【毎日映画_0080/1000】1/1_『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)
ーーーー
ドラマ/コメディ
監督:ウェス・アンダーソン
主演:ジーン・ハックマン
ーーーー
父はB型で自分勝手。鍋も焼そばもステーキの焼き加減も、テレビのチャンネルも、家族誰にも触らせません。
ボクのやる事なす事否定してくるし、あまり気が合わない。
だから今年も、実家に帰らず家でテレビを観て過ごしている正月です。
ロイヤル・テネンバウムさんも、どうやら自分勝手を満喫されているらしく、浮気して離婚、破産してホテル暮らし、なんとも天真爛漫なお父さんみたいです。
しかしロイヤルさん、家族と離れ22年、あと6週間の命と嘘をついて、また家族に近づいてくるではありませんか。
「家族を取り戻したい」と。
いくら家族とはいえ22年も音信不通だと、取り返しのつかないくらいの溝になるってことみたいです。
その溝を少しずつ少しずつ埋めていくハートフルコメディ。
自分の父親だとよくわからなかったものが、他人の父親を通してみると冷静に考えられることもあって、珍しく家族について考えた年始めでした。
一緒にいても離れていても、他人と違って関係性は一生変わることなく、どうせ影響し合ってしまうのが家族なら、そのときそのときでチューニングできるように会って話しとくのもいいかもなと。
正月のタイミングは逃したのですが、今年はどっかで実家に帰って聞いてみようと思います。
おい父よ、もしかして少し寂しかったりするのかい?と。
家族でこれだったら他人なんてもっとだと思うので、たまーにドカンと連絡するんじゃなくて、ちょっとずつ、頻繁にやり取りさせてもらおうかなと思った次第です。
本年もよろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?