社会人の最大の武器はチーム力だ。
良い意味でも悪い意味でも、これまで「モノ売り」でした。
社内でパッケージ化されたものを紹介して仕事を取ってくる。
またはクライアントからの指示に応えるように出来合いのものを組み合わせる。
それぐらいが一年目の僕には限界でした。
でも、最近少しずつ変わってました。
相手の要望を汲み取り自分なりにプランを組み立てて提案する。
少しずつですが、そういったプロとしての一歩を踏み出せるようになってきたと思います。
そんな中で感じたのがタイトルの「社会人の最大の武器はチーム力だ」ということです。
社会人と書くのがおかしいのであれば「企業人」とかですかね。
ともかく、僕はこれまで個人主義だと思っていた仕事に対してチーム力を少しずつ感じ始めています。
正直今までは自分の仕事はとんでもなく個人主義だと思っていました。
企画書は自分で作って一人で提案に行って製作部隊に対しては決めたことを指示するような流れでした。
言ってはダメですが、うちは新しいことに挑戦する雰囲気が足りていないです。
特に制作部隊が顕著で、なかなか試みに対して前向きになってくれません。
しかしそれはフロントに立つ僕たちの熱意が伝わっていなかったのです。
そう思ったのは、最近相談を頻繁にするようになったからです。
僕の持っている案件がチームの中でも最も大きく、新規で何かを作り出すことが多くなったので、企画段階で確認したり相談したりすることが多くなってきました。
制作部隊は拠点が違うので電話でのやり取りになるのですが、こちらから相談したいと言うと喜んで聞いてくれます。
(それだけこれまで相談が少なかったのかなと)
僕もまだまだ新人なので不十分な点が多くて、相談すればいろんな意見をくれます。
それは制作だからこそ気付く視点であり、提案段階だけでなく受注後の動きがよりイメージできるようになります。
昨日も新しいページの案を相談したのですが、運用面も考えたプランの修正を一緒にしてくれました。
これまで全部自分で決めて受注してからお願いすると言う流れが多かったのですが、よりスムーズに仕事が進む気がしました。
何より、コミュニケーションの量が増えるのでお互いの理解が深まります。
上でも書きましたが、制作部隊は拠点が違うため顔を見ないコミュニケーションがほとんどです。
そんな状況ではとにかく声や文字で気持ちを伝えるしかありません。
そういう意味でも細かく相談ややり取りをすることはお互いの存在を認識する意味でもとても良いと思いました。
色んな人の視点を組み合わせて作ったものは、僕の頭の中だけで完成したものより断然良いです。
昨日出来上がった企画を見たときに、その感覚がよりハッキリしました。
せっかく企業で働くのであれば、チーム力を活かしていくのが一番です。
個の力で戦うのはフリーになってからでもいい。
今はチームで戦いながら自分のレベルを上げていきたいです。
自分がこれまで感じていた寂しさが少し和らいだ出来事でした。
一人じゃないんだなあ。
会社という中でチームとして動いていく楽しさが少しわかったような。
それではまた
ポケットライフvol.6
–ポケットライフとは–
「あなたのポケットに人生をちょっと豊かにする一文を届けたくて」を
コンセプトにした、ベンチャー企業営業マン“ムカイ”のエッセイです。