どうしてGuPが流行ったのにWOTは流行れなかったのか。
皆さんおはようございまし。鵡飼つばさです。
僕は最近、”World of Tanks”(以降WOT表記)というゲームをプレイしております。
こちらのゲームは15vs15の戦車戦を扱ったオンラインゲームで、開発はベラルーシのWargaming.net社、2011年からサービス開始の基本無料プレイゲームです。
戦車戦を扱うゲームということで、ガールズアンドパンツァーことガルパンが流行った時期には「きっとこのゲームも流行ってくれるんだろうなぁ。」なんて考えていました。
まぁこのゲーム、とっても面白いゲーム(諸説有)ですし、実際にGuPコラボなんかもあったりしたんですが、なぜか流行らなかったんです。(諸説有)
その理由を、あくまで僕なりに考えてみました。
何故か?
WOTをプレイしていた当時、僕はほかのFree-to-playゲームをプレイしていなかったので比較対象が存在せず、また狂ったように遊んでいたので気付きませんでしたが、このゲームにはとてつもない欠点が存在しました。
初心者が取っつきにくい。
このゲーム、とても初心者に優しくないシステムがてんこ盛りなんです。簡単にまとめても必須レベルの知識が、
・各車種の特性
・各主砲のダメージとリロード速度、貫通
・仰俯角
・視界と隠蔽
・強制発見距離(50mルール)
・茂みの有効活用(15mルール)
・装甲に命中した砲弾は口径と砲弾の種類によってより装甲を貫通しやすい方向へ進路が曲がる(標準化)
・一定以上の角度で装甲に命中した砲弾は強制的に貫通処理が行われない(強制跳弾)
・口径が装甲の3倍を超えている場合は強制跳弾が発生しない(3倍ルール)
・口径が装甲の2倍を超えている場合は標準化の角度が倍になる(2倍ルール)
・etc......
わけがわからないですね。だいぶ省略していますが、ほかにも覚えるべきことは山ほどあります。因みに僕の周りの人間も結構理解できてない人間が多かったです。
そしてこのゲームが取っつきにくい理由としては、上記の知識もしっかりと持った人間がいると初心者にはワンチャンすら発生しないゲームバランスにあります。
このゲームにおいては、知識と経験こそが最強の武器になりえるのです。
対戦型FPSというジャンルが流行ったきっかけとも言える作品といえばコールオブデューティーシリーズ。あのゲームが流行ったのはそのキルタイムの短さにあります。
初心者でも”まぐれ当たりの数発”が当たれば上級者も関係なく死ぬ。
そのため少し戦闘を重ねればまぐれ当たりでキルが取れて、初心者でも楽しむことができるんです。素晴らしいですね。
その点このWOTにおいては初心者のまぐれ当たりはほぼ存在しません。初心者は文字通り”上級者を視認することすらできず”、”草むらから弾が飛んでくる”、”空から弾が飛んでくる”うちに車両が撃破されてしまいます。
そんなゲーム、初心者がいつまでも続けてくれるわけがないんです。
GuPに話を戻します。GuPは所謂ミリオタだけではなく、ミリタリーに全く興味の無かった人間にもそのストーリーなどから人気が出ました。
つまりGuPからWOTに入ってきた層はミリタリー知識が少ない若しくは全くと言っていいほどない人間が多かったのも理由の一つです。
WOTは別名”芋堀ゲー”と呼ばれるほど”待ち”が強いゲームです。うかつに敵が待ち構えている場所に身を乗り出せば履帯(キャタピラ)を撃ち抜かれ動けないところを集中砲火にあり爆散です。
うかつな動きをすると即座に死ぬので、丁寧に動かなくてはいけない。結果として戦闘に派手さがないゲームとも言えます。
その点GuPの戦車戦はよく出来ていて、リアルさとアクション性を織り交ぜた派手な戦闘シーンが目立ちます。
そんなGuPから入ってきた人間たちがあの芋堀りに参加すれば、そう遠からぬうちにアンインストールされるのもやむなしといったところでしょう。
以上の理由から、GuPが流行ってコラボまでしたのにWOTは流行れなかったんだろうな、と僕は考えました。
実際、僕は初心者時代に頼もしい教官が二人もいたのでまだ楽しめましたが、彼ら二人が居なければこのゲームにのめり込むこともなかったろうな、としみじみ思います。
最後になりますが、僕はこのゲームがそこそこ好きです。
自走はクソだし装輪もクソだし精度0.4以上の砲はクソだし330HEATはクソだしマウスはクソだしスタンはクソだしWN8はクソだけど、このゲームにはハマるとまぁまぁ抜け出せなくなる魅力があります。
もし、そんなゲームもあるんだなぁと思ってやってみようと思うなら、まずは僕に声をかけてください。何も教えられずにプレイすればおそらく来週にはアンインストールしていると思います。
皆さんもよかったら、一緒に戦車に乗りましょうね。
こんなしょうもない記事を最後まで読んでいただいてありがとうございました。次回はもっとしょうもないこと書きます。
あとWG、俺を公式CCにしてくれ。
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