スキルは最後の砦である

深夜テンションの初投稿にて、駄文をお許し願いたい。オープンな鍵垢みたいなものである。学が無い人間が、それでも思う事を何とか表に出そうとする姿を暖かい目で見て頂ければ幸いだ

僕はショーケースにおいて「その時僕がやりたい感情の発露」みたいなモノをテーマにネタを作るわけだが、楽器のない音楽会まで1週間となった今でも決勝用のネタが出来上がらない
感情が高ぶらない。大人になってしまったのかもしれない。つまらん。

今思えばBEATSTARの予選と決勝こそが僕の(感情全振り)ショーケースにおいてはピークだった気がしないでもないが、前回の楽器のない音楽会のショーケースはあれはあれでまた違う形での感情の発露だったように思う

「シーンの在り方」「噓つきの証明」「足し算偏重思考への中指」など、その時ムカついてた事をとりあえずぶち込んで1曲に仕上げた事そのものはある程度自分を褒めてもいい気がする
ただ少なくともあれは音楽風のナニカであり、そのナニカとしての完成度はお世辞にも高いとは言えなかったと自分で評価している。ナニカというモノへの解像度が著しく低い事に起因した問題だと考え、今後もガチャガチャ考えていこうと思う

散々自分語りかました所で分かる通り、今の僕は1ミリもビートボックスに感情を乗せられないのだ
語弊があるかもしれないが、演奏の際には気持ちを乗せる事は出来るのだ。お客さんが楽しそうにしてくれてると連動して自分の気持ちも上がる。相乗効果でいいライブを作れている自負はある
だが制作にあたって気持ちをネタに乗せてあげられないのだ

・気持ちが入ってないモノを表に出してどうするのだ
・そんなモノでお金を払って来て下さるお客様に何を提供出来るというのだ
・仮に高評価を頂いたとして、果たして僕はそれを素直に喜べるのだろうか

などと一人でガチャガチャ考えてしまい、結果やってる事と言えばマスターデュエルとYouTubeの往復である。始めたての小学生の方が億倍真摯に向き合っているだろう

と、ここで考えたのが「小学生(に限らず初めて触れた人)が一番最初にやる事は何か」だった
僕はビートボックスに触れたのは中学生の時だったが、ハモネプから入ったのもあって基礎音をずっと練習していた。毎日の練習で音の鳴りが良くなるのを実感すると楽しかったし、自分の努力が身になるのを感じた。僕が研究していたのはハモネプ12回と13回だったが、割と色んなボイパの人がいたお陰で研究対象には困らなかった。12回はヒカキンさんの優勝回というのもあり、そこでビートボックスというものに衝撃を受けたのは未だに記憶に新しい
全くの素人からすると基礎音と呼ばれるドラム音は「未知のスキル」である
ボイパに触れてみるとドラム音は「既知のスキル」であり「研鑽対象」である。ビートボックス的な特殊音は「未知のスキル」である
ビートボクサーにとって基礎音は「既知のスキル」である「研鑽対象」である場合も無い場合もあり、ビートボックス的な特殊音もまた「未知」だったり「既知」だったり「研鑽対象」だったり「捨てる対象」だったりと個々人によって様々な扱いになるようだ

さて、タイトルに書いてある所のスキルとは「未知のスキル」である
ここでの未知とは「未だ知らず」ではなく「未だ体得せず」のつもりで書いているので辞書的な意味とは違う事をお許し願いたい

初期衝動やそれを繋げるものとは「未知を既知に変える行為」そのものにあったのだとするならば、やはり自分との対話が億劫になった時にこそスキルの研鑽をする事でビートボックスへの愛を持ち続けられるのではないだろうか

感情の発露、今までの流れ全否定、完全なる個、反体制、アンチトレンド

みたいな所を表現に求めてたりする自分にとってはスキル練習は完全に逃げの一手であるように思う。だがそれもまたビートボックスへの愛を持ち続けるための一手であるならば、背水の陣である事を理解した上でそこに一所懸命になるべきなのだろうと

2024.02/12.3:45の僕はそのように

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