赤緑ボルシャック完全解説
皆さんはじめまして、ムジナ豆腐です。
今回が初めてこういった記事を書くことになるので日本語等のミスがあるかと思いますがご了承ください。
また今後もデッキ紹介やカード解説を基本無料で公開していくつもりですのでnoteとX(旧Twitter)の方のフォローをよろしくお願いします。
さて、今回紹介するデッキは赤緑ボルシャックです。
しかしなぜいま赤緑ボルシャックを解説するのか、それには3つほど理由があります。
以前CSで使用し、best16だったため
いくつかの対面を想定し考察した結果、かなり環境的に立ち位置がよいため
初心者に扱いやすいデッキであり、4月から増えるであろう初心者の方のデッキ選びの参考になるため
これらが挙げられます。
今回の解説記事ではこれらに触れながらきっちり解説していきます。
1.赤緑ボルシャックとは
構築と動き
まずはデッキ概要から
デッキリストはこちら
こちらはかなりテンプレに近い構築です。
このデッキの動きをざっくりいうと
マナを伸ばしながら状況に応じたフィニッシュを狙いに行くっていう感じです。
詳しく書くと、このデッキにはフィニッシュの方法が3つあります。
9マナまで伸ばしてボルシャック決闘ドラゴンを着地させ、竜皇神ボルシャックバクテラスに革命チェンジするプラン
8マナまで伸ばしてボルシャッククロスNEX/ボルシャック英雄譚を唱え、出したボルシャック全員で殴り切るプラン
王来英雄モモキングRXやボルシャック栄光ルピアをボルシャックモモキングNEXに進化させ、早期に竜皇神ボルシャックバクテラス等の大型フィニッシャーを着地させるプラン
これらの動きを相手のデッキや相手の盤面、自分の手札によって選び、戦うのが赤緑ボルシャックというデッキです。
赤緑ボルシャックの強み
このデッキの強みは4つあります。
圧倒的爆発力
継戦能力の高さ
トップ解決力の高さ
難易度の低さ
1の爆発力については言わなくてもわかるでしょう。
ボルシャッククロスNEX/ボルシャック英雄譚でいきなり6打点生成は相手の受けがよほど強くない限り、貫通します。
また現在では竜皇神ボルシャックバクテラスもいるためフィニッシュまでたどり着けば基本勝てます
2の継戦能力はリソースと除去の豊富さから来ています。
ボルシャックドラゴン/決闘者チャージャーによる手札回復。
ゲームが長引くほど相手の倍くらいの速度で伸びていくマナ。
そしてボルシャックスーパーヒーロー/超英雄タイムやボルシャック決闘ドラゴンによる継続的な盤面除去。
これらを活かせば長期戦でも強く出れます。
3のトップ解決力はデッキの性質に関わっています。
このデッキのカードはボルシャックという縛りの元、カード1枚1枚のカードパワーがかなり高くなっており、カード1枚で状況を解決することもざらにあります。
またこのデッキはマナを多く貯めることがメインプランに組み込まれており、トップから引いたカードを即座に使いそのまま勝ちまでもっていくことも可能です。
そういった点からトップ解決力はかなり高いでしょう。
4はそのままの意味です。
このデッキ回すのがくそほど簡単です。
最低限の知識があれば使えるくらいには簡単です。
なぜならこのデッキはマナ増やせばいいだけだからです。
とはいえどの対面でどのリソース札を使うべきかとか、色管理とか、フィニッシュプランはどれにするのかとか、考えることはありますので、赤緑アポロや赤単我我我のような飽きもありませんし、勝つことのできるデッキですので負けすぎてつまらなくなることもありません。
あと番号はふっていませんがかなり安いのも強みでしょう。
なんならamazonでクロニクルデッキをポチればすぐにパーツがそろいます。
安さと強さと難易度の低さという強みから、個人的にはじめてのデッキとして初心者の方におすすめです。
(ここ最近だといきなり強いシリーズとかドラ娘で新規増えますしね)
各カード解説
1.初動札
メンデルスゾーン、ボルシャック栄光ルピア、ボルシャックドラゴン/決闘者チャージャー
このデッキの初動札です。
このカードたちをマナの枚数とターンが許す限り使い回すことがこのデッキの重要な点です。
