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urban melancholia~誰もいない夜を彷徨う幾つかの断章~

2020年、パンデミック…

緊急事態宣言下の街

無人のオフィス街を歩くと、其処は様々な "気配" で満ち溢れていた。

無機質な夜を彷徨う者は誰も無く…


顔の見えない誰かのいた痕跡を幽かに感じ、

昼間の喧騒の残像が何処かにまだ遺っているような…

たとえば 四つ角で…

たとえば 影だけが佇む交差点の真ん中で…

休むことなく絶えず動き続ける都会というsystem。

その姿に都市の持つ本質の一端を垣間見たような気がした。

張り巡らされる排気ダクト

このように切り取られた街の断片を展示して

都市の、そして其処で暮らす人の営みの在り方や

ひいては社会的な意義を問うだとか問題提起をする等という

崇高な意思は生憎と持ち合わせていないが

ともかくも非日常味溢れる光景を目の当たりにし

先ずはご高覧下さった皆様に、その感覚を共有して頂ければと思う。


そして誰しもが置かれているこの常識に支配された日常を

改めて別の視点から捉えるキッカケとなれば、

その一助になれればと願う次第である。

2024.5

月光百貨店店主・星野時環

urban melancholia 星野時環写真作品展 開催中
~誰もいない夜を彷徨う幾つかの断章~

2024.5.19(日)→6.8(土) ※5/20・24・29・30・6/3・7休廊

14~20時OPEN

月光百貨店 〒659-0067兵庫県芦屋市茶屋之町12-2

↓オンラインショップ
https://moonshines.thebase.in/

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