【毎日映画_0066/1000】9/1_『L.A.コンフィデンシャル』
わけあってサスペンス見始めました。まずは、
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『L.A.コンフィデンシャル』(1997)
監督:カーティス・ハンソン
脚本:カーティス・ハンソン
主演:ガイ・ピアース
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〈ストーリー〉
1950年代、マフィアのボス逮捕による暗黒街の混乱、酔った警官がメキシコ系移民の容疑者に暴行した「血のクリスマス」事件など、ロス市警の評判は悪化していた。
そんな中、カフェで元刑事を含む6人が惨殺された「ナイトアウルの虐殺」事件を捜査する3人の警官が、捜査を進めるうちに警察内部の腐敗に直面し、それぞれの正義と向き合う話。
〈感想〉
警察の偉い人って、だいたい悪者ですよね、って刷り込み、なんの映画からお決まりになったんでしたっけ?
なんかこの映画だったような気もしてます。
さて、わけあってサスペンス映画をたくさん観ようと思っているのですが、まずは「サスペンス」ってなんでしたっけ?
ってとこから。
Wiki さんで見てみると、
「ある状況に対して不安や緊張を抱いた不安定な心理、またそのような心理状態が続く様を描いた作品」
とあります。
つまり「この先どうなるんだ?」的なものはほとんど、ってことですよね。
事件もの推理ものはもちろん、ホラー、受験もの、ドッキリ企画、なんなら人生、と、屁理屈言ってないで、L.A.コンフィデンシャルです。
キャラクターの二面性を描く場合、最悪の中の善をつくるのが最近の流行りのように思うのですが、(『ジョーカー』とか?まだ観てないけど)
この映画は、「善の中の悪」をうまくつくってるなーと思いました。
いずれにしても、キャラクターがそれぞれ、2つの心を持っていることで、いつ何時、どちらに転ぶかわからないという不安や緊張、不安定な心理が発生するのだと思います。お、サスペンス!
だとしたら、現象に選択肢があるだけで、心持ちとしては一択の場合は、サスペンスと呼ばないことにしようと思います。
受験やドッキリ企画はサスペンスじゃないってことにしましょう。
シナリオのゼミで習ったことのひとつに、
「強いキャラクターをつくるには「◯◯すぎる」という性格をつける」というのがありますが、
「善悪の二面性を持たせる」というのも追加し、深みを出すことにします。
そりゃ一面的なキャラでは話が面白くないぜ!と思ってたら、
『ドラゴンボール』の孫悟空とか、100%善なのに、メチャメチャおもろい漫画ってあるなーと。
キャラクターづくり、奥深し、です。
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