一応他のカードは環境によって変わることがありますが、基本的にこれら三種は確定で4投です。
2.メタカード
ボルシャックスーパーヒーロー/超英雄タイム、禁断竜王Vol-Val-8
一応のメタカードです。
ボルシャックスーパーヒーロー/超英雄タイムはありとあらゆるものを破壊できます。
下面は卍新世界卍、低コストタマシード、大半のメタクリ
上面はアンタッチャブル効果を無視できるため、異端流しオニカマスや同期の妖精/ド浮きの動機などなど
除去のカードとしてはかなり優秀です。
禁断竜王Vol-Val-8は除去耐性かつジャストダイバーということで
これが出たら基本勝てます。
またボルシャッククロスNEX/ボルシャック英雄譚や竜皇神ボルシャックバクテラスで並べたパワー6000以下を相手のクリーチャーごと砕けば、EXターンを取れます。
これによって赤緑ボルシャックでもトリガーケアができるようになりました。
3.受け札
ボルシャックドギラゴン
このデッキ唯一の受け札です。
こう聞くとかなり受けが弱そうに思えますが、実際はめちゃくちゃかたいです。
まずこのカードはボルシャックドラゴン/決闘者チャージャーで回収できます。なので基本的に手札に1枚はいます(あくまで体感)
また竜皇神ボルシャックバクテラスのお陰で、ボルシャックドギラゴンを出しながら横展開もできるようになったため、過去のボルシャックドギラゴンよりも出力が高いです。
また王来英雄モモキングRXから進化させると盤面を破壊しながら、相手のシールドをすべてふっとばすことができます。
単騎マグナムやハンデスに弱いという弱点はあるものの、受けにも攻めにも使える万能なカードです
4.フィニッシュ札
ボルシャックモモキングNEX、ボルシャッククロスNEX/ボルシャック英雄譚、ボルシャック決闘ドラゴン、竜皇神ボルシャックバクテラス
このデッキのフィニッシャーたちです。
回し方のときに話した通り、時と場合を見てどれでゲームを終わらせるか決めましょう。
ボルシャックモモキングNEXはコストの割に良い意味で見合わないフィニッシャーです。
マナを貯めずとも竜皇神ボルシャックバクテラスやボルシャック決闘ドラゴン、禁断竜王Vol-Val-8を持ってこれるのは流石に強すぎます。
とはいえどかなり運要素が強いので日頃の行いを良くしておきましょう。
ボルシャッククロスNEX/ボルシャック英雄譚は唱えれば基本勝てます。
とくに今では竜皇神ボルシャックバクテラスがいるので、ボルシャックドラゴン/決闘者チャージャーですら当たりになりえます。
また手札次第では最速4ターン目に唱えれる点も強さに拍車をかけています。
また上面も終末の時計ザクロックや終止の時計ザミュート、光牙忍ハヤブサマルの対策になるのもかなり強いです。
ボルシャックという縛りがあるからこそ許される出力です。
ボルシャック決闘ドラゴンはメタを貼られたときに活躍するカードです。
また多色7コスト以上のボルシャックなのでそのまま竜皇神ボルシャックバクテラスに革命チェンジできるのもかなり強いです。
こちらも要求値は高いものの4ターン目に着地可能なため速さも申し分ないです。
竜皇神ボルシャックバクテラスは先程述べたフィニッシュの方法、すべての着地点です。
これを出すのがこのデッキの最終目標と言っても過言はないでしょう。
これらのカードがこの赤緑ボルシャックというデッキのレベルを一段階上げてくれいています。
5.その他
王来英雄モモキングRX
非ボルシャックでありながら4投必須のカードです。
このカードによって赤緑ボルシャックは本来では他のデッキに劣る速度という強みを得ることができました。
先ほどボルシャッククロスNEX/ボルシャック英雄譚やボルシャック決闘ドラゴンの説明時に4ターン目に着地可能とお話ししました。
しかしその4ターン着地はあくまでメンデルスゾーン等の2ブーストできるカードを4ターン目までに2回使えた場合の話。
つまるところ要求値がかなり高いです。
またこのデッキの非進化クリーチャーで低コストとなるとボルシャック栄光ルピアしかいないという始末。
