【Component parts】あとがき
『ピヨピヨいるかとこいぬのハナ』イベントへの来場、ありがとうございました。また、私共のサイトへの訪問や、展示作品への感想等を書き込んでくれてありがとうございます😭とっても嬉しいです！
以下『Component parts』について今、書ける範囲の設定と今後をあとがきとして書きましたので、気になる方は読んでもらえると物語の深掘りになるかもしれません🐥🐬
《Component partsをまだ読んでいない方はこちらのモジトエ商店サイトからどうぞ》
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はじめに【Component parts〜あたま 編】
この140SSを書く時に、最初に決めたテーマが「体のパーツを使ってクラウドとティファ二人の関係性を表現する」事です。
クラウドとティファ、彼らの魂の交わり方はどこを取っても切り離せないほど。体の一つ一つに彼、彼女との思い出が染み込んでいる様子。
そういった根源的なものが、それぞれの心と体を構成する部品になっている、ということでタイトルのコンポーネントパーツが決まりました。
今回は、「頭蓋の檻」「鵜の目鷹の目」「木霊の耳」「鼻渡る夜風」「語らぬ唇」と、あたま部分のパーツの物語となりました。
①［頭蓋の檻］〜頭蓋骨
・クラウド(8歳頃)ティファ(7歳頃)
・時間設定(朝)
お隣さん同士、仲良く過ごしていた日々に、クラウドが思春期初期を迎えた頃のお話。
「いつの間にか行き来がなくなった」というリバース本編の言葉を参考に、リメイクの回想「また無視する」クラウドの心情を探ってみました。
ティファが自分だけに向ける「特別」を探すクラウドと、急に喋ってくれなくなったクラウドに困惑するティファのお話。
②［鵜の目鷹の目］〜目
・クラウド(9歳頃)ティファ(8歳頃)
・時間設定(昼)
鵜の目鷹の目(熱心に物を探す様子や、そのときの鋭い目つきを例えたことわざ)
きっとクラウドは何をするでもなく、窓からでも、すれ違いざまにでも自然とティファを目で追っていたのだろうと、考えたお話。
いつもティファの方が一枚上手。
③［木霊の耳］〜耳
・クラウド(11歳頃)ティファ(10歳頃)
・時間設定(夕方)
ティファの母、テアさんが亡くなり、ニブル山での遭難事故後、二人の物理的な距離はさらに離れてしまいます。それでも「音」で、「耳」で、相手を感じ取ろうとする二人。
クラウドの人生を掛けた決意と目標ができた頃と、ティファがようやく前を向き始めた頃のお話。
④［鼻渡る夜風］〜鼻
・クラウド、ティファ(12歳頃)
・時間設定(夜)
CCでクラウドがザックスに自慢していた母さんのシチュー。リバースでティファが言っていたクラウドのお母さんの煮物。行き来があった頃はきっとティファも料理を口にしているはず、と思い書きました。時々は、お裾分けされていたかもしれない。
少しだけクラウドに「欲」が出るお年頃。
⑤［語らぬ唇］〜口
・ティファ(12歳頃)ニブルヘイム自宅(真夜中)
・クラウド(13歳頃)ミッドガル神羅兵士宿舎(真夜中)
いつまでも変わらない日常などないと、離れてからようやく気づく二人。相手を求める気持ちをどう昇華していくのか、まだまだここから、彼らの「大人」になるための試行錯誤がはじまります。
ニブルヘイムでのすれ違いを悔いる様子を書きました。
さいごに「Component parts」について
たった一人だけ、これって続き物ですよね？と感想をくれた方が居ました。正解です🥳🎉凄い！鋭い👏
タイトル「Component parts」を大まかに章分けすると「あたま編」があり、その中に副題で各、体の部品(目など)が並ぶ感じで進みますので、次は「上半身編(仮)」へと続きます。
なので今回、「あたま編」は終わりという感じで、章はひとまず締めましたが、「Component parts」としてはまだまだ続きます。
Component partsもまた、パーツパーツを構成していく物語なのです。
━ここまで読んでくれてありがとうございます😉
今回、イベントでの展示ということもあって、たくさんの感想を頂けて、本当に嬉しいです。
長らく構想をネリネリしてきて良かったなぁと思いました。嬉しい言葉をたくさんいただいて、とっても励みになるのと、続きを書く気力になりました🥳
FF7好きの「大人の読む絵本」を目指していましたので、一文字一文字を簡潔で、分かりやすく、単純すぎない物語という、欲張りなことにチャレンジしていたら久々に知恵熱がでましたw🤣挑戦できてとても楽しかったです✏️
また続きをアップしたその日には、読んでもらえると嬉しいです！ありがとうございました🙇♂️またね
［モジ/狢 エ/美雲］
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