【毎日映画_0065/1000】10/7_『宮本から君へ』
映画1000本観るか1000回観るか
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『宮本から君へ』(2019)
監督:真利子哲也
脚本:真利子哲也
主演:池松壮亮
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〈ストーリー〉
笑顔がうまくつくれない、気の利いたお世辞も言えない、なのに人一倍正義感が強い超不器用な人間・宮本。
宮本は、自立した女・靖子と恋に落ち、ひとときの幸せに包まれる。
しかしそんな2人に人生最大の試練が立ちはだかる。
愛する人のため、宮本が「絶対に勝たなきゃいけないケンカ」に挑む。
〈感想〉
打ち上げ花火下からとか横からみたいな出だしでしたが、映画1000本観るって話、いや、1000回でもいいのか?
いやいや、そんな言い訳なしで2回観て2回感想書こうと思った映画もあるってことですよ。またも宮本です。
2回目はこちらに参加させていただきました。
長老、お誘いいただきありがとうございました。
1回目よりは多少客観的に観れるかなと思ったのですが、まだまだ全然、おんなじトコで泣いたりしました。
今回の一番の楽しみは、終わってからの感想会。そしてそこでの一番の驚きは、、男女の感想の明確な差!(と思ったのですが、参加者の皆さん、いかがでした?)(男5女4)
宮本自身、世界を敵に回しても守らないといけないものがあると言っているんですが、(なんと靖子も含む)
ボクは中二なので、そこに胸アツになって、羨ましいと思って、自分も!って魂をもらえたりしたんですが、
女性陣、まぁ言われた通り敵!(と思えるほど。「強烈すぎな部分を持っていて私はイヤ」「実際いたら仲よくなれない」みたいな感想多し)
何かに飛び抜けたり、盲目的になったりすることに憧れちゃったりする少年おっさんと違い、皆さん、冷静でございました。
俺だって世界を敵に回しても守りたいもんがあるんだぜっ!!!って、優しい味方な皆さんと、キャッキャしながら感想言い合っちゃうのでした。
宮本から一番学んだのは「覚悟の本気度」(縦軸)なんですが、男女でこれほど感想が変わってくる理由を考えてみるに、
「覚悟の数」(横軸)なんじゃないかと。
男って、(あ、また長老に怒られるので、)ボクって、
ひとつの突出した何かに憧れる傾向があります。
これは、何事も器用にこなしてきた過去の自分が嫌いという一因があるのですが、
女性は、(あ、今回ご一緒させていただいた女性の皆さんは)
何事も同時並行に考えられるマルチタスクな面々で、それぞれの事象に対して覚悟を持ったり持たなかったりして取り組めるため、その件について広い視野で冷静に判断ができるのかなーと。
つまり、自分はシングルタスクの単細胞で、そのトップランナーが宮本で、その背中が眩しいと。
いや、宮本こそ考えてるかな?
相手のため→そう考えている自分が好きなだけでしょ?
のループにいつも鬱ぎ込んでいる自分は、
宮本の、
お前といるときの自分が好き
→そんな最高の自分がお前を幸せにする
に凹まされるのです。
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