ボルシャックモモキングNEXの着地も進化元がいなければできません。
ですが王来英雄モモキングRXがいれば話が変わります。
このカードは何らかの初動札を使えば最速で3ターン目、遅くても4ターン目には使え、そのままフィニッシュへもっていくこともできます。
これによりこのデッキの速度は飛躍的に上昇。ボルシャックが抱えていた問題を一挙に片付けてくれたカードです。
入れ替え候補
ここからは基本的なリストでの入れ替え候補の紹介です。
まず初動札としてネオボルシャックドラゴン/ボルシャックゾーンと爆龍覇グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」です。
まずこれらのカードは初動札との入れ替えでなく初動札の追加として別カードとして入れ替えます。
入れ替えるカードとしては王来英雄モモキングRXや禁断竜王Vol-Val-8らへんでしょう。
爆龍覇グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」はハンデスが横行するような環境であれば入れてもよいでしょう。
しかしこのデッキのサポートを基本的に受けれないのでご注意してください。
ネオボルシャックドラゴン/ボルシャックゾーンは基本的にサポートは受けれる代わりに少々カードパワーが落ちます。
これらに注意して環境を見ながら入れ替えましょう。
続いてメタカードとしてはコッコ武ルピア、ボルシャックガラワルド、ボルシャック秘伝ドラゴンになります。
これらのカードはメタを除去する術を持ちながら他に別の行動をとれる、というカードとなっています。
入れ替え候補としてはボルシャックスーパーヒーロー/超英雄タイムか禁断竜王Vol-Val-8になるでしょう。
コッコ武ルピアはサガ環境で大活躍した墓地メタカードです。
ただしボルシャックサポートは受けれないためよほど墓地利用最強環境じゃない限り入れなくてもよいでしょう。
ボルシャック秘伝ドラゴンはアタックチャンスで踏み倒しが可能でありながら、マナ加速任意マナ回収、マッハファイターによる除去、竜皇神ボルシャックバクテラスがいれば追加打点になれるなど結構万能なカードです。
ちなみにアタックチャンスは召喚なんで一部メタを貫通します。
しかし器用貧乏ゆえにその他のカードに負けてしまっているところがあるため、入れるかは好みとかになりそうです。
ボルシャックガラワルドは自身で軽減を持ちつつ素でSAを持ちながら、除去、ドローができる便利なカードです。
このカードはむしろ採用しない理由が環境にあってないくらいしかないのでいつかスタメンになってるかもしれません。
続いて受け札でボルシャックNEX/スーパースパークです。
正直くそ強いです。
特に下面の全タップ黒緑アビスや黒単アビスなど横展開をするデッキに強く刺さります。
ですが赤青マジックや青黒コンプレックス、巨大天門に刺さらないためそういった点から現環境ではあまり採用しないカードです。
ですが上面下面無駄がなく強いので採用するのは全然ありだと思います。
最後にフィニッシャーとしては聖竜ボルシャックウルフェウスです。
王来英雄モモキングRXから出す強力なフィニッシャーで、このカードを使えば最速で3ターン目にボルシャッククロスNEX/ボルシャック英雄譚を唱えることができます。
ですが速いだけなんでメタに引っ掛かりやすく、要求値が高いので入れたい人だけ入れましょうって感じのカードです。
赤緑ボルシャックというデッキは基本的な構築を崩さなければどボルシャックとのかみ合わせ次第でいろいろ採用可能なので、使い手自身が環境を読みながら自由に入れ替えてみましょう。
実戦において
ここからは赤緑ボルシャックが実戦でどのような感じなのかをお話していきます。
環境デッキとの相性
一応ここでの環境デッキは
直近のCS入賞数グラフに名前が載っている(執筆時)
世間的に環境上位だといわれている(執筆時)
を基準に選定します。
今回だと
黒緑アビス
赤青マジック
青黒コンプレックス
アナカラーDOOM
グラスパーループ
巨大天門
