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分け入っても分け入っても青い山

Hi, Guys.


はい、表題は、種田山頭火の、ぼくの好きな句である。

本格的な登山はしないのだけれど、山歩きをする。
(登山と山歩きの境界線はよくわからないけれど・・・)
目的は、史跡探索などのフィールドワークが主で、例えば山城の跡を探しに行くとか、特徴的な廃墟を探しに行くとかね。

もうだいぶ前になるが、ある日の散策中に、遠くの山の山頂に特徴的な巨石が聳え立っているのを見つけた。

たまたま近くにいた古老に聞いてみると、

「あれは、烏帽子岩だ。」と、教えてくれる。

あの岩までは行けるのか?と尋ねると、「ああ、行ける。」と言うので、その日の予定を変更して、烏帽子岩まで行ってみることにした。

そして、その日、けっきょく山中で迷ってしまい、危うく遭難しかけた。

最終的に小さな沢を下るという判断で、なんとか日が暮れる前に自力で麓まで戻ってこられたので死ななかったが、日が暮れていたら、たぶん山を降りられずに、あるいは崖から転落などして、下手したら死んでいたかもしれない。

たいして高い山ではないが、長い年月誰も登っていないような山で、道無き道をゆく、さらに連なった山中、迷ってしまうと、もう、自分がどこにいるのかまったくわからなくなる。

もちろん、携帯の電波は圏外・・・。

さて、きょう、軽いジョギングのつもりで、まだ走ったことのない山中に足を踏み入れて、その流れで、昨日の夜ネットでたまたま見かけたとある昭和な廃墟がそのあたりにあるとの情報をもとに、それを見にこうと思って、

山中で道に迷った。

厳密にいうと、携帯の電波も繋がるし、迷ってはいないのだが、

とんでもない悪路、つまり崖を何箇所も降ってしまって、完全に道が途絶えて、進退ができなくなった。

周囲は濃い藪。

背後は、たぶん戻れそうにない、土砂崩れの起こった崖、目の前は、絶壁・・・、遥か下に民家は見えるのだが、そこにたどり着く道がない。

やべえ・・・、帰れない。

結局、その場所を中心として、かなりひどい藪の中を四方に歩き回り、転げ落ちるようなルートを発見して、そこしか降りられる可能性がなかったので、藪の中を転げ落ちながら、なんとか麓にたどり着いた。

体も、靴の中も、泥だらけで、木の枝で頬に傷を負った。

そもそも、前半の、そこまで来る前の崖を下っている時点で、下手したら落ちて死んでいてもおかしくないような場所だった。

廃墟は、見つけられなかった、情報が古くて、もう取り壊されていたらしい・・・。

結果として、かなりスリリングで、後半は帰れない感が半端なくて、まじで怖かったけれど、おもしくはあった。

怪我もしなかったし、帰ってこられたから、おもしろかったけれど。

崖から落ちて、骨折でもしていたら・・・、と思うと、ちょっとゾッとする。

山に限ったことではないかもしれないが、低くても、山を舐めていると、死ぬこともあるだろう。

死ななくてよかった。

ちなみに、ぼくの祖父は、本格的な登山をする人だったが、友人との登山中、友人が崖から落ちて死んでしまったらしい。

きょうは、ここまで。
ciao.

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