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レ◯プ未遂に遭ってしまい、鬱発症で休職4か月目 その⑧薬が怖い

とりあえずしっかり記憶があるのは最初のドクターストップから3日後に主治医のもとに診察に行った日だ。

この女主治医Nはまだ学校出たての20代(多分)。仕事をバリバリこなすぞ!という野心とエネルギーに溢れている。おかげで患者数もバリバリこなすので、5分診断が基本だった。話を聞くというスタンスではないし、キツイ抗精神薬を飲めと怒られて以来この人は苦手だった。

私は薬は本当に必要な時しか飲みたくない。1年前のドクターショッピング期に、おばあちゃん精神科医に複雑性PTSDと不安障害に出された薬が、三環系抗うつ薬と呼ばれる強力で古い薬だ。私はたった一粒で全く寝られなくなってしまった。すぐに眠れるのだけが取り柄で、メンタルキープの命綱だったのに。そう伝えると次は四環系抗うつ薬が処方された。これも不眠になった。

ネットで調べると、現代はSSRIという副作用や離脱作用が少ない新しい抗うつ薬から始めるのが普通らしいのだが、年寄りの医者は色々とアップデートしてないケースもあり稀に昔の薬を処方するらしい。
あのおばあちゃん精神科医はもうヨボヨボで毎回私の事を覚えておらず、何かいつも適当なことを言っていたし、お金も間違われて信用ならなかった。(サイトを見たら今はもう定年退職していた。良かった。)
それに仕事してるのに不眠や断薬の離脱作用があるなんて、返ってそのせいで働けなくなるから本末転倒だわと思って、四環系抗うつ薬も3日で飲むのをやめた。

そしたらこの女主治医Nに、子供じゃないんだから勝手に薬を止めるなと結構怒られ、カルテにもでかでかと記載されてしまった。でも仕事に行くのに不眠じゃ辛いので自己責任で飲まなかった。他の精神科でもキャラの濃い医者ばかりで色々あって、すっかり医者不審になり通院自体をやめた。
コロナ以降人員不足の当時の職場でメンタルが急激に悪化したので、ここさえ退職したら症状は治まるだろうと、転職活動に舵を切った。(優しいカウンセラーの元で虐待トラウマ治療のEMDRだけしていた。)

ちなみにこの国では、一般医の中から主治医を一人選んで、健康保険に届け出なくてはいけない。そうすると主治医の診察は無料だ。一般医というカテゴリーの医師達は、内科も外科も精神科も全ての病気を浅く広く診察ができる人たちの様だ。まず一番に主治医に診察してもらい、主治医が他のどの専門の医者に行く様にと指示したり紹介状を書いたりしてくれる。
なので、まとまった期間のドクターストップをまず最初に一番早く出せるのも主治医な事が多い。

という訳で全然気は進まないが、女主治医Nの診察所に行った。家から近いので助かる。近いってだけの理由で主治医にしてたのだ。


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