"No Day But Today" 「RENT」に私が最初にであった話

525,600分-FiveHundred TwentyFive Thousand SixHundred Minute-

これは一年を分換算したもの。
一年をこう数えるととても長い時間と感じる。
過ぎてしまえば短いのだけど。

この「一年をどう数えるか、どう生きるか」を
考えさせられるミュージカル「RENT」ですが、ハリウッドで映画化し、日本国内でも上映が行われました。
今はDVD&Blu-rayの市販ソフトおよびいくつかの映画配信サービスにて視聴が可能です。

この作品はいきなり舞台版を見ると難しいので、映画で予習しておくと良いかと思います。
嬉しいことに映画版はほとんどのキャストがオリジナルブロードウェイキャストが演じています。
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私がこの「RENT」という作品に初めて触れたのは確か1999年。
TM NETWORKのメンバーでもあり、ヴォーカリストでもある宇都宮隆がこの作品の日本語版の主役"ロジャー"を演じた。(語り手という意味の主役はマークなんだけど)

TM NETWORKのファン仲間でウツファンの友人に誘われ、初めて観たRENTは・・よくわからなかった。

オリジナルのブロードウェイ公演では学生などお金に余裕のない方のためにLottery Ticketというものがあって、(当初は先着だったが)抽選で最前列を20ドルで観られる制度があり、これを各国語版やツアー公演でも踏襲しています。

1998年1999年の公演はBreakthrough Musicalと題していた関係で、この抽選席がブレイクスルーチケットと呼ばれ、友人とともに抽選にチャレンジしたら当たってしまい、初鑑賞が最前列となった。
これに当たらなかった場合はS席を買うつもりでいたのでお財布的には助かった記憶があります。
(東宝製作版以降はエンジェルシートと呼ばれています)

1999年のジャパンキャスト公演時に初めて当選したブレイクスルーチケットの券面

全体的なストーリーはステージに近すぎて部分的にしか視点がいかないためあまり理解できなかったけど、途中、舞台と観客が一つのシーンを創り上げているところがあったりしてなかなか面白かった。

結局そこではまってしまい、通算で最低10回は行ったとおもう。ブレイクスルーチケットも何度か当たった。

ついには本場アメリカのブロードウェイで公演中のメンバーの来日公演やガラコンサートにまで行きました。。必死に働いてお金貯めて^^;

それまでにも舞台やミュージカルはたまに観たことがあったけど、私はこの「RENT」で初めて出待ち(?)を経験した。

楽屋口前は毎回公演後に人がいっぱいいて、出てくるキャストを待ちかまえている。
キャストはよほど急いでいない限り、サインや写真などに快く応じてくれる。
(ウツはナーバスになっていて応じてくれることはあまりなく、そそくさと帰っていた)

ジャパンキャストは、人によりけりだったけど、来日公演のときは「時間大丈夫?」とこちらが聞きたくなるぐらいサービスが良かった。

2003年来日ツアーの時の出待ち風景

1999年の「RENT」ジャパンキャスト版では、語り部役ともいえるマーク役に山本 耕史、主役のロジャーが前述の宇都宮隆、ヒロインのミミ役にVガンダムの後期ED曲「もう一度TENDERNESS」でお馴染みKIX-Sの浜口司(TSUKASA)、モーリーンの彼女のジョアンヌ役に現在名前が多少変わってドリカムのコーラスなどをやっていた浦島 りん、など実力派が揃っていました。
他にもコーラスグループVOX-IVのメンバーが端役をやっていたりとか。

ベニーという、どっちかというと嫌なヤツ役をやっている泉見 洋平さんのライブに行ったことがあり、ゲストに高木ブーさんが来ていたのが印象に残っています。

(2006年にブログに投稿していた記事を加筆修正してあります)

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