の投票率も低いわけじゃないですか?
どうしても自分の意見に賛同/反対にフォーカスしがちですが、どちらも支持しない層がどのくらいいるのかという視点は大事だと思います。
話題によってこの数値は増減するとは思います。
ぶっちゃけ無資格無資格言ってる人の意図がわかんね:32人
何でうだうだ言ってるのか、いまいち見えてこないという、言われたに確かにそうだよねな層です。
実際問題、施術所に無資格で施術するなから、人の身体に国家資格なしで触れるやつは法律がどうだろうと人権を認めないな人まで、様々な無資格けしからん論が展開されているため、よくわかんないですよね。
閲覧用と合わせて、おおよそ半数が特に無資格について考えてはいないという解釈も成り立つかもしれません。
民間療法院で働いていても、国家資格を持っていない人のことを指す:21人
一番SNSで見かける意見が少数という結果になりました。
要は体に触れる人は全員国家資格を持つべきか否かって設問で考える話なのですが、民間療法院は現行法では国家資格が必要ではないので、無資格という言葉が生まれること自体がやや不自然ですよね。
ただこのロジック自体がピンとこない人もいると思うので、その辺は後日深堀してみたいと思います。
国家資格者という視点から考えた場合は、無資格者という言葉で攻撃するポジショニング自体が損している可能性が高いと考えています。
普段無資格について怒ってる人が起怒るべきはこういうやつでは?
まとめ
声を上げている人が常識とは限らない
意見を持たない人や、関心がいない人は結構いる