鬱で休職７ヶ月目②　私の敵が何者か解ったかもしれない話　

先日せっせとNoteを書いていた段階では、私は私の敵をモンスターに例えていた。
ラスボスは父親、私に次々と寄って来る怖い男たちはサブキャラのモンスターという認識だった。

しかし今日、気づいたかもしれない。
モンスターの正体はモラハラ男性に過ぎないという事に。

モンスターという程、得体の知れない不気味で恐ろしい存在ではなく、単なるモラハラ気質の男性で間違いないと思う。私は不安から過剰に敵を大きくして、モンスターのように感じていただけのようだ。

欧米ではインセルと呼ばれる、童貞をこじらせたモテない男が、リア充の女性を襲撃するという凶悪テロがたまに起きる事なんかを知識として入れていたので、過剰防衛になっていた。恐ろしく歪んで飢えた悪魔のような輩に、自分はいつも着け狙われ襲われる運命から逃れられないような錯覚を感じて本気で怯えていた。解離のせいで思考が途切れがちな上に、フラッシュバックに翻弄されて、敵の姿がちゃんと見えてなかったのだ。

でも落ち着いてよーく考えたら、私に執着してる男達は、インセルの定義である、“余りにも女性と無縁なので女性を憎悪する事で精神を保とうとするミソジニー”というよりは、モラハラ臭が酷いので女性に嫌われるから、従順な東洋人なら支配できそうと勝手な期待をしてる勘違い野郎だと考える方がしっくり来る。

敵の姿がハッキリ見えたので、もうあんなに怯える必要はない。
彼らのようなモラハラ野郎は男女問わず掃いて捨てるほどこの世に存在し、対策はネット上に溢れている。理解や共感もされやすい話題だから、虐待関係の話とは違って周りに話しやすい。解決策が見つかると、急に思考と感じ方が変わった。

何だ、モラハラ男性なら、そんなに怖くないじゃないか。

既に結婚とかしてしまってて別れてくれないとかなら大変だけど、幸い独り身。この先はモラハラ臭を感じる人に出会ったら、早々に威嚇や牽制やスルーなどを使い分けて、私の人生には関われないようにしてしまえばいい。

昨日書いた記事に出てくる中年男性二人は、モラハラ野郎で間違いない。
バツ２の上司の方は、前妻との間の娘を女はどうこうとケチつけて露骨に差別し、次の嫁との間にできた息子だけ可愛がったり、冗談と言って部下に卑猥な発言したり、男尊女卑な事を平気で言っていた。そりゃ奥さんに捨てられるわって感じの人である。

元同僚の方は、私が若い研修生の女の子2人と雑談していると（女子の雰囲気で話が多いに盛り上がっていた）、そいつは急に不機嫌な大声で私に話し掛け、わざわざそいつの方に呼んで女の子達から離れさせ、私をそいつの面白くない話の聞き手に強引にさせて、場の空気を凍らせた事がある。

あの時は研修生の女の子たちで、こいつオカシイ…って目で会話してた。私も内心(こいつ今何で声荒げた？)と結構ムッとしてたけど、一応そいつが目上の立場らしかったので波風立たせないように、そいつの雑談の聞き手を引き受けてしまった。
今思うと有り得ない。この男を含めた3人は新入社員で、お互い良く知らない時期だったのに。

モラハラ気質がある男性は、こんな感じで最初に多くの女性を試し、「あ、こいつダメだ。支配が通用しない。」と思ったら、それ以降は強い態度に出てこない。それは経験上わかる。
今まではモラハラ臭をキャッチはしてたけど、職場だからと従順な態度を取ってしまっていた。
それを今後は改める。少しでも違和感があったり、え？と思う事をされたら、曖昧に流さない。
相手が上司でストレートには文句を言えない場合は、どういう意味ですか？とか、何かしら聞き返す。冷たい目で見る、鼻で笑う、ニヤっとする、返事をしないでスルーなど、とにかくモラハラには気付いてますよ、私には通用しませんよと臨機応変に態度に出す。

半裸おじさんなんて、一切利害関係のない通りすがりの赤の他人が、セクハラ出来ちゃうかもグフフみたいな試し行為してきてるのに、怖がって逃げたら逆効果なので、毅然と対応してやる。

最近はこんな風に急に視界がクリアになった感じがして、また過剰適応なんじゃないかと少しビビっている自分がいる。
「治った！解決した！大丈夫！」とか、「大したことない！」って自己暗示を掛けて、自分の気持ちを置き去りにしたり、違和感を無視したり、事態を過小評価してやり過ごした事があるので、そういう事はもう二度としたくない。

私にレ○プを試みた25歳童貞はインセル予備軍だろうし、性的虐待をした父親は、モンスターで間違いないと思う。
全ての敵が消えた訳ではなく、そこは解離したままで私は全然まだ向き合っていない。
童貞野郎から受けた被害のカウンセリングは、来週からEMDRを使って始める予定。父親のはもうちょっと先になりそう。

でもモラハラ男性はモンスターって程の存在ではないから、この二つは分けて対処した方が良い。
今日はその区別ができたので、今後は怯える事なくモラハラ臭い人は疎遠にできるし、この気付きは評価してあげても良いと思う。