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一将功成らず万骨枯れた広告ガイドライン検討委員会の第一回目を振り返る

議事録が出そろったので、こちらに着手していきたいと思います。
広告ガイドライン検討委員会がどのようにやらかしたのかを振り返っていきます。
今回は第一回目についてまとめていきます。
全部の会をやった後にまとめ的なものを書いて〆る予定です。

各議事録等はコチラで見られます。
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師等の広告に関する検討会|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

そもそもの流れ

もともと医師の広告ガイドラインの改定があり、柔整あはきも長らく改定がなかったため行われた認識です。
ウェブサイトについて広告とみなさないという現行運用が問題になっている背景が最も影響があるように思います。
現行法通りに運用すればほとんど広告文言を出せなくなりますし、かといって放置していればいったもん勝ちの誇大広告大会になります。
開始段階でサイトの問題点になっていそうなものは、
・定義のあいまいな改善率の記載
・交通事故関連の弁護士法に抵触しそうな表現の数々
・不誠実なビフォーアフターの掲載
・患者の声などのステマ可能な印象操作
・地域ナンバーワン、アスリートも来院などの問題表現
・広告枠で出稿しただけの雑誌掲載表記
などでしょうか。
よく考えたらこの5,6年でこの辺り辞めてる人、SNSではほぼ見かけない気がします。
それをやりながら認知向上とか、他のやり方批判とかをする、二毛作がいまだに健在な感じがしますが、玄関で硝煙の香りがしたので若干黙ります。


なお医師のものはこんな感じになっています。

001155411.pdf (mhlw.go.jp)

当時の肌感覚

ちょっとここは自分のバイアスが強烈にかかっている前提で読んでほしいので、バイアスやポジトークが苦手な人は飛ばしてください。
結局ちゃんと数字が出ていないので実際は不明ですが、療養費の不正関連が取りざたされて以降、悪いことしていた人たちの行動には一定の規則性があったと自分は考えています。
悪いことを考えていた人たちにとってまずしなければいけないことは、療養費で取れなくなった利益の補填です。
ちょっと脱線して妄想分類しますと
廃業したりまっとうに心を入れ替えた人もいたと思いますが、悪いことをしていた人たちをわけると、
1,別の手段で金儲けしないといけないと危機を感じている人
2,なんとなく悪いことをしていた自覚はあったが、収入が減ったことによる不安感や焦燥を感じている人
3,ガチで自分はまっとうに働いていたと思い込んでる人
4,ピンとこないので今まで通りやってる人
みたいな感じだと思います。
1が自分が最も好きではない煽りコンサル系です。
234はほぼ大多数で、1の人はこの234を養分にしようと考えたと思います。
なぜなら、不正関連から保険者は大きなくくりだと敵対関係(柔整あはき側の勝手な言い分だと)になったということや、報道されたりしだしたということは、ここから先の補填法も必ずいつか糾弾されるか規制されるかするので、

A、自分たちで補填方法を編み出して利益を確保
B、ある程度稼いだら上記234に売りつけて二毛作
C、その利益で別の鉱脈を掘りに行く

妄想

っていう動きをしたと思ってます。
実際にはこの辺が思いつかずに行き当たりばったりかもしれませんけれども。
妄想終わり。
どのみち療養費関連の補填は必要です。
そこで最初に行き着いたのは交通事故です。
NPO作ってみたり、自分たちで支払わないのをいいことに交通事故0円広告出してみたり、一部法曹関連の人たちと共生してみたりとなかなかのムーブをしていたのを覚えています。
そこから不正ゆるさんみたいなことを言う人が爆誕したり、まあ意見変えるのは悪くないんですけどみそがないタイプで格好つけるのはセラピスト界隈では通用するんだなって感じです。
で、そちらが飽和して目をつけられたタイミングで自費移行に飛び移り、回数券、サブスク、MLMなどいろいろありつつ現在って感じです。
ただ自費の後はあまり大きなムーブメントが起きていません。
広告ガイドラインを見てからなのか、もう1の層が上がってしまって別の世界に転生して234が1になろうとしているのかは正直わかりません。
そんななか広告ガイドラインについて検討委員会が開かれるのを知り、多少緩和されるんだろうなっていう期待感と、緩和される分守る約束も発生するため、ある程度緩和しつつ、全放置していた分の綱紀粛正にもなるのではないかと思って当時は見ていました。
結果は、これから書いていきましょう。

ドキドキワクワクの第一回☆

さてそんなわけで、第一回の内容をダイジェストで見ていきます。

議事録はコチラ

・自己紹介
・ガイドライン検討委員会の定義
・柔整あはきは医療か否か
・無資格への広告制限せいや
・某自治体の現場からの指摘
・ウェブサイトの規制について

まあ一言でいえば、オワタ<了>

とりあえず項目ごとに見ていきます。

ガイドラインを検討する定義

引用しつつ進めていきます。

○福島座長 確認をしたいのですが、ガイドラインの中に広告可能な内容とか、こういうことはしては いけないとか、こういうふうに都道府県に取り締まってほしいとかということも含めた上でのガイドラ インという意味ですか。それとも、ガイドラインにはまた別の意味があるのですか。

○松田医事専門官 そこはガイドラインの作成に当たっての中でも、広告可能な事項の範囲をどこまで 広げるかどうかも含めて、概要なども一緒に考えさせていただきたいと思います。

○福島座長 そうしますと、要はガイドラインの出来上がりを想定しているのですが、ガイドラインが 出来ました、実際には取り締まるのは都道府県だと思いますが、それがそこに下りて、実際にこういう 広告は良い、こういう広告は駄目と分かるようなガイドラインをここで作っていくと理解してよろしい ですか。

○松田医事専門官 事務局としてもそういうふうに、今、考えているところです。

○福島座長 分かりました。そうすると、このガイドラインの作成と、広告可能事項の見直しは一緒の 内容になりますよね。

○松田医事専門官 はい、そのとおりです。

第一回前半

この中で割と重要な示唆が出ました。
一部太文字加工します。

松田医事専門官 そこはガイドラインの作成に当たっての中でも、広告可能な事項の範囲をどこまで 広げるかどうかも含めて、概要なども一緒に考えさせていただきたいと思います。

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