レ◯プ未遂に遭ってしまい、鬱発症で休職4ヶ月目 その⑩また医者を変える。
女主治医Nに会って以降は更に体調もメンタルも悪化し、寝込んでいた。よって手帳にも日記にも何も書いていないし記憶もない。漆黒の空白期間。
やっぱあの医者はないわ。怖くて2週間後会いに行ける気がしない。不安だ。逃げよう。医者を変えよう。と思い立ち、ネットでリサーチしたのを覚えている。
女主治医Nだって本当は、薬を飲んでいれば防げたのに!との愛情から怒ってくれたのかもしれない。でも怒られたショックを思い出したり、2週間後また会う事を思うと、どうも気が休まらない。
虐待サバイバーは理不尽な環境に耐えるのが得意だ。自ら不遇を求め、近付いていってしまう節すらある。慣れ親しんだ不幸にうずくまり、じっと耐えているのが自分の人生だと思っていたりもする。幸せな状態は自分にはふさわしくない、幸せは絶対に続かないので、手に入れたら失う時が恐ろしくて不安になるので、少し不幸な位が妙に落ち着くのかもしれない。
愛しているのに殴る。は成立しません。と最初のカウンセラーは教えてくれた。一年半ほど前の事だ。
マインドフルネスでも、自分を大切にしてくれない人と我慢して関わってはいけないと学んだんだ。私のこの「嫌だ」っていう気持ちを一番大切にしても良いんだ。自分軸。もうこれまでの生き方を変えたいんだから、ここは逃げるに限る。この逃げは成長と捉えよう。
ここは同じアジア人がいいのかも…と思い、アジア人限定で検索し、1週間後に一般医を予約。家から遠くなったけど仕方ない。(ちなみに日本人の一般医はいないらしい)
祖国を遠く離れ異文化のヨーロッパで暮らしているアジア人は何だか同志という感じがする。時に初対面でも謎の連帯感が生まれたりもする。そして白人と比べ根が優しい人が多い(白人社会は身内以外には冷たいかなと思う)。アフリカ人も根が優しいと感じる事が多いが、当たり外れも激しい。
雰囲気がソフトで見た目も似ているアジア人は、一番警戒する必要がなく、私の心の垣根も低くなり話しやすい。上手くいけば主治医になってもらおう。
念のため精神科医も探してみる。去年は3人ほど受診して、もう踏んだり蹴ったりだったので何も期待していないが、今回ばかりは薬にも頼った方が良いのかもしれない。精神科の薬は精神科医にしか処方出来ない。カウンセリングには行った方がいいに決まっている。溺れる者は藁をも掴むで、またあのヨボヨボおばあちゃん精神科医でいっか、と検索したら既に定年していた。それでいい。
考えてもわからないし面倒臭いので、早く予約が取れて、高額ではない総合病院内の精神科にした。去年は個人の診療所でことごとく失敗したので、総合病院の方が良いかもしれない。2週間後に予約が取れた。