で見ていきます。
有利対面
グラスパーループ
五分対面
赤青マジック、黒緑アビス
不利対面
アナカラーDOOM、青黒コンプレックス、巨大天門
こんな感じになります。1つずつ見ていきましょう。
有利対面
グラスパーループ
現環境ではっきり有利といえるデッキです
理由はシンプルで相手が7マナ貯めるまでに殴り切ればよいからです。
ただし相手の受け札や自身の下振れで負けることはあるにはあるので油断は禁物です。
五分
赤青マジック、黒緑アビス
現環境の3大トップのうちのふたつです。
3ターン目のビックアクションがあまりにも強すぎるデッキで現代デュエマの高速化を象徴するようなデッキです。
しかし黒緑アビスはフィニッシュまで時間がかかる点とハンデスによる時間稼ぎという点が、
赤青マジックは全体的なパワーラインの低さ
という点からそれらのデッキにアプローチできます。
とくに黒緑アビスのハンデスは赤緑ボルシャックのトップ解決力とボルシャックドラゴン/決闘者チャージャーで乗り越えられます。
また赤青マジックは単騎マグナムが出てくる状況以外では上振れ次第で全然乗り越えられます。
明確に不利有利はつかないものの同じ土俵に立てる対面です。
不利
アナカラーDOOM、青黒コンプレックス、巨大天門
この3つは基本的に勝てません。勝てる時があったとしてもかなり苦戦します。
まずアナカラーDOOMと青黒コンプレックスはボンキゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにありがかなり重いです。
ボルシャックスーパーヒーロー/超英雄タイムの下面でしか除去できないうえ、横に基本同期の妖精/同期の動悸がいるため除去が困難です。
またアナカラーDOOMでは終末縫合王ザ=キラー・キーナリーが
青黒コンプレックスではDARK MATERIAL COMPLEXが
ボルシャックドギラゴンを貫通してくるため基本的に待ちの姿勢ではアウトです。
この二つのデッキには基本的に先に動けるだけ動くことを意識しましょう。
巨大天門は正直な話、完全にお手上げです。
自分のマナが伸びきるまでに∞龍ゲンムエンペラーが出てこないこと、できるだけヘブンズゲートや水雲の聖沌5u170uを踏まないことを祈っておきましょう。
その他のデッキへの対応
ここからはその他のデッキについて
まず雑多なデッキにはボルシャックという縛りの元成立しているカードパワーで押し切ることができます。
なので硬くならずリラックスして相手をしましょう。
ですがメタカード等は的確に状況を判断して除去していかないと後で詰むような状況になることがあります。また受けの堅いデッキには若干不利が付きます。
それらの点に注意していけば勝てるでしょう。
個人的に意識すべきデッキはマトリクスループ、ラッカゴスペル、フィオナアカシックリペア、デシブコ魔道具、アナカラージャオウガ、ゲイルベスパーなどでしょうか。
大会において
先ほど述べた通り赤緑ボルシャックは雑多なデッキに勝てるデッキです。
昨今の環境では黒緑アビス、赤青マジック、青黒コンプレックスの三大巨党以外は入賞数がばらついており、大会等ではどのデッキに当たるのか予想するのも困難です。
実際以前行ったCSでの対戦表がこんな感じです。
そういった点から明確な不利が付くデッキ以外なら勝ちやすい環境となっています。
現在のCSでは赤緑ボルシャックの通りはかなりいいと思います。
(正確に言えば赤緑ボルシャックがというよりはカードパワーの高いデッキが勝ちやすいという感じ)
まとめ
さて、長かった解説もそろそろ終わりです。
今回の解説をざっくりまとめると
めちゃくちゃ簡単なデッキでありながら、今の環境で強く出れる。
だから初心者にもおすすめ
こんな感じですね。
実際大会、フリー対戦ともに活躍できるのでぜひ握ってみることをお勧めします。
次の解説は赤単我我我の解説を予定していますのでX(旧Twitter)とnoteのフォロー、よろしくお願いします。
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