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【2024年07月20日】ずっと、ずーっと大好き

昨日の朝、伯母と一緒に暮らしている大好きな大好きなわんちゃんが、お空にいきました。
もうおばあちゃんだったし、体に調子の悪いところがないわけではなかったけれど、まだまだ食欲旺盛で、もうひとりのわんちゃんに引かれるほど、食べるのが大好きでした。
おやつの時間になると、それまでのおとなしさが嘘のように、子鹿のように跳ね回って。

半月ほど前から急に心臓の発作が起こるようになって、ここ数日で食べられなくなって、昨日の朝、発作の後に、伯母の腕の中で息を引き取ったそうです。
昨日は、午後からおばあちゃんと伯母の家に行くことになっていたから、いつも通りこの子に会えるかな、体調は心配だけれど、迎えてくれるかなと思って楽しみにしていました。
でも、それは叶いませんでした。
玄関から出てきた伯母が、悲しみに声を詰まらせながら、今朝亡くなったと教えてくれたのです。
棺の中に横たわるわんちゃんは、まるでいつも通り眠っているかのようで、亡くなったなんて思えませんでした。
そっと撫でると、冷たくて、でも、意外なほどに毛が柔らかくて、気づけばわたしもぽろぽろと泣いていました。
急すぎるよ。
何度も何度も撫でていると、「あれ!今、瞬きした!?」とはっとしましたが、残念ながら気のせいだったみたいで。
信じられなくて。
今にも起き出しそうで。

とても優しい目をしたわんちゃんでした。


大人しくて、人が好きで、お散歩に行ったら知らない人のところにも挨拶をしに行ったし、伯母の家にみんなが集まると、みんなのところをよたよたと、おんなじくらいに回ってかわいがってもらっていました。
とても柔らかくしっとりした毛を持っていて、優しく、ゆっくり、しっとり、その子を撫でるのが大好きでした。
いくらでも撫でていられた。
もう、この子を撫でることができないなんて、あのつぶらで優しい瞳をこちらに向けてくれないなんて、あのしっとりとした毛皮と小さな体を包み込むように撫でられないなんて。
わかっているけど、わかっているんだけど、昨日から抑えていた感情が、今この文章を書いていて溢れ出して、涙が止まりません。

彼女は、保護犬でした。
過去に繁殖犬として酷い扱いを受けていて、今もその傷跡が随所に見受けられました。
しかし、保護団体に保護をされ、その後伯母のもとにやってきました。
初めてこの子に会った時は、とても怯えていて、足腰も肉球も弱くて、恐ろしい扱いを受けた過去を想像するだけで胸が痛みました。
しかし、伯母をはじめとした周りの人々に愛情を注がれて、少しずつ、少しずつ、変わっていきました。
本当に、変わったと思う。
わたしは、彼女に愛情を注いだけれど、その何倍も大きな幸せを彼女からもらいました。
感謝してもしきれません。
書いても書いても書ききれないけれど、なんの心配事もなく、安らかに楽しく過ごせていますように。
ずっとずっと大好きだよ。

むじゅん

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むじゅん
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