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【毎日映画_0048/1000】8/17_『クヒオ大佐』

吉田大八監督作品第二弾。ごっつええ感じでいうところの、Mr. BATER の話。

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『クヒオ大佐』(2009)

監督:吉田大八
脚本:香川まさひと
主演:堺雅人
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〈ストーリー〉
弁当屋の社長・しのぶは、クヒオ大佐に騙されている。
クヒオ大佐が、いつものようにしのぶを呼び出そうと電話をかけ話し始めると、相手はしのぶの弟で、アメリカ人ではないことや、結婚詐欺師であることがバレてしまい、金を返せと詰め寄られる。
金をなんとかしようと、銀座の女や博物館の女を騙そうとするがうまくいかず、ついには・・・という話。

〈感想〉
詐欺を働いてもいいかもしれないと思った。

もちろんお金を騙し取るとか犯罪だし、詐欺でしたとわからせて相手を貶めることは以ての外なんだけど、
「本当になるまで嘘をつき通すことは」もしかしてもしかすると、どちらも幸せになる可能性もあるんじゃないかと思ってしまった。

ちょっと話がずれるけど、よく問題になる番組のやらせ・演出問題。これだって、いわゆる嘘なんだけど、視聴者が笑えるまでつき通すなら、もしかしてもしかすると、いいんじゃない派だったりします。

映画のクライマックスで、弁当屋の社長・しのぶが、本当は騙されてたの知ってて、それでも、みたいなシーンがあって、それに対するクヒオ大佐が、騙してたのがバレるのを取り繕ってる表情から一変、嘘が誠になったんじゃないか、って表情するところがあるんです。
これ観て、ついていい嘘の存在を肯定する気持ちになったんですけど、皆さんはどう思うかなぁ、ここ観てもらって感想言い合いたいです。

やっぱり雄弁は銀、沈黙は金、みたいなもので、
嘘は銀、正直が金、なんでしょうかねぇ。


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