数字は正直。経営者は数字で計られる。
皆様、こんにちは。
前回は初投稿で、要は「思いが全て」と言うことを、当社創業の時の理念を例に書きました。
大事なので繰り返すと、人間において「思いが全て」だと思います。
前回が思いと言う抽象的な話しでしたので、今回は、数字と言う具体的な話しをしたいなと思います。特に経営者は様々な数字で計られて然るべきものだと言うことについて書きます。
すべては数字に表れる
まず、GMOメイクショップの業績をお見せします。おかげさまで、創業から2021年までほぼ増収増益を達成しております。
業績は数字で表される最たるものでしょう。言い訳のしようがありません。(例えば、環境のせいだ、会社の誰かのせいだ、様々な事情のせいだ、なんだかんだと言ったところで、それで数字が変わるわけでもないですし、本当の自分はわかっていることですしね)
だからこそそこに緊張もプレッシャーも感じます。
経営するにおいて、ありがたいことに多くの経営者の友達や先輩からアドバイスやご指導をいただきますが、数字をきちんと残している、かつ一過性のものでなく、積み上げていっている人の言葉には迫力と重みを感じます。わたしもそうなりたいものです。経営者も何を言うかではなく誰が言うかですよね。
ちょっとテーマと外れますが、仮にまだ積み上げた実績が無くても、若い経営者の方々と話すことも別の観点での刺激になるので、楽しく感じます。
業績以外でも評価される様々な数字
話を戻して、経営者を計る数字として、業績以外でも、例えば、調達額もそう言えるでしょう。
調達額と言うのはその経営者(チーム、プロダクト)に、複数のファンドや名うての投資家から多額の資金を充てるに値すると十分に検討されて実行されているものだからです。数字的な期待値の表れだと考えられるでしょう。
「いくらいくら億円調達しました!」と言うのは、表現の仕方であって、有言実行されるのであれば問題ないことです。
調達がゴールではなく、あくまで得た資金でどんな結果を出すか、それが期待に応えるものであるかが試されるのでよりプレッシャーがかかってることとは思いますが。
例えるなら、より大きなマラソン大会の参加チケットを得たアスリートのように。(結果を求められる経営者は、参加すること走ること自体に意味がある市民ランナーとは違いますよね)
時価総額はその企業の迫力
また上場企業においては時価総額も評価される代表的な数字でしょう。
時価総額こそ資本市場で挑戦している醍醐味だと言えると思いますし、市場からの期待、評価と言えるでしょう。企業の迫力はその経営者の迫力でもあると感じます。
ただ、経営者からすると、時価総額は市況やテーマなどで直接的にコントロールし切れないものではありますが、総じてPERに収束していくものと思いますし、投資段階のベンチャー企業であればPSRで計られるものだと思います。
ですから結局は企業としての基本的な財務指標で実績を出していくことで評価されるものだと思います。ここでも言い訳が多いIR資料は嫌ですよね。予実を外さず目標を必ず達成するかどうか、その一点だと思います。
ただ、数字は経営者に言い訳なく評価を正直に言い当てますが、すぐには数字に現れないのが、難しいところです。
評価される数字になるまでに数年はかかると思っています。場合によっては十数年。
流通総額(GMV)
例えば、その他にも数字として、当社の売上ではないですが、当社としては「店舗様の売上の総和」である流通額を最も重要な数字としております。
そしてその流通額が2012年、ネットショップ構築SaaS業界でNo.1になりました。創業からは8年目のことでした。(ありがたいことに、今に至るまで2012年より9年連続業界で流通総額No.1を維持することができております。)
当然、創業当初、数字は出ていません。そしてそのころ外野の方々にとやかく言われたことも覚えています。
ただ、創業から変わらぬ信念(信念については、1回目のブログで話をしています)があったからこそ、さらには未来を信じ、数字が答えてくれるまで、やり続けたからこそ、流通総額No.1になれているのだと思っております。経営者には胆力も必要ですよね。
私もまだ未熟な経営者ではありますが、日々成長・改善しながら継続して数字の出せる経営者になれるよう邁進していきたいと思います。
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